イランという国で
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カテゴリ:テヘランにて( 129 )
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2014年 02月 05日 |
 イランはこの数日、寒波の到来に伴う雪のため、各地で大変なことになっているようです。

 テヘランも、金曜日くらいから真冬日が続いたようですが、とうとう一昨日くらいからちらちらと雪が落ちてくるようになり、昨日は、目を覚ましたら一面の銀世界でした。
 小学校は休校となったのですが、大学は授業があるため雪を踏み踏み出勤です。
 さらさらとした水分の少ない雪なので、傘をささずにいてもそれほど問題がないのが助かるのですが、つるつると滑ってしまうのが怖いところ。交通もさぞや混乱しているのだろうと思いながら家を出たのですが、意外とそうでもありません。
 市役所が夜から朝にかけて道路にまいた、塩の入った砂利砂がそれなりに効果を上げていた模様。

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午後になって雪が溶けた後。点々と砂利がまかれているのが見える。


 私も雪国出身で、凍結が起こりそうな場所には砂が用意されていたと記憶していますが、塩が混ぜられていたかどうかは記憶にありません。なんだか自動車にも環境にも良くなさそうな感じがするのですが、実際どうなのでしょうか。

 午後には雪も小降りになり、道路の雪はほとんどすっかり溶けてしまいましたが、今日も午前中はまだ雪が降るとの予報。大学院入試のために大学も休みですし、家に籠もって仕事の予定です。学校が休みになった子どもたちも大喜びで、雪遊びをしているようです。大学生までもが、大学の敷地で雪合戦をしているのにはちょっとびっくりだったのでした。

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雪が積もった自動車。雪下ろしを途中で断念した模様。


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あちこちに雪だるまが登場。上のはなんとなく埴輪を思い出させる感じ。


 そういえば、この寒波到来に、家の中も随分と冷え込み、ものすごい寒波なんだなあと厚着をしてしのいでいたのですが、サロンにある二つの暖房のうち一つの元栓が閉めてあったことを発見。この可能性を全く考えていなかった自分には、ちょっと呆れずにはいられなかったのでした。
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2012年 08月 29日 |
 イランに戻ってから地方にばかりいたためぴんときていなかったのですが、30日から31日にかけて、テヘランで非同盟国首脳会議が行われます。
 不思議なことに、そのため、火曜日から政府関係機関と銀行が全て休みとなっています。それに伴って大学も入校できないようになっていてびっくりです。

 月曜日にタブリーズからテヘランに戻る国内便の機内で配られていた新聞の一面に、こんな写真が。

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 イラン国内のテロの犠牲となった核技術者の、テロリストにより爆破された自動車を会議場前に展示する。だそうです。

 イランがこの会議を、核開発に関する自分の立場を主張するために使うつもりなんだな〜と。
 そういえば、このテロの犯人が特定されたというニュースを聞いていないような気がするのですが、その後、捜査はどうなっているのでしょうか。

 もう一つこの会議でイランの立場の主張のために利用するはずだったエジプト大統領は、数時間だけの滞在予定なのだとか。エジプトとしても、イランの立場の宣伝に使われたくないというところなのでしょう。
 百カ国を超える国の首脳クラスが集まるのですから、まあ、いろいろな思惑があるのだろうなあと想像はできますが、そのために国内便のフライトを減らすとか、国内各機関を一週間も休みにするとかいうのは、一体どういう意味があるのか、ちょっと悩んでしまうのでした。仕事に支障を来すので困るのです。
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2012年 02月 16日 |
 閣下の「重大発表」というのが「アメリカとの関係改善だったらすごいですよね〜」「国際社会の英雄になれますね〜」などと多少の期待を込めて冗談を言い合っていたのですが、まあ、ある意味予想通りの結果だったようです。
 中国とロシアがバックについている限り、制裁もアメリカが期待するほどには効果もないでしょうから、こんなものかもしれません。
 アメリカと関係を改善しようがしまいが、イスラエルに取ってはいらだたしい国には違いないと思うのですが、どうするのでしょうか。

 先日、イランの観光ビザについてのお話をしましたが、イランの安全についてのご質問も増えています。治安がそれほど悪くないことは言えますが、「旅行をしても大丈夫でしょうか?」という質問には、どう答えて良いか難しいところです。

 アメリカやイスラエルの攻撃があるかどうかは分かりませんし、今にも戦争になるぞというような緊迫感もそれほど感じないのですが(個人的にはこの意見に近いかも)、イランの通貨リヤール(日常生活ではトマーンという単位の方を使っていますが)の暴落に伴って、物価が上がっているため、何となくぎすぎすした感じが漂っているなあとは感じます。
 もっとも、物価については制裁が厳しくなる前から上がっていたので、純粋に制裁のためだけなのかはよく分からないのですが。

 私がイランに来た頃には闇レートがあり、公定レートは1ドル3千リヤールの固定相場だったのが、闇レートでは4千500リヤールくらいでした。その後、公定レートが変動相場となり闇レートはなくなったのですが、このところの国際情勢に、外貨に対するイランの人々の需要が増えたのか、闇レートが復活したようです。
 フェルドウスィー広場周辺に集まる民間の両替屋は、店先にその日のレートのボードを出しているのですが、最近、政府の指導が入ったとのことで、ボード上では政府の発表する公定のレートを表示しています。もちろん、店内では闇レートで交換している店も多いのですが。
 外貨からリヤールへは両替していても、リヤールから外貨へは、「外貨の持ち合わせがない」と断ることも多いようです。

 オーストラリアやカナダへの移住を目指す人も多いようですし、戦争になるならない以前に、人と資金の流出が問題なのではないかと思わずにいられないのでした。

個人的に頭の痛いこと
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2012年 02月 10日 |
 寒波がやって来ていたテヘランから、所用があって松の取れた日本へ一時帰国。そしたらその前日から日本にも寒波が到来していたとかで、そのためというわけではないのでしょうが、テヘランでひいていた鼻風邪が悪化して、到着した日の晩からひどい風邪を引き込み、日本滞在中、なんとなくすっきりしないまま過ごすことになってしまったのでした。

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初詣は箱根神社


 テヘランに戻ってみたら、またまた寒波が居座っていて、寒い日が続いています。昨日は雪でした。

 寒いからと家に閉じこもっていても、ネットがつながっていれば仕事の一部は家でできるので助かります。しかし、昨日から、ネットはつながっているものの、メール機能だけは全く使えないという状況になっています。
 2月11日の革命記念日を前に、反政府活動などが起こらないようにということなのでしょうが、仕事にメールを使っている身にはなんとも迷惑な話です。これまで何とか使えていたフィルターをかいくぐるための手段も、私のスキルではこれ以上どうにもならないという状況です。
 とりあえず、SMSは使えますし、ネットそのものはつながっているので、急ぎの仕事のファイルは無料のストレージサービスを利用して、アドレスをSMSで送るということで対処できるのですが、なんだかなあという感じです。革命記念日が土曜日で、その直前の木曜日と金曜日も含めて連休となっているから構わないだろうということなのでしょうか。それでも、仕事に支障を来す人は多いのではないかと思うのですが。

 メールソフトを介したメールも、googleもyahooもgooもinfoseekもexiteもhotmailも全部だめ。メッセンジャーなどもサインインができません。SMSを放置してメールやメッセンジャーだけシャットアウトというのは不思議です。そういえば、自分はアカウントを持っていないので未確認ですが、Twitterやfacebookはどうなのでしょうか。

 経済制裁のせいなのか、何か他のことが原因なのか、このところの急激なインフレには、不満を持つなという方が難しいだろうなあと思うのですが、政府が気にしているように、その不満をチュニジアやエジプト、シリアのように表現することができるかというと、微妙な感じがします。大統領選挙の時に一度、不首尾に終わっているからです。
 3月早々に国会議員選挙がありますが、改革派系で立候補を届け出た人達の多くが立候補資格無しとして立候補できない状況ですから、選挙に無関心な人の方が圧倒的に多く、前回の大統領選挙の時のような盛り上がりは見られないでしょう。大学の中にも、投票日がいつなのか知らない人さえいます。

 革命後、餓死者はゼロになったし、国民の栄養状態は飛躍的に向上したと言い、アメリカで生活保護に頼る人が増えたと言ってはいますが(医療や食料、社会保障といった政府の支援というならイランもアメリカ以上では?)、イラン国内の格差の拡大や失業問題、政府からの補助金無しでは生活が成り立たない農村部の人達のことは無視なのかなあと、もう少し、せっかくのオイルマネーの使い方や生かし方を見直してみても良いのではないかなあ、と思わずにはいられないのでした。


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初詣の後は日帰り露天風呂。温泉は久しぶり。

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2011年 12月 23日 |
 ここ二三週間、テヘランは晴天続きでした。
 そのため、毎冬恒例の大気汚染が徐々に深刻化し、そろそろ学校や政府機関の休日措置が行われるのではないかというレベルにまで達しているようです。
 エスファハーンでは既に、この水曜日から休日措置が執られていたようです。

 毎年同じ事が繰り返されているわけですが、根本的な対策がほとんど行われていないように見えるのが不思議なところです。
 結局、冬の一時期をしのげばあとは関係ないし、ということなのかな?と思うのですが、そのしのぎ方も休日措置がもっぱらで、経済活動にも学校の授業運営にもマイナスなのは構わないのかなあと、これまた不思議なのでした。

 もっとも、休日措置を執ると、テヘラン市民が一斉にカスピ海岸へ移動するので、カスピ海岸各地の経済には貢献しているわけですが。でもちょっと、何かが違うよなあと思わずにはいられないのでした。
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2011年 11月 09日 |
 昨日のテヘランは一日中雪でした。
 例年に比べるとずいぶんと早い雪でびっくりです。
 雨も多いですし、このまま雨雪の多い冬になるのか、はたまたこの一時期だけのことなのか、この数年、水不足に苦しめられている農村部を目の当たりにしているだけに気になるところです。

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雪が降るといつもここから写真を撮っているような気がしますが、アパートの窓から見た外の様子です。


 明日の朝、積もっているようだと大学に行くのが大変なので少々心配ですが、どうなっていることでしょうか。天気予報では、明日は晴れそうなのですが。
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2011年 10月 30日 |
 テヘランは水曜日から雨模様です。
 ずいぶんと冷え込むようになり、私の住むアパートでは木曜日から暖房が入りました。
 日本に比べると壁や窓硝子が薄く、すきま風も入りやすいのと、暑がりの寒がりということから、ずいぶんと早くから暖房が入ります。またとんでもないガス料金の請求が来るのかと思うと、今からげんなりです。

 雨が降ると必ずどこかしらから雨が吹き込んでくる私の部屋は、珍しく無事でした。

 ところが。

 今日、大学のロビーを通りかかったところ、バケツが並んでいます。
 どうしてこんなところにゴミ入れが置いてあるのかと思ったのですが、脇を通りかかると、バケツの中からぽたりぽたりと雨音が。

 ロビー上部の天井は、建築当時、屋根がなく、吹きさらしだったため、学生があまりの寒さに授業をボイコットして抗議したという曰く付きの部分なのですが、その後、塩ビの波板がはられ(何とも言えない緑色でロビーにいると顔色が悪く見えると評判)、雨風をしのいでいました。
 そのうちちゃんとした天井になるのだろうと思いつつ、気がつくと6年が経っていたわけですが、どうやら雨漏りがするようになっていた模様。

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 のんびりした雨音を聞きながら、この冬は、私の部屋が水没しないといいなあと思わずにはいられなかったのでした。

 仕事はこの週末で三分の一段落。
 残りの三分の二はいつ終わるのか。雨で閉じ込められている間にがんばらなくては、です。
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2011年 03月 04日 |
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 テヘランは昨日から雪。
 実は部屋に閉じこもってずっと机に向かっていたため、夜中過ぎまで雪が降っていることに気がつかなかったといううかつものです。
 なんだか冷えるなあと、カーテンの外を見てみたら、なんと、外は一面の銀世界。

 今年は(イランではまだ正月が来ていないので)なかなか雨雪が降らず、夏にはどうなるのやらとはらはらしていましたが、この一ヶ月ほどはそれなりに降るようになり、十分ではないかもしれませんが、それでも少しは安心かな、という感じです。

 春の始まりのノウルーズまで、こんなふうに、雨や雪が降ったり、暖かくなったりを繰り返すのでしょう。
 飲み水や農業用水の心配をしないで済むよう、願うのでした。

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2011年 02月 16日 |
 今日は、修士課程の入試が行われるとかで授業が中止になってしまいました。

 ちょうどいい機会だから、先日し損ねた両替をしようと、再びエンゲラーブ方面へ。
 乗り合いタクシーで乗り合わせた男性が、「今日はエンゲラーブは封鎖されていないよね?」と運転手に確認しています。
 運転手は、「自分はエンゲラーブから来て、その時は何もなかった」というので、一同一安心。
 ところが、テヘラン大学近くなったところで警察車両が道路を封鎖しています。ここから先は通行止めだから歩けとのこと。
 周囲を見れば、受験生らしき大学生も多く歩いていますし、これなら大丈夫かとエンゲラーブ通りまでてくてくと歩くことに。
 エンゲラーブ通りに着いてみると、交差点にびっしりと警官と警察車両がいて、道路を封鎖しています。とりあえず、バスは動いているようなので、そこにいた責任者らしき人に、「フェルドウスィーまで、バスなら行けますか?」と尋ねると、バスで行けとのこと。
 バスに乗ってフェルドウスィー広場方面へ向かう(西から東へ)と、デモ隊が正面からやってきます。
 バスの乗客一同、「ムーサヴィー派?それとも?」と確認しています。
 イラン国旗やら、イマーム・ホセインの名前入りの旗、「ムーサヴィーに死を ハータミーに死を」というプラカードやらを掲げた、ひげの濃い男性たちやチャードルをぴっちりと着込んだ女性たちという、どう見ても体制派の人たちによるデモです。

 一時帰国から戻って二度の外出で二度デモにあたるというのも何だかなあという感じです。まあ、体制派デモなら発砲されたり、混乱が起こってどさくさ紛れに拘束されるということもないと思うのでまだ心配は少ないのですが。

 現政権の恩恵を受けている人も案外多いですし、体制に不満を持ってはいても、体制が変わることで社会が急激に変化することを好まない人も多いのは確かです。
 そんな中、このままもみ合いながらどこかに落としどころを見つけるのか、一気に体制の交替まで持ち込むのか。
 ベビーブーム世代が雇用問題にさらされている状況なので、これを解決しない限りは社会は安定しないのだろうとは思います。一党独裁で一度も選挙を行ったことがない中国を見て思うのですが、自由よりも仕事なのかなとも思うところです。

 革命記念日やエジプトやチュニジアの余波なのか。
 これがこのまましばらく続くのか。
 外国語学部の目の前には大学寮がありますし、大学本部はエンゲラーブ通りに面しています。授業を担当している学生には、体制派も反体制派もいます。
 目の前で起こっている出来事が気にならずにはいられない今日この頃なのでした。

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2011年 02月 15日 |
 所用のためしばらく一時帰国をしていました。

 昨日、午前中にテヘランに到着。荷物を置いてそのまま大学へ。

 大学でいくつか用を済ませて、両替のためエンゲラーブ広場方面へ。

 途中、ひどい渋滞で乗り合いタクシーが進まず、また、大学周辺に学生などがずいぶんとうろうろしていて、何となく変な雰囲気です。
 エンゲラーブ通りに出ると、警官がびっしりと立ち、歩道をぎっしりと人々がアーザーディー広場方面へと歩いています。
 革命記念日は終わったはずだし、何事?とびっくりしていたら、銃声までしてきます。
 大統領選挙後に流行った「アッラーフ・アクバル(アッラーは偉大なり)」の叫びを上げる若者に、それを制止しようとする警官たち。
 増援のため、あちこちから集まってくるバイクに二人乗りをした武装警官。

 これはどう見ても反政府デモだなあと思うと同時に、これは早々に退散しなくてはと頭の中に赤信号が点ります。
 まだ大規模な衝突にはなっていませんし、デモとはいってもスローガンを掲げたりしているわけではなく、ただ一方向に向かって雑然と歩いているだけなので大丈夫だとは思うのですが、外国人がそんなところをうろうろしていたらどんな言いがかりをつけられるか分かりません。
 ということで、デモが行われているアーザーディー通りからエンゲラーブ通りを避けて、一路北へ。

 ふと気がつくと、私の斜め後ろを歩いている人が、「撮るな。撮るんじゃない」と大声を上げています。なにかと思ったら、デモの参加者の様子を撮影しているバスィージ(民兵)のビデオカメラがこちらを向いています。

 チュニジア、エジプトの運動を嬉々として報道していたイランですが、こちらだって火種は抱えているのだよなあと改めて感じずにはいられなかったのでした。

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