イランという国で
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2007年 01月 26日 |
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 西暦680年に起こったカルバラーの悲劇を西暦2007年の今でも追体験するためにどうするか。

 一つはその悲劇がどうして起こったか、どのようにイマーム・フサインが死を迎えたかといったことを語り物語にして、謡うようにして語り聞かせる(平家物語を語って聞かせる琵琶法師みたいな感じでしょうか)やりかた。これをロウゼと言います。

 そしてもう一つは劇にして人々に分かりやすく見せること。これがタアズィーエ。

 ロウゼもタアズィーエも10日かけて、イマーム・フサインに付き従った72人がどのように次々と悲劇的な死を遂げていったかを語り、演じます。

 先日ご紹介したヘイアトと呼ばれるテントの中ではロウゼが行われ、町や村の広場ではタアズィーエが行われることが多いです。

 写真はタアズィーエの初日。このように、フサイン軍とその敵であるヤズィード軍に扮した人々が戦いを演じていくのです。

 ちなみに、緑色は預言者ムハンマドの血筋であることを表す高貴な色で、これがフサイン軍を表しています。ヤズィード軍は赤あるいは黄色を身につけていることが多いようです。

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2007年 01月 25日 |
 昨日、大学の試験期間が終わりました。
 私自身が試験を受けたわけではないのに、なんだかエネルギーを吸い取られた感じで疲労困憊です。不思議なものです。
 学生は新学期が始まる前の一週間の休みに入りますが、私はこれから採点作業です。記述式の試験ばかりなのでこれがまた大変な作業です。

 そういえば、先日、先学期の給料をもらってきました。なにやら話によると、一ヶ月ほど前に出ていたのだけども、学科長が我々に伝えるのを忘れていたらしいとか。まあ、いいんですけど。とりあえず、今年中にもらえたわけですし。でもやっぱり一学期遅れなんだなあとため息が出てしまいます。

 それにしてもどうしてこんなに給料の支払いが遅れるのだろうかと思っていたら、ある方が、「ああ、利息を稼いでいるんでしょうね」と教えてくださいました。

 イランは長期定期預金の金利が18パーセントに達するという国です。短期でも5パーセントくらいは付くようなので、教師、それも立場の弱い非常勤講師の給料を銀行に入れて利息を稼いでいるのだろうというのです。

 それはあるかもしれません。

 単に事務が遅いか、言い訳通り本当にお金がないのかどちらかなのだろうと思っていたのですが、そういう考え方があったとは目からウロコでした。

 「バブル期の利息が高い頃の日本でもそういうことがあったんですよ」
 だそうです。知りませんでした。
 やっぱりイランは侮れないなあと、妙な感心をしてしまったのでした。

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2007年 01月 23日 |
 イランは一昨日からイスラーム・ヒジュラ暦モハッラム月に突入しました。イスラーム・ヒジュラ暦1428年の第一日目です。

 アーシュラーの悲劇と呼ばれる、シーア派第三代目イマーム・フサイン(ペルシア語だとエマーム・ホセイン)の非業の死を語り聞かせ、その悲劇を悼み、再確認するための場であるホセイニーエあるいはヘイアトがあちこちに作られています。
 これは恒常的な建物のこともありますが、この時期になるとそれでは足りなくなるので、ご町内で一つといった感じで街角にホセイニーエとして使うテントが建てられます。
 夜になると近所のこうしたテントに集まり、ロウゼ(悲劇語り)を聞き、ダステ(行列)を組んで、胸を叩いたり鎖で身体を打ちながら通りを練り歩いたりするのです。これが結構な大音量でやるので、ホセイニーエやマスジェド(モスク)に近かったり、表通りに面している家の人は大変だろうなあと思わずにいられません。

 初日の一昨日はまだテントの設営が終わっていないところもあちこちで見られました。こういうところがイランらしいところかもしれません。昨日でさえまだなんとなく準備中といった感じのところもちらほらと見られました。

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 この写真右に見える肖像画がイマーム・フサインだということになっています。(実際には60歳くらいだったと言われていますので、こんなに若々しくはなかったと思うのですが)
 今年は、このイマーム・フサインの肖像画やその異母弟であるアッバース(イランではアボルファズルと呼ばれることが多い)の肖像画を飾ることはまかりならんというお達しが政府から出されたそうです。(これに関する新聞記事を探しているのですが、どこに埋もれてしまったのか見あたりません)
 ところが、政府の言うことに素直に従わないのがイランの人たちらしいところです。
「彼等の肖像画を飾らずして何のモハッラムか」とばかりに、例年以上に大きな肖像を発注したところも多かったとか。

 このエマームたちの肖像画などを見る度に、イスラームは「偶像崇拝禁止」じゃなかったのかなあと思わずにいられません。
 確かに、イランのシーア派の人たちがこの絵を崇めるわけではないですが、イスラームではもともと、「偶像崇拝に繋がるから」と人間を描くことを禁じたり、人形を禁じてみたりしていたはずだよなあとなんだか不思議な感じがするのです。

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2007年 01月 20日 |
 この木曜日と金曜日はシーア派最大の哀悼行事アーシュラー前の最後の週末ということで、親戚や友人の家に遊びに行く人たちで道路が大渋滞を起こしていました。
 シーア派第三代目イマーム・フサイン(イランではエマーム・ホセイン)が殺されたことを悼み、イマームとその家族、支援者たちがどのようにして殺されていったかを10日間かけておさらいし、殺されていった人々の痛みを我と我が身に味わい、生後六ヶ月の子どもまで殺された悲劇に涙を流す一大イベントです。

 イスラーム・ヒジュラ暦では明日から1月にあたるムハッラム月(イランではモハッラム月)が始まりますが、イスラームでは1月1日だからといって別に正月を祝うということはありません。あくまで一年が過ぎ、次の一年が来た、という暦の上での区切りに過ぎないようです。
 イランではイラン独自の暦を使っていて、正月は春分の日ですし、モハッラムの1日目というのはアーシュラーの悲劇の始まりの日として喪に服する第一日目でもあるため、なおのことイスラーム・ヒジュラ暦での正月という感じは全くありません。

 シーア派ではなくスンニー派が多い国の留学生などに聞いても、先日行われた犠牲祭や、ラマダーン月が明けた祝祭日が正月のようなものだから、という返事でした。

 アーシュラーはモハッラム月の1日から始まって10日目にクライマックスを迎えます。でもそこで哀悼の行事が終わりというわけではなく、そこから更に40日目の喪が明けるまでが服喪期間に当たるため、50日間、切りの良いところまでということなのか、まるまる二ヶ月間が喪の期間とされています。
 そのため、イランではモハッラム月とその次のサファル月には、結婚式を初めとするハレの行事は基本的に行われません。
 モハッラムの前がハッジ月(巡礼月)で、ムスリムの義務の一つであるマッカ巡礼が行われる月なのですが、マッカへの巡礼から帰ってきた人が親戚や友人を招いて行うお祝いも、モハッラムに入ってしまうと行えません。

 そのため、イランでは、モハッラムの直前になると結婚式場やレストランがフル回転です。あまり賑やかにパーティーを行うのもはばかられるということで、ホームパーティーすら自粛傾向だとか。難儀な国です。

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 写真は結婚式に使う自動車を飾り付けている花屋の前で。こうした自動車とも二ヶ月後まではなかなか出会えなくなる。

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by sarasayajp | 2007-01-20 21:29 | いろいろ |
2007年 01月 19日 |
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 試験の採点などの仕事に追われ、更新やコメントへのお返事が遅れています。済みません。

 食事を作る気分にもなれず、近所のピザ屋へ行ったところ、いつもピザ屋の前で餌をねだっている猫たちがこんな風に座っていました。

 このぼさぼさとした長毛が、ペルシア猫っぽいのかなあと思うのですがいかがでしょうか。
 それにしても彼等、洗ってブラッシングをしてあげたいなあ。迷惑だろうけど。

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2007年 01月 17日 |
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 混み合ったカフェの中

 隣のテーブルの女の子に声をかけてみる

 以前は見られなかったこんな光景がごく普通に見られるようになった

 テヘランも随分と変わったなあと感じるのはこんな光景を見るとき

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2007年 01月 14日 |
 もう何日か前の話になりますが、イランのニュースで「日本に防衛省誕生」というニュースが繰り返し流されていました。
 私の知り合いなどはそのニュースを見て、「日本には今まで軍隊がなかったのか?」と驚いていました。「確か、イラクに軍隊を派遣していなかったっけ?」などと突っ込まれると、説明するのに一苦労です。「日本ではあれは軍隊であって軍隊でなかったのだ」という説明に、「何のこと?」と腑に落ちないという反応をされてしまいます。

 憲法第九条とか、日米安保条約とか、朝鮮戦争の話とか、色々と複雑なんだよ、と説明はしてみますが納得できたようなできないようなあいまいな反応です。無理もありませんが。

 しかし考えてみたら、イランの軍隊も外国人である私の目から見るとなんだか不思議だったりします。
 それはイランには軍隊が二つ存在しているからです。
 一つはいわゆる正規軍(ニールーと呼ばれているもの)で、これが国軍ということになっています。もう一つが革命防衛隊(パースダーラーンと呼ばれているもの)で、内外の反体制派と戦う組織であるということになっていて、それぞれが陸海空軍の三軍を持っているとのこと。軍事費がかさみそうな組織構造です。

 どうして軍隊が二つもあるのかというと、王制の時代にアメリカのバックアップもあって中東一とも言われるほど強力だった正規軍を牽制し、反乱を阻止するために革命後(1979年)、ホメイニー師の命令によって設立されたのが革命防衛隊だからなのだそうです。要するに相互監視をさせるためということです。

 革命防衛隊はその名前の通り、革命政権を内外の敵から守るために存在します。革命直後は正規軍の反乱阻止や反革命ゲリラ組織の鎮圧という役割が大きかったのでしょうが、最近はその心配もほとんどないため、イラクのサドル師の民兵組織や「バドル軍」、アフガニスタンの「モハンマド隊」、レバノンの「ヒズボッラー」への支援といった『防衛』からははみ出ているのではないかと思われる対外支援や、下部組織である「バスィージ(民兵)」を使ってデート中のカップルをこづき回したり、大学内の改革派組織をつぶして回るという反体制分子の摘発を行っています。

 大統領閣下のバックボーンでもあるこの組織、このところ、ここ出身のいわゆる「保守強硬派」がポストを占めるようになりつつあります。そのためか正規軍より妙に存在感があるのですが、いざ実際に戦争が起こったときには正規軍と革命防衛隊のどちらが作戦などの主導権を握るのでしょうか。
 幹部候補生を教育する「軍事大学」を持ち、「正規軍」という名前を持つ正規軍が、戦闘に関する責任を持つのでしょうが、二つの軍隊が一つの国に存在しているというのは私の目から見るとなんだか不思議だったりしますし、大丈夫なのかなあという感じもしたりします。何といっても、横の連絡は絶対にあり得ず、「自分の領域」意識の強い省庁組織を目の当たりにしているため、いざ有事となったりすると責任の押し付け合いや、責任逃れが横行するのでは?という感じがしてしまうのです。

 まあ、私が人の国の軍隊のことを心配することはないのですが。
 それにしても、核を巡ってきな臭い噂が絶えない国に住んでいると、日本の自衛隊論争というのが何とも危機感の薄い議論だという感じがするなあと、防衛省登場のニュースを見ながら改めて感じてしまったのでした。

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 イラン・イラク戦争(イランでは「押しつけられた戦争」と呼ばれる)での戦死者(イランでは「殉教者」と呼ばれる)称揚の壁絵の一つ。こんなものを描かなくても良い平和な世界が理想なのは当然だが、現実はなかなか難しい。ベンチに座るおじさんたちがいつでも好きなだけ世間話に興じていられるよう願わずにいられない。

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2007年 01月 13日 |
 昨日、昼寝をしていて目が覚めたら雪が降り始めていました。
 この冬は例年になく寒さが厳しく、雪が降る回数も多いようです。
 沙漠の中の町として有名なヤズドでも市内で雪が積もるほど降ったと言いますし、ザグロス山脈やアルボルズ山脈沿いの地方からも、毎日のように雪のニュースがもたらされています。

 来年の夏のことを考えたら雪が沢山降ることは良いことなのですが、この寒さのために野菜の生育が悪く、品質が良くないのに値段が高騰しているというのが人々の悩みとなっています。

 イランは「四季がある国」だとイランの人たちは自慢をします。
 これは文字通り、一年の中に四季があるということもそうなのですが、例えば、アゼルバイジャン地方が雪の時でも湾岸では夏のように暑く、テヘランでは秋だけど、もっと南の地方では春のような陽気と、一つの国の中に四つの季節があるかのようだということも指すのだとか。

 日本の四倍という広い国土を持つ国ですから、北の方では雪でも南では農業ができるくらいに温かいのです。その上、革命政府の功績の一つで、道路の整備が進み、国内の流通がスムーズになっています。そのため、冬でも南の地方から露地栽培の野菜がもたらされるようになっていてとても便利だったのですが、今年はちょっと厳しいようです。

 そういえば、イランではハウス栽培の野菜というのはあまり見かけません。苗を育てるために畑にビニールをかけているところは眼にすることがありますが、ビニールハウスをたてて、中で温度調整をしてまで野菜を作っているというのは聞きません。花卉栽培のためのハウスは見たことがあるのですが。

 ともかく、例年の二倍以上になっているというトマトの値段が落ち着くのはいつになるのでしょうか。
 朝になっても雪はまだやみそうにありません。我が家は値段のせいではなく、雪で外出ができないために野菜不足になりそうです。

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 写真は先日の雪の後のもの。今はこれよりももっと積もっていて、坂の上にある我が家は、雪と氷でちょっと外出が怖い状態。

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2007年 01月 11日 |
 テヘラン大学は来週から二週間の試験期間に入ります。きっと今頃学生たちは試験のために懸命に勉強をしているに違いありません。

 真面目な学生が多いとはいえ、時にはやはり試験で良い点数を取るためにカンニングをする学生もいます。数年前には、教室の壁にカンニング用の書き込みをしていた学生がいたとかで大騒ぎになったこともあるそうです。
 そのためかどうか分かりませんが、試験前の今週は教室に鍵がかけられ、机や壁の掃除が行われたそうです。
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 外国語学部の教室は御覧の通り。
 私はこの小さなテーブルがくっついた形の椅子というのが苦手です。これではノートを取ることはできても教科書や参考書を広げるスペースがないからです。人文学部は長椅子と長机だったので便利だったのですが。

 この形の椅子とテーブルを使った授業を見ていて思うのが、左利きの人には不便な形だよなあということです。
 イランに来て何となくびっくりしたことの一つが、「左利きの人が多いなあ」ということでした。何ということはない、日本が子どものうちに右利きに矯正してしまうことが多いというだけのことで、そういうことをしない国ではごく当たり前の光景なのですが、それでもやはり妙に印象に残っていました。

 で、このテーブル付きの椅子ですが、やはり左利きの学生には使いにくいようで、ノートを取るときや試験の時などは、隣の椅子に付いているテーブルを使っている学生も眼にします。
 何とも窮屈そうなその姿勢を見る度、人文学部の古ぼけた長椅子と長机を懐かしく思い出してしまうのです。

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2007年 01月 09日 |
 昨日は試験問題を三科目分作成。
 試験期間はまだ少し先なのですが、研修のために日本へ行く学生の出発が試験期間に重なっているために前倒しで試験をしなければならないのです。同じ試験範囲で二種類の試験問題、更に難易度も同じくらいにしなければならないというのは非常に難しく頭を抱えてしまいました。

 まあ、それでも彼等が6週間の日本滞在を有意義に過ごすことができるのでしたら構わないのですが、研修期間をもう少しずらしてくれたらなあとぼやきたい気分になってしまうのも仕方のないところです。

 試験問題を作っている最中、テレビのニュースチャンネルを付けっぱなしにしていたのですが、そこには昨日ご紹介した「ガディール・ホンム」の祝日に際して行われた学生の集団結婚式の様子が何度か映し出されていました。

 日本でもそうかもしれませんがイランでも結婚式は一大イベントで、かなりの出費になります。若い学生にとってその金額を負担することは大変です。そのため、国が主催して集団結婚式を行うことで結婚式の費用負担を減らしてあげようという趣旨のようです。それなら卒業して職に就くまで結婚を待てばいいのに、というのはこちらでは余計なお世話なようで、私がそう言った途端「そんなことはない」と反論の雨あられでした。

 日本では比較的少ないようですが、こちらでは学生結婚は珍しくありません。それどころか在学中に出産をする女性も多く、「この学生はいつの入学だったっけ?」と悩むこともしばしばです。

 「人は結婚して子どもができて一人前」という考え方に異を唱えるつもりはありませんが、出産のために休学すると、休学以前に覚えていたことがかなり抜けてしまうのが教える側としては辛いところです。決してゼロにはなりませんが、授業についてこれるかこられないか微妙なところにまでなってしまうこともあります。

 このあたりを学生たち自身がどう考えているのかと思って尋ねてみました。色々な話が聞けましたが、おおよそこんなところのようです。

 日本の外国語大学や外国語学部のほとんどもそうでしょうが、イランでも外国語学部は女子大と見まがうほどに女子学生ばかりですので、あくまで女子学生の意見ということでお聞き下さい。

 彼女たちの大学進学の動機は何か。
 ・外国語に興味があったから。
 ・外国に留学したかったから。
 ・今時は大学に進学するのがあたりまえだから。
 ・仕事を見つけるときに大卒の資格があると便利だから。
 ・結婚をするのに大卒の資格がないといい結婚ができないから。
 ・恋人を見つけるため。

 在学中に結婚・出産をすることについて。
 ・条件のいい相手だったら結婚はするけど、子どもは卒業してから。
 ・籍だけは入れるけど、実際の結婚生活は卒業してから。
 ・留学をしたいので結婚はまだ考えていない。
 ・結婚をして相手と一緒に外国へ行く。
 ・相手が結婚したい、子どもが欲しいというのなら希望に従う。

 卒業後働きたいか。
 ・日本語を行かした仕事に就きたい。
 ・日本語と関係なくとも、英語など外国語を行かした仕事に就きたい。
 ・どうせ結婚するから働く必要はない。
 ・夫と相談して決める。
 ・働きたくともコネがなければ仕事はないから働けないと思う。

 こんな感じの答えが返ってきたのですが、「結婚をするのに大卒の資格がないといい結婚ができない」というのには驚きでした。それも一人や二人ではなく、かなりの人数がこう答えたのですから、今の女子大生にとって当たり前の考え方なのではないかと思われます。

 なんだか考えてしまう答えです。

 イランの国立大学は基本的に授業料は無料です。彼等の勉学にかかる費用のほとんどは国が負担しているわけです。学生一人が入学してから卒業するまで平均してどのくらいの費用がかかるのか分かりませんが、決して安いお金ではないと思います。国がそれだけの負担をするのも「有為の人材を育成する」という目的があるからだと思うのですが、「いい結婚をするため」の資格になってしまっているのかあと、なんだか微妙な感じです。まあ、このくらいきっぱりと言い切ってくれると、それはそれでいいか、という気分にもなってしまうのですが。

 結婚するなら学問は必要ないでしょ?などと言うつもりはありませんし、どんな動機からであれ大学で学ぶことで、何かしら得るものはあるのではないかと思います。「結局は仕事をしない女性ばかりが進学できる今の入試制度はおかしいから、入試改革をすべきだ」という男性たちの憤慨も分かりますが、でも諸手を挙げて賛成もできません。
 でもちょっと微妙に、気持ちの片隅がむずむずしてしまうのも事実なのです。

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