イランという国で
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2011年 04月 17日 |
 こちらに住んでいて感心することと呆れることの一つが、「根本的な解決をしない」ということです。

 光熱費などへの補助金がカットされ、ノウルーズ前に私の住んでいるアパートにやってきたガス料金の請求書は、昨年の70万リヤールから450万リヤールに一気に値上がりしたとのこと。
 3フロアー3所帯のアパートで、この請求額を3で割った金額がそれぞれの所帯の負担となるのですが、2ヶ月で150万リヤール(1万2千円くらい)というのは、イラン人公務員以下の所得で生活している身にはつらいものがあります。
 私よりも収入が多いはずの大家さん一家もこれはたまらんと思ったのか、抗議を行ったとのこと。どうなったのかと思ったら、「分割払いでもいいよ」という政府の回答だったとか。分割払いをしている間にまた次の請求が来るじゃないかと、テヘラン市民は怒っているとのこと。とりあえず、私への請求はまだ来ていないのでまだもめているのでしょう。
 私にとって不思議なのは、こうなることはあらかじめ分かっていたのに、何の対抗措置も取っていなかったテヘラン市民の方なのですが。「補助金をカットする代わりに現金を渡すので、自分でコントロールしなさいよ」というのが補助金カットと支給金の意味だったはずなのですが、現金をもらって嬉しくなってしまい、後のことは考えなかったのだろうなあと思った次第なのでした。

 また、このガス料金にショックを受けたのか、大家さんが暖房を止めてしまいました。
 私のアパートはイランでよく見られる「シュファージュ」という暖房で、ボイラー室で温めた温水を各部屋で回すことによる暖房方式です。
 このボイラー室の運転を止めてしまったらしいので、私も部屋のシュファージュの栓も閉めました。
 その翌日のことです。部屋に四カ所あるシュファージュの元栓から水漏れがしていて、部屋の床が水浸しになっています。どうやら元栓が古くなっていて水漏れしてしまったようです。
 慌てて大家さん宅に駆け込み、修理してもらおうとしてもらったところ、じゃあ、ボイラー室の大元の元栓を止めるから、とのこと。確かにそうすれば水は止まるでしょうが、根本的な解決にはなっていません。来年また同じことを繰り返すことになるはずです。

 ノウルーズ中、国内を調査のために旅行していたのですが、あるホテルでのことです。某英語旅行ガイドブックに「古代の(ancient)ホテル」と書かれるほど古いホテルに二晩泊まりました。
 部屋の鍵を外から開けることはできますが、中から閉めることができません。ガチャガチャと鍵と格闘し、閉めることができたと思ったら今度は開けることができなくなってしまいました。
 外に電話をし、助けに来てもらったのですが、「外からなら閉まるのなら」ということで、ドライバーを取り出し、鍵を取り外し、中と外が逆になるように取り付け直してしまいました。
「これで中から閉まるだろう?」
 確かに、中から閉めることはできるようになりましたが、今度は外から閉められないだろう?鍵を修理するとか、新しいものに取り替えるとかした方が良くないか?と、ちょっとがっくり来てしまったのでした。

 こういうことにはあちこちで遭遇します。
 とりあえずその場をしのぐ、という意味ではとってもたくましい人たちなのだけど、根本的な解決にはなっていなくて問題を先送りしているだけなのだよなあと、思わずにいられなかった次第なのでした。

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by sarasayajp | 2011-04-17 03:35 | イラン人 |
2011年 04月 12日 |
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 3月末のマーザンダラーンで。

 つい数日前まで雪も降っていた寒いギーラーンから移動してきて、同じカスピ海岸沿いでもずいぶんと違うものだと驚いたのでした。

 日本も桜の季節を迎えていると思います。
 春が明るさをもたらしてくれることを願います。

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2011年 04月 08日 |
 3週間に及ぶ調査旅行からテヘランに戻り、授業再開、だったのですが、この春休み中にイラン国内でどういう報道が行われていたのか(旅行中はテレビをほとんど見ていなかった)、「サーレ・ノウ・モバーラク」の次に「日本は大変だね。大丈夫?」と心配の声がかけられるのは旅行中と一緒でしたが、「東京で化学物質に汚染された人に近づくと、その人も汚染されるんでしょ?日本に帰ったら大変じゃないの?」という人がちらほらいることにびっくりでした。

 もし放射性物質(これと「化学物質汚染」は違うと思うのですが、イランでは同じに報道しているらしい)が身体や衣服についたとしても、(今のところは)衣服を脱いだり拭いたりすれば済む程度ですよ。それに、放射線は時間と共に減るのですよ、と説明したのですが、何となく納得してもらえません。
 で、こうした問題について書かれたものを読んでもらおうと思ったのですが、なぜか、こうした問題を扱ったサイトの一部が閲覧禁止となっています。
 とりあえず、イランでも閲覧できるサイトの中でも良くまとまっているのがこれでしょうか。

 http://smc-japan.sakura.ne.jp?p=956

 今、東京外国語大学や様々な学会が、風評被害を防ぐために正しい情報を発信しようと、各国語による情報発信をしようと努力しています。こうした活動は絶対に必要なのだと感じた次第でした。

 そういえば、閲覧のできたサイトからの情報によると、湿原保護のラムサール条約で有名なイランのラームサルは、10.2mSv(=10,200μSv)の放射線を1年間で浴びているとのこと。世界的な平均はというと、1年間約2.4mSvとのこと。
 日本のことをどうこう言うなら、ラームサルに住むのだって危ないことになりますよ、と言ってやろうかとついつい意地の悪い気分になってしまう今日この頃です。

 一回で100mSV以上の放射線を浴びると危険といえるとのことなので、そのようなことが起こらないよう、原発で作業にあたっている方々には無理のない程度にがんばっていただき、関係機関にはきちんと情報を開示してほしいと思うのでした。

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by sarasayajp | 2011-04-08 15:48 | いろいろ |
2011年 04月 05日 |
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سال نو مبارک باد

امیدوارم که سالهای خوش در پیش داشته باشد


 調査旅行のため、三週間ほどイラン人が地名を訊くと思わず遠い目をしてしまうような場所ばかり回っていました。

 イランにおいても日本においても、春の訪れが希望をもたらすものでありますように。
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by sarasayajp | 2011-04-05 03:22 | いろいろ |
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