イランという国で
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2009年 08月 31日 |
 今年63歳になる父が会社を退職することにしたとのこと。年金がもらえる65歳までは働くと言っていたはずなのですが、倒産という言葉もちらつく会社の現状に、退職金がもらえるうちにやめた方が良いかもしれないと、両親で相談して決めたのだとのこと。退職金とこれまでの貯金で2年くらいは何とかしようと。まあ、物価の安い田舎ですし、家もあるし、生活費そのものはそれほどかからないようなのでなんとかなるのではないかと思いますが。

 父は作業工具の製作を行う会社で働いています(母によると窓際よ、だそうですが)。輸出が大きな割合を占めていたため、1983年からのいわゆる円高不況の時期には倒産するのでは?と思うくらいに大変でした。その直前までは景気が良くて、会社の規模を大きくしていただけにダメージは大きかったようです。

 これ以前、好況だった頃、革命前のイランとも取引があり、革命後、それ以前の契約を遂行するために、あれこれ苦労したという話や、革命後、「外貨がないので大変だよ」と父が話していたことを覚えています。そういえば、革命前にも取引先の社長が来日した際にお土産として持ってきたという大きなペルシア絨毯は、今でも伯父(現社長)の家に敷かれています。

 それはともかく、新しい製品の開発製造によって円高不況とデフレスパイラルを何とか乗り切り、一息ついたかと思ったら今度は世界規模の不況です。海外の取引先は取引規模を縮小し、国内市場も動かないということで、工場は週三日しか動いていないとか。

 イランではあまり実感することのなかった世界経済と連動した不況というものを、いなかの地場産業の様子を聞いてしみじみと実感したのでした。
 ただ、父によると、マスコミがあまりに不況だ不況だと騒ぎすぎるのも、消費が萎縮する一因ではないかとのこと。それもあるでしょうし、これまでと消費に対する考え方が変わったこともあるのでしょうし、これまでと同じようにはいかないのだろうなということは感じないではいられないのでした。

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「なになになあに?」

狭いところに入り込むのが大好き。テリトリーに他鳥が近づいたらぎゃるぎゃると大げんか。私はその本を使いたいんだけど。


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by sarasayajp | 2009-08-31 16:26 | いろいろ |
2009年 08月 29日 |
 ビザの話で思い出したのですが、この一年、ビザに関してはトラブル続きでした。トラブルと言っても深刻なものではなかったのですが。

 例えば

 昨年の夏休みも一時帰国をしていたのですが、その最中に滞在ビザが切れました。リエントリービザの期限(出国日から三ヶ月)までにイランに戻り、24時間以内にビザの延長手続きをするように、とのことでしたので、夏休み前にレター類は揃えておき、帰国の翌日、朝一番でビザの延長申請に行きました。
 ビザの延長のために料金を支払わなくてはならないのですが、これが予告無しに変更されることがあるので、オフィス内でお知らせがないかどうか確認したかったのですが見つかりません。そこで、窓口のおじさんに尋ねたところ、「10トマーン(100万リヤール=約1万円)、学生はそこから80パーセント引き」とのこと。
 思わず耳を疑ってしまいました。
 その半年前は1万2千トマーン(12万リヤール=1200円強)でしたから、いきなり8倍以上の値上げです。
 多少多めに持ってきていたとはいえ、そこまでとは思ってもいませんでした。自宅まで戻ってお金を用意して、銀行に振り込みに行っていたら、書類の提出期限に間に合いません。
 不法滞在をするわけにはいかないと、窓口のおじさんに頼み込み、何とか書類を受け取ってもらうことができました。「受け取りはしたけど不備があることに後で気づいた」ということにしてくれたようです。こういう不思議な融通の効き方はイランで助かるところです。

 翌日と翌々日は仕事があってオフィスへ行くことができず、三日後にようやく銀行の振り込みレシートを持って行くことができました。
 オフィスの前でタクシーを降りると、なんだか変です。いつも人でいっぱいになっている入り口の門が閉まっているのです。今日は休日ではないはずだけどなあ、臨時の休日だっけ?と考えながら中をのぞき込むと、警備の兵士が見えます。休みなのかと聞くと、「引っ越した」とのこと。そんな話は聞いていません。オフィス内に告知も出ていなかったはずです。
 引っ越したなら引っ越したで、入り口に新しいオフィスのアドレスくらい出しておいてくれても良さそうなものですが、そうしたものもありません。兵士に聞いてみても、「よく分からないんだけど、ポリス通りのどこかにあるよ」と、なんとも心細い返事です。
 ポリス通りならキャランタリー(警察署のような場所)もあるし、そこで聞けば分かるだろうと、タクシーを拾ってポリス通りへ。
 ところが、キャランタリーの受付も通り沿いの商店も、誰も引っ越してきたオフィスのありかを知りません。
 そうこうするうちに、他の仕事の時間が迫ってきたため、新しいオフィスの捜索は翌日に持ち越しです。

 翌日、もう一度、前のオフィスへ行ってみることに。
 そこにいた兵士にオフィスの引っ越し先を聞くと、ポリス通りからソルーシュ通りに入ったところにあるということが判明。意気込んでソルーシュ通りに行ってみたものの、警察学校や軍関係の施設ばかりでビザオフィスは見つかりません。それほど長くもないソルーシュ通りをうろうろしていたら、警察関連施設の看板を掲げた門の前に立っていた兵士が、「ビザか?」と声をかけてきました。その通りと応えると、ここがそうだよ、とのこと。

 タイミングが悪かったといえばそれまでなのですが、右往左往させられてしまったのでした。

 しかし、ビザオフィスの方でも思うところがあったのか、ビザの種類に応じた申請・更新に必要な書類、金額、振り込みの口座番号などが書かれたパンフレットを用意するようになりました。これは非常に助かります。こうしたことができるなら、
ちゃんと引っ越しの案内もして欲しかったなあと思いつつ、やはりビザの手続きで必要になるであろう人の分までパンフレットをもらって帰ってきたのでした。

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 おまけ

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この春生まれの雛たちは好奇心いっぱい。頼むから、PCの上で遊ぶのはやめてちょうだい。


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2009年 08月 26日 |
 パスポートの増補のためにパスポートセンターへ。
 2012年まで使用可能の5年パスポートなのですが、残りのページが6ページほどになっており、比較的時間に余裕のある日本滞在中に増補をしてしまおうと思ったのです。
 書類に記入して1時間弱でできあがり。2500円也。
 仕事の速さに感動です。

 駐在の方たちのマルチ・ビザとは違い、研究者・学生ビザで滞在しているため、出国のたびにリエントリービザを取得しなくてはいけません。また、学生の時と違い、学期毎の契約であるという理由から半年ごとにビザを更新しなくてはならず(今年から一年ビザにするという約束を大学はいともあっさり反故にしてくれたため)、それぞれのビザが一ページを占拠するためパスポートのページの減るのが早いこと早いこと。とくに昨年は、色々あってイランを出たり入ったりしていたからなおのことです。更になんだかなあと思うのが、「ビザスタンプの押し間違いによる無効ページが2ページもあること」です。
 観光ビザなどと違って、居住ビザはスタンプをぺったりと押し、そこに期限などが手書きで記入されているという簡単なものです。不思議なのは、ビザの有効期限などを書き間違えた場合は「修正液を使って修正」できるのに、どこが間違っているのか分からないビザのためのスタンプが「無効」とされていたりするのです。

 せっかく増補したパスポート。洗濯したりすることなく、有効期限まで使い切りたいものです。

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 おまけ。こんな風に肩先で気持ちよさそうにうとうとされると、こちらも仕事の手を止めてのんびりしてしまう仕事の敵(笑)。
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by sarasayajp | 2009-08-26 18:08 | いろいろ |
2009年 08月 24日 |
 アフガニスタンの大統領選挙も終了。
 アフガン人の知人によると、イラン国内での投票は特に問題はなかったようですが、アフガニスタン国内の地方によっては激しい投票妨害もあったとか。
 彼らの話によると、恐らく海外で報道されているよりは都市部の治安は悪くないと思うのだけど、地方では悪化しているところもあるとのこと。そのあたりはイランに関する海外の報道を見ていればなんとなく想像がつくところ。
 ある人によれば、前回の選挙は「選挙を行うことができる」ということに価値があったけど、今回は質が問われていたと思うとのこと。投票のための登録者の数が前回よりも増えたことは評価できるけど、妨害によって投票ができない人がいたのだとしたら、それは国民の意思を完全に反映したものではなくなってしまうのではないだろうかと心配していました。イランの大統領選挙後の混乱を見ているだけに、今後の成り行きが心配になってしまうようです。

 話は変わりますが、このアフガニスタンの大統領選挙の映像を見ていて気がついたのですが、投票箱がイランで使われていたものと同じでした。これ↓。

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 イランで選挙というと大抵この投票箱なのですが、見るたびに「プラスチック衣装ケースみたいだなあ」と思ってしまいます。もっとも、再生紙による紙の投票箱を使っている国もあるとのことですから、日本のようながっしりとした投票箱の方が珍しいのかしら、などとも思うのですがどうなのでしょうか。

 この投票箱は、テヘランのジャマラーンと呼ばれる地区にある投票所で撮ったものなのですが、ここはホメイニー師が晩年住んだ家の隣にあるホセイニーエ(宗教的な集会を開催するための施設)で、ホメイニー師が説教を行っていたという由緒ある場所であるため、地元の人だけではなく、有力者も多く投票に訪れます。
 今回もラフサンジャーニー師が投票開始時間と共に投票を行いました。その取材に行ったのですが、場所取りしながら投票までの時間を過ごしているのがイランの国営テレビに映っていたそうで、色々な人から「テレビで見たよ」と言われてしまったのでした。

 
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 投票するラフサンジャーニー師。相変わらずつやつやと色つやが良いが、今回の一連の騒動では影響力の低下が目立ったよう。

 日本でももうじき衆議院議員選挙です。国民が安心して暮らせる国とはどのような国なのか、目先の利益だけではなく、少し長い目で考えてみることも大切だよなあと思ったこの数ヶ月だったのでした。

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by sarasayajp | 2009-08-24 16:37 | いろいろ |
2009年 08月 21日 |
 昨日は健康診断のため横浜へ。
 結果はまだ分からないのですが、身長体重など一部はその場で結果が分かります。毎年順調に体重が増えているのは困ったものです。最後の問診でも、そろそろ気をつけて下さいよ、とのこと。
 それにしても、この年になって毎年数ミリずつ身長が伸びているのはなんだか不思議です。机に向かうことが多いので、ストレッチをしたり、姿勢に気をつけるようにしているからかもしれませんが。大学生の頃は167センチだったのが、今年はとうとう170センチを超えてしまいました。

 健康診断の後は、歩いてすぐの場所なので中華街へ。
 昼食時ですし、検査のために朝食を抜いていたので、何か食べていこうとは思ったものの「体重」の一言が気にかかります。
 ということで、これならだいじょうぶかな?と、おかゆだけいただいて、お菓子をいくつか買い込んで(←いいのか?)帰ってきたのでした。
 
 それにしても、テヘランにも中華街があればもう少し外食にうるおいがあるだろうにと思わずにはいられないのでした。

 写真を撮ってこようかなと思ったのですが、コンパクトカメラをなくしてしまったので代わりにこれを。

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 むら&びび行方不明事件。こちらの呼び声に応える「ちゅ」という声に振り向いてみると、こんなところに。

 考えてみたら、携帯電話のカメラを使えば良かったのだなあと。イランで普段使っているのが、最低限の機能だけの一番安い機種なのでカメラがないのです。そのため、携帯電話で写真を撮る、という意識が全くないのでした。
 イランでは「写真撮影禁止」という場所も多いのですが、不思議と携帯電話での撮影は禁止されていません。それを考えると、イランでもカメラ付きの携帯電話を買うべきなのだろうかと悩んでしまいます。日本では、単にカメラの付いていない安い機種が存在しなかったため、カメラ付きを買わざるを得なかっただけなのですが。
 日本は選択の余地があるようでないのだなあと思うのでした。

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by sarasayajp | 2009-08-21 17:58 | いろいろ |
2009年 08月 18日 |
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 仕事中の両手をペア毎に占拠して、くつろいでいたかと思うと、ちょっとしたきっかけでけんかを始める文鳥たち。

 なついてくれるのは嬉しいのだけど、仕事にならないのが悩みの種。

 「イランに連れて行けば?」とも言われるのですが、一人暮らしで家を空けることも多いとなるとやはりそれは無理です。それに長時間の飛行機による移動というのもかわいそうですし。

 そういえば、エマーム・ホメイニー国際空港でうろうろしていたら、ペットの持ち出しについてのポスターが貼られていました。それによれば、担当の事務所に届け出て、マイクロチップを埋め込むことが義務づけられていますとのこと。いつの間にこんなことが始まったのか?とびっくりすると同時に、「文鳥のような体重が25グラムくらいしかないようなペットにもマイクロチップが必要なのかなあ?ここには書いていないけど」と微妙な気分になったのでした。
 しかし、こういう告知をする必要があるほど、ペットと共に海外へ出かけるイラン人が増えたということなんだろうなあと、時の流れを感じてしまったのでした。

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by sarasayajp | 2009-08-18 14:11 | いろいろ |
2009年 08月 17日 |
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(写真左から びび♀&むら♂ やた♂&てん♀ やさ♂&さく♀)


 我が家で暮らす6羽の文鳥たち(通称文鳥ズ)。
 この夏、4羽の雛(通称ひなーず)も加わって賑やかです。

 小学生の頃からの文鳥飼いなので、イランでも飼いたいなあと思うのですが、家を長期間空けることも多いので諦めています。(日本では家族がちゃんと面倒を見てくれるので安心)
 テヘランのペットショップを覗くと、白文鳥は見かけますが、桜やシナモン、シルバーなどはほとんど見かけず、文鳥愛好家としては少々寂しいところです。

 文鳥はイランではフィンチと呼ばれていますが、考えてみたらこれは雀やカナリア、十姉妹なども含む鳥類の総称だったはず。そういえば、文鳥と十姉妹を区別していないペットショップもあったので、そのあたりはおおらかなのかもしれません。色や声が美しいカナリアはちゃんとカナリーと呼んで区別していますから、カナリアに比べて配色が地味で芸無しの(オスは歌うのですが美声かというとちょっと疑問)文鳥では呼び名をもらえないのかもしれません。人なつっこいのですが、イランでは小鳥を手乗りにはあまりしないようなのでポイントになりにくそうですし。
 小鳥屋などを見る限り小鳥はそこそこ売られているようなのですが、私の周辺では小鳥を飼っている人を見かけません。商店の軒先などで良い声でなく小鳥を見かけることはあるのですが、家庭ではどんな人がどんな小鳥を飼っているのでしょうか。ちょっと気になります。

 この子たちと遊べるのもあと少しだなあと、仕事を邪魔されつつも寂しく思うのでした。

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by sarasayajp | 2009-08-17 16:20 | いろいろ |
2009年 08月 14日 |
 テヘランでも雨の多い春から初夏を過ごしていましたが、日本でもまた雨続きで少々うんざりといったところです。私の住んでいるあたりではそれほど問題はありませんでしたが、台風や集中豪雨、地震の被害に遭われた地域の方々には心よりお見舞い申し上げます。

 日本では家に閉じこもり、6羽の文鳥と4羽の雛たちの世話をし、PCに向かい原稿を書いたり調査資料をまとめたりという毎日ですので、雨が降ってもそれほど問題はないのですが、なんとなくすっきりしないような気がします。

 PCといえば、ずっと以前に書いた「一つを直して一つを壊す」とほぼ全く同じ状況に陥っていました。

 イランで突然電源が入らなくなり、保証期間内に何とかしなくてはということで、日本へ帰国する人にお願いして持って帰ってもらい、修理に出すことができたということは先日お話ししたとおりです。そこまでは良かったのですが、その後の成り行きは何とも言えないものとなっています。

 まずおおもとの故障原因ですが、ロジックボードの故障で交換になりますとのこと。保証期間内なので無料で交換しますが、ジュースなどをこぼしたための故障の場合は有償になりますとのこと。PCにお茶を飲ませたことはないぞと思いつつ、有償の場合はいくらになるのかと念のために確認すると「19万円になります」とのこと。思わず耳を疑ってしまいました。そんなに払うなら新しいのを買うよなあと思いつつも、何かをこぼした記憶はないのでそのまま修理を進めてもらいました。
 幸い、私の責任による故障ではなかったらしく、ハードディスク内のデータにも問題なく戻ってきました。

 で、それから少しして一時帰国。
 帰国してしばらくは体調不良もあって仕事どころではなかったのですが、体調も戻り、さて、仕事でも、と机に向かってみたところ、またしてもPCに異常が。
 CD-ROMやDVDの読み込みや書き込みが全くできないのです。
 サービスセンターに電話をし、あれこれとやりとりをした後、部品交換しかないでしょうとの結論に。
 保証期間は過ぎていたのですが、ロジックボード交換の際に生じたトラブルと認定されたらしく無料で交換してくれるとのこと。写真データの整理にDVDは欠かせませんから、たとえ有償でも修理はしたとは思うのですが、無料であるに越したことはありません。やれやれです。

 無事修理を終えて戻ってきたPCで仕事をしていると、今度はハードディスクかファンの音がやたらと耳に付きます。
 こんなだったかなあと思いながら使っていると、日に日に音が大きく、このまま壊れてしまうのでは?というほどになっていきます。
 これはだめだとまたしても修理に持ち込みです。
 今度もまた修理の際に生じたトラブルということで無償での部品交換となりましたが、一体どうなっているのでしょう。

 今回の例が特殊事例なのか、それともよくあることなのか。
 イランでの修理に文句をつけて悪かったなあと思ったこの夏だったのでした。

 それにしても、ロジックボードって、19万円もするのですね。


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by sarasayajp | 2009-08-14 18:48 | いろいろ |
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