イランという国で
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2007年 02月 27日 |
 新しくなったパスポートですが、「曲げたり折ったりするな」「重いものを乗せるな」「濡らすな」などと注意書きがあります。
 なんとなく不安です。

 ともかく、新しいパスポートに古いパスポートにあるビザなどを引っ越しさせなくてはならないため、ビザオフィスへと出かけてきました。

 ビザオフィスに提出するための書類をそろえる段階でも色々と大変な目にあいましたが、とどめはやはりビザオフィスでした。

 「こっちのビザをこっちに移してほしいんですけど」
 「あ、そう」

 オフィスの職員は無造作に新旧のパスポートを受け取ったかと思うと、ばちんばちんと二冊を大きなホッチキスでとめてしまいました。
 思わずあっけにとられ、文句を言う隙もありませんでした。

 ということで、作りたてのパスポートにしっかりとホッチキスの穴が開けられてしまったのでした。

 この穴はICページではないし、「パスポートの破損」にはあたらないよなあと、ちょっと心配になってしまったのでした。

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2007年 02月 25日 |
 このところ予期しない出費が続いていて、春休みまで手持ちのお金が持つのかどうか心配になりつつある今日この頃です。

 予期しない出費の筆頭が「パスポートの更新」でした。どうして「予期しない」だったのかというと、「うっかりしてパスポートを洗濯してしまった」からなのです。使用不能になってしまったパスポートを持って、泣く泣く在テヘラン日本大使館へ。自業自得なのですが。

 それにしてもびっくりしたのは、今は大使館でもICパスポートが発行されているということでした。前回更新したときは、写真が印刷ではなく張り込まれた機械処理のできないパスポートだったことを考えると、一気に進歩したなあという感じです。
 進歩に伴ってお値段も進歩していて91万7千リヤール(約99ドル)という、一週間から十日は生活できそうな金額が一気に飛んでいったのでした。自業自得なのですけど。

 大使館で旅行者などへの注意が書かれたファイルをなにげにめくっていたら、イランの偽警官に関する注意が目に留まりました。

 テヘランの旅行者など外国人を狙った偽警官の被害は、おもしろいことにイランの年末に当たるこの時期に増えるようです。年末年始に必要なお金をこれで稼ごうということなのか、それともこの時期に個人旅行客が増えるからなのかはよく分かりませんが、長く住んでいると妙に季節感のあるニュースです。

 警察官のふりをして観光客などに近づき、荷物チェックをするふりをして現金などを抜き取るというのがその手口なのですが、私はお金を持っているように見えないのか、まだ偽警官に出会ったことはありません。出会わなくても良いのですが。

 私の知り合いは、何年か前に偽警官に出会っています。
 「お、外国人観光客だ」と、突然思いついたのか、私服のまま「警察だけど」と近づいてきて『運転免許書』をあたかも警察の身分証明書であるかのように見せながら接近してきたというのですが、イランに毎年のようにやって来てイランの事情に通じていて、ペルシア語も堪能な彼らは「わ~~~い、偽警官だ~」と大喜びです。偽警官の写真を撮ろうとカメラを向けたところ、慌てて逃げ出してしまったそうです。友人は「惜しいことをした」と悔やんでいましたが、この程度の偽装でも、ペルシア語が読めない人たちには有効なのでしょう。

 と書いていて思い出しましたが、私は偽警官には会ったことはありませんが、小遣い稼ぎをする本物の警官にからまれたことはありました。

 テヘラン市内で乗り合いタクシーに乗っていたところ、いきなりパトカーが近づいていてタクシーを止め、乗客であった私たちにパスポートの提示を求めてきました。テヘラン市内はパスポートを持っていなくとも問題ないということは警察などから直接聞いていたため、「どうしてそんなことを言うのか」「もし問題があるのなら大使館で聞く」「どうしてもパスポートが見たいのならアパートまで一緒に来てくれ」等々、精一杯反論をしたのですが一切聞く耳を持ちません。そういえばと「私たちにだけパスポートの提示を求めるのは変でしょう。あなたが本物の警官かどうかも分からないのに。あなたも身分証明書を見せてよ」と言い返してみたところ、そそくさと逃げて行ってしまいました。
 運転手もこんなことは初めてだと言っていましたし、その後友人などにこのことを話したところ、やはりそれは小遣いが欲しかっただけで普通のことではないとの判断でした。

 テヘランでは警官、軍人などの制服、階級章などはバーザールで簡単に手に入ります。そのため、こうした制服を利用した偽警官が簡単に登場できるのです。そして、上でもお話ししたとおり、ペルシア語の読めない人に運転免許書でも何でもそれらしいものを見せれば十分に警官に見えてしまいます。

 私が聞いている限り、偽警官が出やすいのは西暦の2~3月にかけての金曜日のようです。人出が少ない金曜日に、人の少ない、あるいはほとんどいないところを歩いている外国人を狙う傾向があるようです。

 警官が街中で「麻薬のチェックをしている」「パスポートを見せろ」など色々な口実を付けて「荷物のチェックをさせろ」と言ってきた場合、かなりの確率で偽警官です。私が出会ったケースのように警官だけは本物の場合もありますが、行動が偽物です。
 「ここでは嫌だ」「ホテルで見せる」「大使館に連絡を取りたい」「警察署へ行って見せる」など何でもいいので大きな声で言い張ってみてください。とにかく人のいるところへ移動するか、通りがかりの人に助けを求めるなどすると、英語が話せたり日本語が話せたりする人がいたり、誰かしら助けてくれる人がいます。間違えても彼らのパトカー(に見える自動車)あるいは自動車に乗り込むことはしないでください。

 まあ、人気のない場所に近づかないのが一番なのですが。

 これからイランを旅行しようという方がいらっしゃいましたら、偽警官にはご注意下さい。あるいは、お金は細かく分けて身につけ、万が一、偽警官に出会っても被害が少なくて済むよう気をつけてください。

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2007年 02月 24日 |
 テヘラン近辺はここしばらく暖かい日が続いています。
 そのためでしょうか、どうやら杉の花粉が飛び始めているようです。

 風邪気味だったこともあり、なかなか治まらないくしゃみと鼻水が花粉症のせいなのか風邪のせいなのか判断ができずにいましたが、先日、地方で仕事をしていて花粉症だと断言するに至りました。
 杉の植林がされたところではくしゃみや鼻水が止まらなくなり、目や耳まで痒くなるという状態で、持参したティッシュを使い切り、ボックスのティッシュを抱えての移動という情けない姿となってしまいました。

 この冬は、秋の終わりから冬の初めにかけて雨や雪が降り、気温も随分と下がっていたことから降水量の多い冬になるのではないかと期待されていました。ところが、アルボルズの山々が雪に覆われたかな、という頃になって雪も雨も降らなくなってしまい、寒さだけが残る冬に。このままでは夏を越すことができないのではないかと心配されるほどになっています。

 先日訪れた村々でも、「このままでは干ばつになる」と心配する声が聞かれました。

 イランの水資源は危機的状況にあります。このままでは水が数年以内に枯渇してしまうという意見もあるそうです。
 生活や農作業、消費者の嗜好の変化に伴い、以前はカナートなどで自然に近い形で引いていた水では足りなくなり、30メートル、時にはそれ以上にもなる深さの井戸を掘り、水を強引に汲み出し、大量に消費するようになっています。

 春に向けて農作業が本格化している村の人たちの心配が解消されるよう、これからでも良いので雨雪が山に降ってくれるよう願わずにいられません。

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2007年 02月 23日 |
 日本の報道ではアメリカがいつイランを攻撃するか、カウントダウンに入っているかのような報道がなされているようです。

 これに関して色々な方からメールやコメントをいただいていますが、残念ながら、私自身はこれに関してお返事をするだけの材料を持っておりません。済みません。
 日本の報道もイランでの報道も精査しなくてはならない一種の偏向が存在しているにもかかわらず、今の私にはそれをするだけの時間がないからです。なので、どうしても、私はこう考える/感じるんだけど、ということしか言えません。

 個人的には大統領閣下のやることなすこと子供じみていてなんだかなあと思っていますし、国民の生活よりも自分自身のいわゆる「神への信仰」の方が大切なのだとしたらそんなの閣下が批判する「神のお告げ」で他国への侵略を行った某国の大統領と一緒じゃん、と言いたいところです。言っていますけど。
 しかし、こういう大統領を選んだのはイラン人自身の責任であるというのも厳然たる事実であり、何とももどかしいところです。実際、投票率を下げたことによって組織票を持つ人物を大統領という地位に押し上げてしまったというのは、「政治に関心がない」という一言で済ませて良い問題なのかと思います。投票をしなかった人には政治に文句を言う権利はないと厳しく両親から教えられ、実践しようと努力中の身としてはなんとももどかしい気持ちなのですが、そうとしか言えないなあと思うのです。

 もちろん、私が感じるようなことはイラン人自身ちゃんと分かっているのだと思います。その結果が、先日の選挙での大統領閣下グループの敗北なのでしょうから。

 アメリカがイランを攻撃するのかしないのか、あるいは何月何日に攻撃を行うのか、アメリカ大統領ならぬ身としてはなんとも言えませんし、そうならないことを願うとしか言えません。
 最近のイランの新聞などを読むと、政治の実権を握る人々(実際に誰なのかはうかがい知れませんが)が大統領閣下の「強硬のみ路線」を危惧してか、大統領批判とも取れる記事が見られるようになってきています。何かが変わる前兆なのかな?とも思うのですがどうなのでしょうか。そうなって欲しいと思うのですが。

 ところで、先週、何日か日本の外務省のページにイランのアクセスブロックがかかっていました。制裁に関連してのことなのかどうかは分かりませんが、ちょっとびっくりしてしまったのでした。まあ、日本の食材を取り扱っているサイトや文房具店のサイトにもブロックがかかっていたりするので、たまたま何かのキーワードが引っかかっただけで、イラン政府が意図としたことなのかどうかは分かりませんが、ちょっとどきっとした一瞬でした。

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by sarasayajp | 2007-02-23 19:51 | いろいろ |
2007年 02月 22日 |
 政府ご推奨心チャードル・ファッションショーについてご紹介しましたが、では、保守派が眉をひそめる若い人たちの服装がどうなのかというとこんな感じです。

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 頭の上にかろうじて乗っているだけのシャール(細長いスカーフの一種)の後ろから盛大に髪を見せ、身体のラインを隠すためのコートはかろうじてお尻を隠す程度。アメリカ文化の象徴の一つであるジーンズをはき、携帯電話をチェックする。

 ヘジャーブ規定への挑戦!という感じです。

 大統領閣下が当選した暁にはこうした女性たちは取り締まりの対象になるのではないかと思われていましたが、実質的には何の取り締まりも行われていないため、女性たちの服装は日に日に華やかになっている感じです。

 大学でさえこういった服装の女の子が増えています。
 少し前までは「乱れた」服装をしている学生を構内に入れなかった大学も、女の子たちのパワーには勝てないんだなあと、昔(?)大学の警備員と何度か言い合いになった私は、なんだかしみじみと時間の流れを感じてしまうのでした。

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2007年 02月 20日 |
 ここしばらく忙しくて、新聞は買っていても読む暇がありませんでしたが、何日か前の新聞にようやく目を通すことができました。
 すると、社会面にこんな記事が。

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 イラン内務省主催で、新しいおしゃれなチャードルをアピールするためのファッションショーが行われたというものでした。
 ここ数年、「これがヘジャーブ(イスラミック・ドレスコード)?」と言いたくなるような服装の女性たちが目立つテヘランで、なんとかそうした女性たちにチャードルを着せようということなのでしょうが、ファッションショーに出席した人たちの反応は今一つだったようです。

 チャードルは単に黒い布を頭からすっぽりとかぶっているだけのように見えますが、それでも仕立て方や布の材質など、その年その年でちゃんと流行はあります。

 それを、「これが政府一押しのチャードルです」と言ったところで、女性たちが受け入れるかどうか。
 保守層が何とかしたいと思っているのであろうヘジャーブへの挑戦と言わんばかりの挑発的な服装の女性たちはそもそも、チャードルを着たいとも思っていないでしょうから、このようなファッションショーをしたところで見向きもしないでしょう。
 そして保守層は「おしゃれに関心を向けるなどけしからん」と、チャードルをおしゃれにすること自体に反発をするでしょう。

 なんというか、偉い人たちの考える事というのは中途半端というかピントがずれているような感じがしたのでした。

 個人的には、チャードルをすっきりと着こなしている女性はきれいだなあとは思うのですが、仕事向きではないのでもう少し活動しやすいデザインにならないかなあとは確かに感じないではいられません。

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2007年 02月 19日 |
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 イランは一種の猫天国です。
 人間にいじめられることもありますが、家の窓やベランダで餌を与える人も意外といて、毎日残飯の入ったゴミが外に出されるため餌にはそれほど困りません。

 ただ、外で見かけた猫の写真を撮ろうとすると、ゴミが一緒に移ってしまうのが悩みの種。

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2007年 02月 17日 |
 バレンタインデーの14日からは何日か経ってしまいましたが、イスラームにとっても預言者の一人であるイーサー(イエスのこと)の誕生日を祝うクリスマスと違って、本来イスラームとは関係がないはずのバレンタインデーが、この数年テヘランの人たちの間でも祝われる(と言うのでしょうか?)ようになってきているのはなんだか不思議な感じです。

 学生から先生へ、家族や親戚の間で、そしてもちろん恋人へ。

 これを西欧かぶれと見る人もいれば、「別にいいじゃん、そのくらい」という人もいるようです。
 バレンタインを口実に楽しんでいるだけと言えばまあそうなのですけど、日本のクリスマスの現状を知っているだけに少々複雑な気持ちになってしまうのは否めません。なにせ、バレンタイン前後のちょっと雰囲気の良いレストランなどはカップルが一杯で、「男女七歳にして席を同じくせず」ではなかったのか?と、思わず突っ込みを入れてしまいたくなるほどですなのですから。

 でもまあ、好きな人とは一緒にいたいというのはごく普通の気持ちでしょうし、それをあれこれ規制しようとする方が不自然なのでしょう。何も知らないまま結婚して、「こんなはずじゃなかった」と言い続けるよりは、こういう方が良いのかもという気もします。
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 テヘランのこういう光景を見ていると、日本の新聞などで枕詞のように見られる「厳格なイスラム国」「イスラム原理主義国」というのはどこの国の話なのだろうと思わずにいられないのです。

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2007年 02月 16日 |
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 テヘランに限らずイランを歩いていると、とにかくスローガンが目に付きます。
 学校を囲む塀には必ず勉学を称揚するコーランなどの言葉が山のように書かれていたりしますし、「礼拝は天国への鍵」とか「サダカはあなたを災いから救う」とか、とにかくうるさいくらいに有り難いお言葉が溢れています。

 壁や塀に書いたり、看板を立てたりだけでは足りなくて、最近では写真のように立体交差の橋脚にまで一本一本コーランの言葉などが書かれていてなかなか壮観です。
 確かに、開いているスペースを有効活用するという意味では分からなくもないですが、しかし、こんな所に書かれている言葉を読む人などいるのかなあというのは少々疑問です。

 どうしてこんなにあちこちにスローガンを掲げるのだろうかという私の素朴な疑問に、ある人曰く。「そんなの決まっているじゃない。その位しつこくやらないと、だれも、礼拝なんかしないし、自分がムスリムだって事を忘れちゃうのよ」だそうです。「それよりも、なんだか見場が悪くて嫌よね」との言葉に思わず笑ってしまいました。

 それにしても、私としては、スローガンがびっしりと書かれていることよりも、こんな細い橋脚で大丈夫なのだろうか?渋滞が酷いときに地震が起こったら大丈夫なのだろうかと、そちらの方が心配でならないのでした。

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2007年 02月 13日 |
 ガズヴィーンで仕事をしていたときのこと。
 オフィスの片隅に黄色いゴミ箱が据え付けてあるのがなんだか気になりました。
 別なオフィスへまた行くと、また黄色いゴミ箱が。
 ある中学校へ行ってもまた黄色いゴミ箱が。

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 気になって仕方がなかったので、ゴミ箱の近くに座っていたのを幸いにじっくり観察してみました。
 すると、なんと、紙専用のゴミ箱でした。
 テヘランをはじめとする他の町では見たことがありませんし、ガズヴィーン市のマークが入っているところを見るとガズヴィーン市だけでの取り組みなのかもしれませんが、良いことだなあと思いました。

 イランはゴミの分別収集を行っていないため、生ゴミだろうが紙ゴミだろうが金属、プラスチック、すべて一緒に集め、町の外へ運んで捨ててそれで終わりです。
 日本ほど神経質になるのもどうかと思うところですが、イランのような捨て方はいくら使えない土地が沢山あるからといっても、環境を汚染することになるだろうと気になって仕方ありませんでした。
 紙ゴミだけを集めてどのように処理をするのかは聞けませんでしたが、資源の有効利用に繋がると良いなあと思ったのでした。

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by sarasayajp | 2007-02-13 14:25 | いろいろ |
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