イランという国で
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2010年 02月 24日 |
 金曜日からテヘランの天気は不安定で、時折雷雨に襲われています。昨夜は強風を伴う雨で、また雨漏りをするのではないかとはらはらしてしまいました。
 それにしても、二重サッシに取り替えてもらってから二三年は何ともなかったのですが、ふと気がつくと窓枠と窓の間に隙間ができているというのはどういうことなのでしょうか?アパートが年々ゆがんでいるということなのか?と、少々不安になってしまいました。

 ずっとこぼしていることですが、雨が降ると停電したり電話が止まったりするのはどうにかしてほしいなあと思うのです。しかし、イランの人たちにとっては、年間数日しか降らない雨雪のことは別に考慮をする必要がないようです。雨漏りがするから隙間をふさいでほしいと言うと、「何か布でも置いておけばいいでしょ?」と言われて終わりです。

 とりあえず、今度休みができたら、シリコンを買ってきて、隙間埋めに励まなくてはいけないようです。でも、一番大きな、窓と窓枠の隙間はどうしたものかと悩むのでした。

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2010年 02月 17日 |
 ギーラーンで気に入っている食事の一つ。

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 シャーミー。

 ぱっと見、煮込みハンバーグのような感じですが、まあそんな感じかもしれません。ただ、肉だけではなくつぶしたジャガイモや豆が入っているとのこと。ギーラーンの料理とのことでテヘランではまず見かけませんし、手間がかかるのでギーラーンでさえ、食堂やレストランではほとんど見かけません。写真のものは調査の行き来にはほぼ必ず立ち寄る、最近すっかり常連になってしまった街道沿いの食堂のもの。

 大学で食事の話になり、「シャーミー、好きなんですよね〜」と言ったところ、「シャーミー、知っているんですか」という反応と、「え?何ですか、それ?」という反応に分かれたところを見ると、イラン国内でもそれほどポピュラーとは言えない料理なのかもしれません。

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2010年 02月 15日 |
 2月11日の革命記念日、12日の金曜日、13日の預言者ムハンマドの死去とシーア派第2代目イマーム・ハサンの殉教記念日と三連休。そして15日は12イマーム・シーア派第8代目イマーム・レザーの殉教日。間に挟まった日曜日も大学は「授業はなし」とのこと。まあ、学生が来るとは思えないので当然の措置ではあります。ということで、5連休の真っ最中です。

 5連休とはいっても私の場合、調査に出かけるので休みにならないのですが。

 革命記念日は大荒れになるのでは?とも予想されていましたがそれほどでもなかったようです。テヘランにはいなかったので局地的には色々あったのかもしれませんが、私の友人・知人の話からはそれほど大きな衝突はなかったようです。地方では粛々と革命記念行事が行われていました。私が行っていたカスピ海岸地方では雨だったので盛り上がらなかったようですが。

 週の半分くらいはカスピ海岸のギーラーン州にいるのですが、こちらはテヘランに比べると少し食の楽しみがあるのが助かります。三日間滞在して昼食と夕食に同じメニューを選ばずにすむというのは、ペルシア湾岸とギーラーン以外では考えられません。テヘランでは、お金に糸目をつけなければそれはそれで色々あるのですが、普通の食堂でおいしいものが食べられるという意味では、ギーラーン州の方が上かなあと思います。

 今ちょっと気に入っているのが、料理もそうなのですが、料理と一緒に出てくる付け合わせというか、まあ、そういったものなのですが、これです。
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 ちょっと写真がピンぼけで申し訳ないのですが、手前のタマネギではなく、奥にある白い太い拍子切りにされたものがそうです。
 これは「とろぶ」と呼ばれるギーラーンにだけ見られる野菜だそうで、一種の大根のようなものです。これをさくさくっと切って生で食べるのがこちら流だとか。日本の大根に比べると辛みがなくてあっさりとしているので、生でぽりぽりと食べるのがちょうど良いようです。
 他に料理法はあるの?と聞いてみたら、「生で食べるのが普通だけど、ジャムも作る」とのこと。

 大根のジャム…

 ちょっと想像がつきませんが、おろしたあるいはみじん切りにしたとろぶを幾種類かの香料と一緒に甘くジャムにしたものなのだとか。説明を聞いてもやっぱりどんなものなのか想像がつきません。

 食堂やレストランだけを食べ歩いていると分かりませんが、地方の家庭の味ははやり奥深いものがあるようです。
 ちょっと写真がピンぼけで申し訳ないのですが、手前のタマネギではなく、奥にある白い太い拍子切りにされたものがそうです。
 これは「とろぶ」と呼ばれるギーラーンにだけ見られる野菜だそうで、一種の大根のようなものです。これをさくさくっと切って生で食べるのがこちら流だとか。日本の大根に比べると辛みがなくてあっさりとしているので、生でぽりぽりと食べるのがちょうど良いようです。
 他に料理法はあるの?と聞いてみたら、「生で食べるのが普通だけど、ジャムも作る」とのこと。

 大根のジャム…

 ちょっと想像がつきませんが、おろしたあるいはみじん切りにしたとろぶを幾種類かの香料と一緒に甘くジャムにしたものなのだとか。説明を聞いてもやっぱりどんなものなのか想像がつきません。

 食堂やレストランだけを食べ歩いていると分かりませんが、地方の家庭の味ははやり奥深いものがあるようです。
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道路脇で売られていたトロブ。買って帰って手羽先と炊いてみたが案外おいしくなく、やはり生で食べるものなのか、とちょっとがっかり。でも漬け物にしたのはおいしかった。


 ちなみに、イランで一世を風靡した「おしん」に出てくる「大根飯」。イランに大根はないからどう翻訳しているのかなと思っていたら、「とろぶちぇ」の入ったご飯となっていたようです。「とろぶちぇ」はラディッシュのこと。「とろぶ」の方が大根に近いと思うのですが、全国に流通しているものではないので誰もが知っているであろう「とろぶちぇ」になったようです。

 もう一つちなみに、「とろぶちぇ」とは「小さなとろぶ」の意味。

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2010年 02月 10日 |
 この土曜日から新学期が開始。
 とはいえ、来週に大型連休があるため、地方の学生の大半は大学に来ておらず、それにつられてテヘランの学生たちもほとんど出席しないという頭の痛い状況です。
 学期の最初の2週間がこれで、ノウルーズ休みの前後2週間も出席はあてにできず、期末試験前の2週間も大半が欠席する、という状況では、ノルマとされる16回の授業が成立させられるのかどうか、今から心配です。

 その来週の連休ですが、まずはイランではビースト・ドッヴォメ・バフマン(バフマン月22日)と呼ばれる革命記念日です。
 例年この日は革命を賛美するために大デモ行進が行われるのですが、今年はそこに改革派によるデモ等が行われるのではないかということで、政府はこの一週間ほどネットに対する規制を厳しくしているようです。おかげで、flashを使った画像が見づらかったりとか、Gmailやyahooメールへの接続ができない時間帯があったりとか、少々面倒なことになっています。それでも大統領選挙前後に比べるとずいぶんと緩いようには思うのですが。

 それにしても、修士課程ではレポートをたくさん課したため、そのチェックをしてもしても終わりません。かなり安易にコーピー&ペーストをする人もいるので、どこからコピーしてきたのかいちいち確認を取らなくてはならないので一苦労です。
 でも、ある先生から、「昔は手書きのレポートをいちいち確認していたのですから」と諭され、確かに、簡単にコピー&ペーストできる代わりにこちらも簡単にそれを検索できるのだものなあと技術の進歩に感謝する日々なのでした。

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by sarasayajp | 2010-02-10 08:45 | いろいろ |
2010年 02月 06日 |
 文化遺産・観光庁によってきれいに修復されたヤフチャール。

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 イラン各地に残るヤフチャールの形式から見てもこんなもんかな、とは思うのですが、以前のぼろぼろだったころの状態からこの形になるかなあ?と思ってしまうのも事実で。
 ということで、以前の写真を探したのですが、なぜか見つかりません。日本にディスクを置いたままにしているようです。

 まあ、それはともかく、修復されたことによる効果があるのは間違いありません。
 その一つは、これまでこうした史跡に目を向けることがあまりなかったイランの人たちに、「こんなところにこんなものがあったのだ」と目を向けさせることができるということです。

 このヤフチャールというのは、別にこの写真のものだけではなく、イラン各地に手入れをされることもなく、風化するに任されたまま残っています。ちょっと田舎へ行けばほぼどこでも見ることができるのではないでしょうか。ところが、そのままでは単なるハラーベ(廃墟くらいの意味)にしか見えないため、それがヤフチャールであるとあまり注目してもらえません。でも、修復することで注意をしてもらうことができるようなのです。

 私たちが上の写真のヤフチャールを「こんなんだったっけ〜」と言いながらうろうろしていると、若いイラン人のグループがやってきました。
「なにこれ」
「え〜深い〜」
 などと口々に言う中、一人の女の子が詳しいのか説明を始めました。
「これはね、水をためておくものなのよ」
 我々の内心の声:「ちが〜〜う!!」
「雨が降ったときにね、ここに水が集まるようにして、それ以外の時のためにためていたのよ」
「へ〜〜〜」
 我々の内心の声「いや、その説明そのものは別なものに関しては完璧な説明なんだが、これは違うぞ!」

 ヤフチャールとは、いわゆる氷室のことで、冬に降った雪や氷をここに集めて置くための施設です。外気温を内側に伝えないよう分厚く日干し煉瓦でドームを作り、なるべく長く雪や氷を持たせるようにした砂漠の知恵です。現代ペルシア語では冷蔵庫をヤフチャールと言いますが、それはこの氷室から来ています。

 ちなみに、女の子の説明していたのは「アーバーンバール(貯水庫)」と呼ばれるものでヤフチャールとは違うものです。女の子が説明していたように、天水を集めるタイプのものと、カナート(地下水路)で引いてきた水を利用するためのものとあります。

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アーバーンバール(於:アルデスターン)

これはカナートで引いてきた水を利用する形式のもの。カナートの掘られている深さまで階段で下りていく。


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アーバーンバール(於:ホルモズガーン州)

こちらは女の子が説明していた雨水をためるもの。雨水を導くため四方に入り口が作られている。


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上のアーバーンバールの中はこんな感じ。水がたまっている様子が分かる。


 と、ちょっとずっこけたものの、きれいにすれば、こんなところで足を止めそうにない若いグループでも見物に車から降りてくるんだなあと感心したのでした。

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by sarasayajp | 2010-02-06 14:48 | いろいろ |
2010年 02月 05日 |
 イランにはSazmane Mirathe Farhangi va Jahangardi(文化遺産・観光庁)という組織があり、イラン全土の文化遺産の調査保全や観光客誘致活動などを行っています。

 イラン全土の文化遺産保全を行う、といっても、「観光」も取り扱いますから、観光地の、観光客受けする文化遺産が優先になりますし、観光客受けするような保全になってしまうことがあるのがちょっと気にかかるところです。
 イラン各地の地方独自の衣装や食文化をはじめとする風俗習慣の調査・収集など非常にがんばっている分野もあるのですが、遺跡の保護については評価が少し微妙です。
 歴史的・文化的に非常に貴重な遺跡であっても、観光客受けしない地味なものであったり、観光地から外れた場所にあったりした場合、保全の優先順位が下がり、その結果、風化するに任せたり、近隣の住人による破損が起こったりします。先日写真でご紹介したサーサーン朝時代のレリーフなどその一例です。
 もちろん、すべての遺跡を管理下に置くことが難しいのは分かるのですが、何とかしてほしいなあと思わずにいられません。

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これもサーサーン朝時代のレリーフ

レリーフの真ん中に自分の名前(に違いない)をでかでかと書き込んだ「ジャヴァード」出てこい!


 もう一つ何とかならんかなあと思うのが、「みーらーせ・ふぁるはんぎーの魔の手」と私たちがこっそりと呼ぶ修復癖です。

 ぼろぼろになった遺跡をどのように保護するかというのは色々と意見の分かれるところだと思います。それ以上の破損がないようにすることにする現状維持に重点を置くのか、補修を行うのか、あるいはクレタ島の迷宮のように新しい材料でぴかぴかの新品状態まで復旧してしまうのか。

 イランではこの「ぴかぴかの新品状態まで再生」してしまうことが好きなので、思わず戸惑ってしまうことがままあります。
 もちろん、しっかりした研究の上、「この形以外あり得ない」という結論を出した上での再生ならそれほど違和感を感じないのですが、時々、「本当にこんな形だったの?」と疑問に思ってしまうようなものに仕上がっていることもあります。さらには、「美しく作り上げること」が優先されるのか、周辺にある地味だけど大切な遺構が無視されたり壊されたりということも見られます。

 遺跡の保護・保全というのは難しいものだと思わずにいられません。

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2010年 02月 03日 |
 このところ、調査の関係でほぼ毎週カスピ海側の町、ラシュトへ行っています。
 ラシュトのあるギーラーン州というのはカスピ海に面していることから、カスピ海やカスピ海に注ぐ川などから獲れる魚が食べられることをはじめ、他の地域とは食堂で食べられるメニューが少し豊富なのが嬉しいところです。

 夕食後、町の中心をぶらぶらと歩いていて見つけたのがこれ。

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 ホルマー(デーツ)入り「ピロシキ」です。

 イランに来たばかりの頃、町を歩いていて「ピロシキ」と書かれた揚げパンのようなものを見かけ、「あ、イランにもピロシキがあるんだ〜」と大喜びで買い、一口かじってびっくりしたことを思い出してしまいました。
 日本人が普通に思い浮かべるピロシキとは違い、何とも言えない不思議なクリームが入った揚げパンだったからです。残念ながらあまりの油っぽさと、甘さ、まずいクリームに、三口以上食べることができませんでした。

 今、テヘランではクリームもどきの他にも、挽肉入りや角切りソーセージ入り、チョコクリームなどピロシキの具も増えています。しかし、このラシュトで見たクリーム入りピロシキに更にホルマーを挟んだものは見かけたことがないように思います。
 ものすごい高カロリーなんだろうなあ、ものすごく甘いんだろうなあと思いながら、「写真だけ撮らせてね」と、写真だけ撮らせてもらって帰ってきたのでした。

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