イランという国で
sarasaya.exblog.jp
  ブログトップ
<   2011年 02月 ( 2 )   > この月の画像一覧
|
|
2011年 02月 16日 |
 今日は、修士課程の入試が行われるとかで授業が中止になってしまいました。

 ちょうどいい機会だから、先日し損ねた両替をしようと、再びエンゲラーブ方面へ。
 乗り合いタクシーで乗り合わせた男性が、「今日はエンゲラーブは封鎖されていないよね?」と運転手に確認しています。
 運転手は、「自分はエンゲラーブから来て、その時は何もなかった」というので、一同一安心。
 ところが、テヘラン大学近くなったところで警察車両が道路を封鎖しています。ここから先は通行止めだから歩けとのこと。
 周囲を見れば、受験生らしき大学生も多く歩いていますし、これなら大丈夫かとエンゲラーブ通りまでてくてくと歩くことに。
 エンゲラーブ通りに着いてみると、交差点にびっしりと警官と警察車両がいて、道路を封鎖しています。とりあえず、バスは動いているようなので、そこにいた責任者らしき人に、「フェルドウスィーまで、バスなら行けますか?」と尋ねると、バスで行けとのこと。
 バスに乗ってフェルドウスィー広場方面へ向かう(西から東へ)と、デモ隊が正面からやってきます。
 バスの乗客一同、「ムーサヴィー派?それとも?」と確認しています。
 イラン国旗やら、イマーム・ホセインの名前入りの旗、「ムーサヴィーに死を ハータミーに死を」というプラカードやらを掲げた、ひげの濃い男性たちやチャードルをぴっちりと着込んだ女性たちという、どう見ても体制派の人たちによるデモです。

 一時帰国から戻って二度の外出で二度デモにあたるというのも何だかなあという感じです。まあ、体制派デモなら発砲されたり、混乱が起こってどさくさ紛れに拘束されるということもないと思うのでまだ心配は少ないのですが。

 現政権の恩恵を受けている人も案外多いですし、体制に不満を持ってはいても、体制が変わることで社会が急激に変化することを好まない人も多いのは確かです。
 そんな中、このままもみ合いながらどこかに落としどころを見つけるのか、一気に体制の交替まで持ち込むのか。
 ベビーブーム世代が雇用問題にさらされている状況なので、これを解決しない限りは社会は安定しないのだろうとは思います。一党独裁で一度も選挙を行ったことがない中国を見て思うのですが、自由よりも仕事なのかなとも思うところです。

 革命記念日やエジプトやチュニジアの余波なのか。
 これがこのまましばらく続くのか。
 外国語学部の目の前には大学寮がありますし、大学本部はエンゲラーブ通りに面しています。授業を担当している学生には、体制派も反体制派もいます。
 目の前で起こっている出来事が気にならずにはいられない今日この頃なのでした。

人気blogランキングへ
[PR]
2011年 02月 15日 |
 所用のためしばらく一時帰国をしていました。

 昨日、午前中にテヘランに到着。荷物を置いてそのまま大学へ。

 大学でいくつか用を済ませて、両替のためエンゲラーブ広場方面へ。

 途中、ひどい渋滞で乗り合いタクシーが進まず、また、大学周辺に学生などがずいぶんとうろうろしていて、何となく変な雰囲気です。
 エンゲラーブ通りに出ると、警官がびっしりと立ち、歩道をぎっしりと人々がアーザーディー広場方面へと歩いています。
 革命記念日は終わったはずだし、何事?とびっくりしていたら、銃声までしてきます。
 大統領選挙後に流行った「アッラーフ・アクバル(アッラーは偉大なり)」の叫びを上げる若者に、それを制止しようとする警官たち。
 増援のため、あちこちから集まってくるバイクに二人乗りをした武装警官。

 これはどう見ても反政府デモだなあと思うと同時に、これは早々に退散しなくてはと頭の中に赤信号が点ります。
 まだ大規模な衝突にはなっていませんし、デモとはいってもスローガンを掲げたりしているわけではなく、ただ一方向に向かって雑然と歩いているだけなので大丈夫だとは思うのですが、外国人がそんなところをうろうろしていたらどんな言いがかりをつけられるか分かりません。
 ということで、デモが行われているアーザーディー通りからエンゲラーブ通りを避けて、一路北へ。

 ふと気がつくと、私の斜め後ろを歩いている人が、「撮るな。撮るんじゃない」と大声を上げています。なにかと思ったら、デモの参加者の様子を撮影しているバスィージ(民兵)のビデオカメラがこちらを向いています。

 チュニジア、エジプトの運動を嬉々として報道していたイランですが、こちらだって火種は抱えているのだよなあと改めて感じずにはいられなかったのでした。

 人気blogランキングへ
[PR]
ページトップ
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Yuzuki Skin by Sun&Moon