イランという国で
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2009年 04月 28日 |
 漢字が音と意味を表すということと、だから、同じ発音の漢字でも、意味によってどの漢字が使われるか決まっているということを、なんとなく納得できないでいた学生がいました。
 ある日、「大雪」「大雨」という言葉を説明した時に、「先生、でも、その『おお』は『大きい』の意味で、『多い』の意味じゃないです。どうしてそうなるんですか?」とその学生が言いました。

 その質問は想定外だったぞと焦りつつも、「すごくいい質問だぞ!」となんだかとても嬉しかったのでした。

 「多い雨」ではなくて「大量の雨」ということでいいのかなあ、と思いつつも、自信がなくてとりあえずその場はごまかしてしまったのが、ちょっと情けない先生なのでした。

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2009年 04月 25日 |
 気になる情報を耳にしましたので、お知らせいたします。

 『地○の歩き方』や『アジア○断』で紹介されている宿の一つで盗難がありました。宿の主人の息子が犯人との従業員による証言があり、一度は身柄拘束されたのですが、現在のところ証拠不十分とのことで釈放されています。
 「証拠不十分」とされた理由が、荷物を預けた際に引換証をもらっていなかったため、「本当に預けたのかどうかを証明することができない」からというのです。
 かなり強引な理由で納得できないのですが、何かというと「文書」の提出を求めるイランならこういう理屈もありかもしれないと思う部分もあります。
 チェックアウト後、バスや飛行機の出発時間まで宿に荷物を預ける場合、必ず引換証をもらうよう気をつけて下さい。
 また、数年前には、共同シャワー室でシャワーを浴びている隙に、部屋に置いていた(もちろん鍵はかけていました)現金を盗まれた人もいました。

 もともとがカーガズバーズィー(書類遊び)と言われるくらいに書類を回すのが大好きな上、警察では英語が通じないことも多いですので、トラブルが起こった時に速やかに手続きが進まないことも多いです。また、手続きを取るために、「日本大使館認定の公式な通訳を連れてこい」と言ってくることもありますが、在テヘラン日本大使館はこうしたイラン側の要求に対して対応していません。

 もう一つはクレジットカードについてです。

 エスファハーンの絨毯屋で絨毯を買った旅行者が、手持ちの現金がなかったためクレジットカードで支払いを行ったところ、その夜、オンラインゲームの支払いにそのクレジットカードが使われたとのことです。
 もちろん、これは必ずしもイランでクレジットカードを使用したことが原因とは限らず、オンラインで使用した際に情報が盗まれた可能性もあります。
 しかし、クレジットカードに関する、実際に起こったいくつかのトラブルは耳にしています。
 イランではクレジットカードが基本的に使用できません。観光地のおみやげ物屋では3〜5パーセントくらいの手数料で使えるという店もありますが、ごくたまに悪質な商店もあります。
 気がつかれないように二枚重ねてサインをさせ、金額欄が空白のままの二枚目に、後日、適当な金額を記入して使うというのだそうです。イランだけでなく、アジア各地で見られるとのことですが、気をつけて下さい。

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by sarasayajp | 2009-04-25 07:09 | お知らせ |
2009年 04月 24日 |
 昨日の木曜日は調査のために地方へ。
 テヘランよりも強い日差しに少しぐったりとしながらも、資料を片手に写真を撮り、聞き取りをしながら移動を重ねていきます。

 ある墓地で(別に墓地の調査をしているわけではないのですが、調査対象が墓地の一角にあることが多い)、聞きたいことがあったのに誰の姿も見えず困っていると、若い男性がこちらに向かってくるのが見えました。
 濃いひげといい服装といい、バスィージに見えます。しまった、と思いつつも挨拶をされたのでこちらからも挨拶を返すと、何か困っているのかとのこと。ごく丁寧に対応してくれたその男性を見送りながら、外見だけでバスィージか?と身構えてしまって悪かったなと反省です。

 それからも写真を撮りながら墓地内をうろうろしていると、先ほどの男性がやってきます。どうやら、先ほど次の村への道を尋ねた際の道順に注意を加えたかったようです。
 そして、「これをどうぞ」と薔薇を差し出します。彼の父親の墓に植えてある薔薇だとのこと。「花のナズリーですね」と運転手を務めてくれていた知人とありがたくいただいて、次の村へと向かったのでした。
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 ゴレ・モハンマディーと呼ばれるこの薔薇は、栽培が容易で香りが強いので薔薇水の原料にも使われているものです。
 調査の間にすっかり乾いてドライフラワー状態になってしまった花でしたが、香りはしばらく残り、外から戻ってきて車に乗るたびにその香りで出迎えてくれたのでした。

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2009年 04月 20日 |
 ザクロで有名な町、サーヴェへ出かけてきた時のこと。
 テヘランでザクロといったらサーヴェという名前がすぐに出てくるほど、サーヴェのザクロは有名です。大きくて、二つか三つ買えばすぐ一キロくらいになってしまうほどです。

 サーヴェまで来たのだからと、地元のロッベ・アナール(アナールの果汁を濃縮したペースト)買って帰ろうと、目についた商店を訪れたところ、この二年の天候不順で、地元産のザクロではほとんど加工品を作れなくなってしまい、ファールス州など他産地のザクロを持ってきて加工しているのだとか。

 昨年の冬は異常な寒波で木が傷んでしまい、そこに続いた夏が旱魃で、多くの木が最後の力を振り絞って実をつけたものの、それで力尽きてしまい枯れてしまったのだとか。手入れをしたり、新しい苗木を植えたりしているけど、しばらくは以前のような収穫を見込めないのではないかとのことでした。

 この春も、ノウルーズ前は降水量の少ない乾いた気候が続き、ノウルーズの後になって雪が降ったりしました。そのため、ノウルーズ前に花をつけた何種類かの果樹はまだ何とかなったものの、ノウルーズ以降に花をつけたものは雪でやられてしまい、今年の収穫はあまり見込めないとのことでした。

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 天候を相手にする農業というのは本当に大変なのだと、改めて感じた次第だったのでした。

 一種類の果樹だけを生産していると、何かあった時の被害が大きいので、何種類かの果樹を栽培するようにし始めたとのことで、あちこちの畑で葡萄やリンゴ、モモなどの若木を見るのはそういうことかと納得したのでした。

 写真はノウルーズ直前に撮ったもの。

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2009年 04月 18日 |
 新しい住所表示がまた新しいものに換えられていた!

 夕食を作るのが面倒だったので、近所の店から配達してもらうことに。
 先日変わった新しい住所を告げて、待てど暮らせど夕食は来ません。
 「一体どういうこと!?」と電話をすると、届けたのに誰も応答しなかったとのこと。
 私はずっと家にいたぞ、と、ぷりぷりしながら再配達を頼み、今度はドアの前で待っていましたがやはりやってきません。
 ふとドアを見上げると、なんと、住所が「25」になっています。
 ちょうどゴミ捨てに降りてきた大家さんに確認すると、「なんだか知らないけど、昨日取り替えていった」とのこと。
 慌てて再度電話を入れ、「正しい」住所を伝えて届けてもらったのですが、二度手間三度手間にぶつぶつ文句を言われてしまったのでした。

 大家さんも、この住所表示変更については、「元々何の意味があるのか分からない変更だったのに、どうせ、番号を振り間違えたとかそんなくだらない理由で再変更になったに違いない」とお怒りのよう。

 電話番号の変更については、電話番号が足りなくなったためという理由があったので納得できたのですが、住所表示についても、近年の建築・改築ラッシュによるものなのか、それとも他に理由があるものなのか、もしかしたらアナウンスがあったのに私が聞いていなかっただけなのかもしれませんが、ちょっと不思議な感じがするのでした。

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by sarasayajp | 2009-04-18 02:17 | いろいろ |
2009年 04月 15日 |
 テヘランに戻ってきて驚いたこと。

 住所が変わっていた
 どういう意味があるのか分からない不思議な住所表示の変更が行われていて。私のアパートはNo.64からNo.19に。一応旧住所の番地もドアに貼っているようなので、しばらくは旧住所でも郵便物などは届くのでしょうが。

 雪が降った!
 本来なら4月中はまだ雪が降ったり雨が降ったりしても珍しくはないらしいのですが、でもやはりびっくり。雪で学校が休校になった地方や、街道が通行止めになったりした地方も。ノウルーズ休み中も雪が降ったとか。冬の間はほとんど雨すら降らなかったのに、不思議なものです。

 学部長選挙で落選した前学部長が学部長に再任されていた
 選挙では別な人が選ばれていたはずなのですが、なぜか落選した前学部長が再任されていてびっくり。でもこの学部長、前回も任命されたばかりの学部長を押しのけ、突然学部長になった人なので、政治力があるのかもしれません。日本語学科的には、困った事態に。(詳しくは別な機会に)

 写真データの入ったハードディスクを日本に忘れてきた
 ショックのあまり呆然。

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2009年 04月 09日 |
 ドバイへ向かう便への登場を待っている時に、母方の祖父が亡くなったという連絡が入りました。
 それから二週間ほどで、祖父を追いかけるように祖母が亡くなったとの連絡が。ちょうど一時帰国をしている時で良かったと、翌朝の始発に飛び乗り、実家へ。

 体が大部不自由になっていた祖父の世話を生き甲斐にしていたということなので、祖父がいなくなってがっくりきてしまったんだろうね、と親戚中で納得する死でした。
 祖父母はともに自宅で眠るようになくなりました。それも家族や親族がほっとしたことの一つでした。

 納棺を行い、通夜をして、告別式をして、お骨を拾って。
 一つ一つが死を確認し、受け入れていく作業なのだと改めて感じたのでした。

 ほぼ20年ぶりに会ういとこ達がそれぞれに子どもを連れてきていたため、式の前後は大変な賑やかさでした。そこに母の姉妹が集まってのおばちゃんトークですから、話題について行けない私はとりあえず、妹が連れてきた犬の相手をするのが精一杯というのが悲しいところ。

 それにしても、日本の女子中学生・高校生の制服のスカートの短さは、あまり葬儀向きではないように思わずにはいられなかった焼香の一瞬だったのでした。

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by sarasayajp | 2009-04-09 17:34 | いろいろ |
2009年 04月 08日 |
 イタリア中部で大きな地震が発生し、多数の方が亡くなっているとのこと。心よりお見舞い申し上げます。

 がれきを掘り出している救助隊の様子を見て驚きました。
「イランと同じような作りの建物だ」
 鉄骨を組み、その間を煉瓦で埋めている作りはそっくりです。放り出される煉瓦の破片は、イランの建築現場で見るのとほぼ同じものですし、煉瓦を芯にして壁を作っているところも似ています。

 一定周期で大きな地震に見舞われているとされるテヘランですが、その周期を考えるとそろそろ大きな地震が発生してもおかしくないのだとか。しかし、テヘランの人たちは「テヘランには地震はない」「地質が岩盤でできているから大丈夫」と、妙に自信満々だったりします。神戸の地震の時にも、関西の人は「関西は地震が少ない」と言っていたんだよ」と言っても反応は薄いのが不思議なところです。

 私が住んでいるアパートは随分と古いものなので、地震が起こったらひとたまりもないと思いますが、自分ではどうしようもないので、地震が来ないことを願うしかないのかもしれません。
 実際、建築に携わる人から聞いたのですが、「耐震」ということでこのくらい鉄筋を入れろと指導が来ているけれど、その通りに鉄筋を入れるとコンクリートを流し込む隙間がなくなってしまうほどなのだとか。「それでは全く意味がないわけで、建築をちゃんと勉強した人が出している指導とは思えない」とのこと。新築だからといって安心はできないようです。
 もちろん、どんなに耐震基準を満たしていても、想定以上の地震が起こってしまえばそれまでですし、耐震基準を表面的には満たしていても偽装だったりすればやはりそれまでですし、不安の種はいくらでも見つけられるという意味では、日本でもイランでも変わりがないなあと思った次第なのでした。

 被害がこれ以上大きくならないことと、速やかな復旧が行われることを心より願っております。

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by sarasayajp | 2009-04-08 16:55 | いろいろ |
2009年 04月 07日 |
 博士論文を書いている傍らで始めた調査(というほどのものではないのですが)の報告書が、なんと本になりました。
 本と言っても、研究者や研究機関に配布する非売品なのですが、大量の写真ページとCD-ROMまでついているところが個人的には豪華本です。

 自宅に届けられた箱を開け、一冊引っ張り出してぱらぱらとページをめくって、最初に目に入ったのがタイプミスだったというのはなんともがっくりでした。ある先生によると、何気なく開いたページにミスが見つかるのは一般法則なのだとか。

 色々な先生のご尽力と少しの運の良さで日の目を見た長年の調査報告ですが、やはりこうして形になってみると改善点もたくさん見え、またこれからも継続していこうというやる気も湧いてくるようです。次はもう少し良いものにしたいものです。
 一般向けにどうですか?というお話しもあるので、そちらもがんばってみようかな、と思うのですが、根が怠け者なので、どうなることでしょうか。

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調査の途中で見かけた菜の花畑。


 結構な重さになってしまった本をイランでお世話になった役所などに届けなくてはならないのですが、手荷物の重量制限を考えるとちょっとどうしたものかと悩むのでした。

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by sarasayajp | 2009-04-07 17:51 | いろいろ |
2009年 04月 04日 |

イラン愛国主義に溺れているようですが、それなのかチアンと言う事をきちんと説明出来ていないのです。基本的に治安と言うのはその国の政府が人々の政治的、社会的な希望を満たして社会が安定感を持っている事を言います。では貴方の指摘している通り、「警察とバシージに何をされるか解らない」、と言う事ならその国の状況はどこまで狂って不安定、治安が悪いかって証拠ではないでしょうか。しかし、そんな可笑しな警察とバシージの悪質なやり方は観光客より主に一般市民に向けて行われている事ではないでしょうか。独裁的、反動なイスラム政権のお陰で市民の多くは苦しい生活を押し付けられて、わずかな自由でさえ許されていません。貴方の説明(観光客引き寄せ)はそんな苦しい状況に置かれている人々に対する侮辱以外の何者でもありません。銃数万人の政治犯を殺したり、学生、女性、労働者を弾圧する野蛮なイスラム政権には未来がありません。そんなヤツラのやっている非道を少しでも書いたらどうでしょうか。それに、メールが届いているのならそれを公開にして回答を出すのは常識ではないでしょうか。イスラム政権の打倒を。闘う学生、女性、労働者に自由と平等を!



 というコメントがありましたが、申し訳ありませんが、私の読解力不足で何を言いたいのか理解できません。

 他人のメールを公開するようにという「あなたの常識」は、私を含む大多数の方の常識には反しており、従う理由はありませんので、それを持って返答とさせていただきます。

 私がブログを休止した前後にもこのようなメールがよく来ていましたが、イランに住んでいる、旅行の相談を受けたというだけで、どうしてこのような訳の分からない言葉を投げつけられなくてはいけないのか私には全く理解できません。
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by sarasayajp | 2009-04-04 18:52 | いろいろ |
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