イランという国で
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カテゴリ:イラン各地の話&交通事情( 120 )
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2014年 01月 24日 |
少し前に調査に出かけたときのこと。

テヘランでは晴れた日が続いていたので油断して、軽装で出かけてしまいました。

テヘランから自動車で西へ。
2時間ほど走ったところで、道路の両側に広がる地面に残雪が見えるようになってきました。
そういえば、テヘランより西の地方はテヘランよりもずっと寒いんだったと思い出したときには、さらさらとした雪が5〜10センチほど積もっている地域に入っていました。
もちろん、道路には雪は積もっていませんので移動には問題ないのですが、私の調査対象が雪野原を超えていかなくてはならない場所ばかりなのが頭の痛いところ。
とりあえず近くまで行ってみようということで行ってみたものの、一箇所は山の中なので雪が消えたらおいでと言われ、もう一箇所は雪で自動車が入れず、歩いて行こうにも目的地が雪の下で見えないためこれまた諦めざるを得ずという結果に。

日が出ていたので覚悟していたほどは寒くなかったものの、スパイクタイヤでもタイヤがすべるすべると、さらさらのパウダースノーには負けてしまったのでした。

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この先に目指す場所があるはずなのだが…


地元の人たちからの情報は色々と手に入ったので、収穫がなかったわけではありませんが、雪が溶けて地面が乾くまではこのあたりでの調査は休止だなあと、少々がっかりだったのでした。

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雪の上には動物たちの足跡がいろいろ。

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2013年 07月 07日 |
 期末試験も終わり、一時帰国までの期間をこれまで継続してきた聖所の調査に充てることにしていたのですが、これまでずっと行ってきた調査の中で山の上にあるとか遠いとかいう理由で残されてきた場所が多く、非常に難渋しています。

 まず、山の中にあるという場所。これが実に多いのです。
 昨年の夏、一時帰国直前にある聖所を訪れようとしたのですが、資料にある最寄りの村というのがまず大変な場所でした。ギーラーン州のルードバール郡にあるということなので、ルードバール市から村に向かったのですが、これがまた大変な道のりで、山の中の人影もない道をひたすら走り、結局道を間違えてしまい、村にたどり着くことができずに一回目のトライは終わってしまいました。
 その際、道を間違えてしまったことを教えてくれた人が、ルードバールからではなくて、ガズヴィーン州側から行った方が道も良いし(少なくとも道の半分までは舗装されているとのこと)、近いと教えてくれたので、そちらから挑戦することに。しかし、村から随分歩いた山の中に目的地があると言うし、これは日の長い時でないと難しいだろうということで、一年待って、この夏に再トライです。
 テヘランからだと大変なので、ガズヴィーンに一泊して早朝出発(テヘラン-ガズヴィーン間は約2時間)、と考えていたのですが、宿の数の少ないガズヴィーンはシーズンを迎えたアラムート観光の客でいっぱいだというので、夜、テヘランを出発して村に向かいました。
 テヘランからガズヴィーンまで2時間、そこから村まで山道を2時間半、村に到着するだけでも一苦労です。
 村で目的地について尋ねるとびっくりです。何と、私が調査する予定だった場所の他に、もう一カ所調査対象になる場所があるというのです。元々の目的地は途中まで車で行って、そこから徒歩片道一時間とのこと。しかし、もう一カ所は、徒歩で片道4時間はかかるというので、一日で両方の調査を終わらせるのは無理だと、とりあえずは近い方から行くことに。
 しかしこれが大変なのでした。村のある場所が標高2700メートルという高地ですから、恐らく富士山の五合目より高いのではないかと思います。そこを歩くのですから大変です。案内を頼んだ村の人は慣れていますからすたすたと歩いて行きますが、普段テヘラン住まいで(標高1000メートルくらい)、デスクワークが多く、加齢もあって体力の低下が目立つ私は、まず呼吸だけでも大変です。カメラなどの荷物6キロを担ぎ、休み休み歩くのが精一杯です。案内の人が親切で、こちらの状況をすぐに分かって荷物を持ってくれたので助かりましたが、それでも身体が慣れるまでは死ぬ思いでした。
 残雪の残る、道なき道を歩くこと1時間半、目的地に到着です。
 現在ではここに詣でる人もいなくなってしまったという標高2800メートルを超える山の上で、どうしてここが聖所とされたのか、やはり高いところに立つと神を近く感じられるのかなあと、ぼんやりと感慨に浸ったのでした。

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雲がとても近く見える感じ

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2013年 05月 17日 |
 調査のためにカスピ海沿岸州ギーラーンへ来ています。

 今回は、これまで調査した中で情報不足だった場所をもう一度調査するのが目的の一つでした。

 その中の一つ。
 茶畑が広がる中に浮かび上がる、こんもりとした樫の木の森の中にある聖者廟を訪れたときのことです。
 以前ここを訪れたときに確認を忘れていた、この廟の住所を確認するため(この廟の周囲には三つの村があり、この土地がその内のどの村に属すのかを知る必要があった)通りがかりの軽トラックの運転手に、「この場所はどの村に属すか分かる?」と尋ねました。返ってきた答えは少し離れたところの村の名前だったので、ああ、よく分からないのだなと思いつつも「ありがとう」と分かれ、その後誰も通りかからないので、廟の周囲で写真を撮りつつ、誰かが通りかかるのを待っていました。

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こういうところ。右手奥に見える建物は製茶工場。


 すると、後ろから声をかけられました。
 振り向くと、制服警官、役付きらしいのとその部下らしい若いのという二人と、兵役の若者が二人と四人もの警察関係者が立っています。
 珍しいことではないのですが、軽トラックの運転手が不審な外国人がうろうろしていると通報したのでしょう。それにしても、警官一人と兵役中の若者一人がバイクで二人乗りをしてやってくるのが普通なので、四人というのは随分と大がかりです。

 大がかりではありましたが、フレンドリーな警官たちで、身分説明と調査許可書の提示でその場は納得してもらえ、さらにはこの場所の正確な住所も教えてもらえました。ところがなんと、「これから情報省の役人が来るからそれまで待つように」とのこと。
 ところが、近くの町からやってくる役人が道に迷っているということで時間がかかりそうだから、調査を続けてもいいよ、というので、それじゃあと廟の中へ入ろうとしました。が、扉が開きません。かぎはかかっていないのにどうして、と、扉をがたがたと押してみたもののやはり開きません。警官たちも何事かと集まってくる中、なんと、中から扉が開きました。
 中には20代くらいの若者が一人立っています。
 中で願掛けをしたり祈っていたりしたのかな、じゃあ邪魔をして悪かったかな、と考えている私の後ろでは警官たちが誰だ誰だ、何だ何だと色めきたっています。
 早速役付き警官が尋問を始めました。
 尋問に応える若者の話し方や声を聞いて、警官たちが色めき立った理由が分かりました。一応運転手に「モウタード(麻薬中毒者)だよね」と確認を取ると、そうだろうとのこと。
 若者は警官に、自分はがんを患っているのだが、この廟に40日間籠もると治るから廟に籠もっていたのだと説明しています。
 病気快癒のために聖者廟にお籠もりすること自体は珍しくありませんが、40日間というのは珍しいかもしれません。廟の中を見ると毛布も持ち込んであり、泊まり込み体制でいたのは間違いないようです。
 警官たちは若者の家に電話をして事実確認をしていますが、要領を得ないようです。
 そうこうするうちに、道に迷っていたという情報省の役人がハンディビデオを片手にようやく到着です。
 ビデオで何を撮るのだ?尋問の様子でも撮るのか?と微妙に疑問です。
 疑問に思いながらもパスポートを見せろというので、たまたま持っていたパスポート渡すと、なんと写真モードで撮影しています。情報省ではカメラではなくビデオで写真を撮るようです。

 結局、尋問らしい尋問もなく、調査許可書のコピーを持って、じゃあね、と一行は不審者扱いの若者を連れて去って行きました。
 一行を見送りながら、情報省はサマンド(イランの国産車)だけど、警察はやっぱりトヨタのピックアップなんだなあと、どうでもいいことなのですが、思わずにはいられませんでした。トヨタのピックアップ、警察にも密輸業者にも未だに人気が高いようです。

 まあ、通報されたから出動せざるを得なかったんだろうなあと思い、調査許可書等を揃えておいて良かったと思うと同時に、地方での外国人に対する過敏さに大変だなあと思ってしまったのでした。
 日本でも、大きな神社ではなくて村の田んぼ脇の稲荷の祠を外国人がうろうろして、写真を撮っていたら通報されて警官が来るかなあ、来るかもなあとも思わないでもないのでした。

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木立の中の廟。この中に若者が籠もっていた。


 調査の際に許可書を用意するのは当然なのですが、パスポートは通常、宿泊ホテルに預けさせられるので、調査中は持ち歩いていないことがほとんどです。この日はたまたま、何を思ったのかホテルの従業員が「持っていった方がいい」と渡してくれたのでした。彼には感謝です。
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2012年 09月 02日 |
 タイミングの悪い時期、場所での仕事を終え、金曜日にはまた陸路テヘランに戻る予定でした。
 ところが、木曜深夜、追加の仕事が入り、「この面倒な時期に?」と目の前が真っ暗に。
 金曜朝、ホテルに掛け合ってみたものの、「ファルマンダーリー(内務省関連機関)から今日はホテルを空にするよう要請を受けている」とのことで、チェックアウトせざるを得ず。運転手も土曜日に仕事があるからということで、単身帰さざるを得ず、帰りがどうなるのかという不安ものしかかってきます。
 幸い、いつもシーラーズで使っているホテルで、一部屋だけなら開いているとのことで、とりあえず一晩の宿は確保できました。しかし、仕事がいつまでかかるか分からないので、バスの予約もできません。(金曜日の時点で、国内便は月曜の午後まで空席は一切無し)

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私には珍しく、有名観光地を久しぶりに訪問。


 土曜日夕方、何とか仕事を終わらせ、一縷の望みをかけ、休暇を過ごした人達でごった返す長距離バスターミナルへ。しかしそこでも、「火曜日まで全てのテヘラン便が満席」とのこと。
 長距離乗り合いタクシーを探してみたものの、テヘラン行きもエスファハーン行きもないとのこと。タクシー会社に電話をして見ても、「エスファハーンまで?無理」との返事。知り合いのつてで、ツアードライバーを探してもらっても、これもまたみんな仕事中だったり連絡がつかなかったりで、全く捕まりません。

 さてどうしたものかと途方に暮れていると、かすかに「テヘラン!テヘラン!」と呼び込みの声がします。大急ぎで近づき、「テヘラン?バス?タクシー?」と尋ねると、「乗り合いタクシー」とのこと。呼び込みをしている人は、正規タクシーの制服を着ていますし、まあ大丈夫だろうと、「乗るの?」に「乗る!」と返して、ついていくと、確かに黄色く塗られた正規のシーラーズタクシーです。
 道々聞いた話によると、本来はシーラーズ空港と市内を結ぶタクシーなのだけど、フライトキャンセルばかりで仕事にならないし、それならターミナルでチケットにあぶれた人を拾おうとターミナルにやって来た由。道理で、ターミナルのタクシー乗り場ではなく(シーラーズ市内専用)、ターミナルの外にとまっているわけです。
 何にせよ、これで朝にはテヘランに到着できると一安心。

 ところが、後部座席に三人で座っていると結構ぎゅうぎゅうで、眠るどころではないし、身動きもなかなか取れないために腰は痛いし、モスィーバト(難行苦行)な12時間だったのでした。
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2012年 08月 31日 |
 非同盟国首脳会議があるからフライトは軒並みキャンセル。
 という状況に、仕方なく、陸路テヘランからシーラーズへ。ホテルも軒並み満室で、ぎりぎりまで粘ってようやく、「金曜日の10時までにチェックアウトをしてくれるなら(イランでは13時から14時のチェックアウトが大多数)」という条件で確保できたのが、当日の11時。
 それから支度をして家を出て、シーラーズのたどり着いたのが深夜1時半。暑い最中の長距離移動はさすがに堪えます。

 「どうしてエジュラーセ・サラーン(非同盟国首脳会議の短縮形)がテヘランであるからって、国内便がフライトキャンセルになるわけ?」とぶつぶつ言っていたら、旅行社勤めの知り合いが、「そんなの、シーラーズやエスファハーンを観光する各国首脳のために決まっているじゃないか」とあっさり返されてしまいました。ホテルもそういうことかと納得したら、全くその通りだとのこと。

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議場の様子。120カ国が参加とのこと。(ファールス通信より)


 テヘランでも会場やホテル周辺には、数メートルおきに警官が立っています。それだけではなく、店舗は全て休業保証金を支払われて休業させられ、近隣住民も旅行クーポン(現金という話も)を渡され、半ば強制的に家を空けさせられているという話も聞いています。
 会議場やホテル周辺は、比較的高級住宅が集まった地区となっていますし(少なくとも住宅の価格は高い)、住宅が密集しています(正確にはテヘラン市内に住宅が密集していない場所はないかも)。どのくらいの範囲でこうした措置が実施されているのか知りませんが、もし本当なら大変な出費になっているのではないでしょうか。日本で先進国首脳会議を開催するから、APECを開催するからといって、そこまでしたかなあ、と思いつつ、そこまで徹底できるのならある意味すごいかも、とは思わないでもありません。

 テヘラン市内の政府関連機関、国営銀行、民間銀行の大多数が休みになるということは、テヘラン市民がこれ幸いと各地の観光地へと繰り出すということで、もともと数が少なくなっている国内線、列車、バスは軒並み満員。観光地のホテルは満杯。特にエスファハーンとシーラーズでは、各国首脳のために国営高級ホテルは借り上げられているので、人が公園や道ばたにまで溢れて野宿をしています。

 タイミングの悪い時に悪い場所で仕事になってしまったなあと思いつつ、粛々と仕事に励むのでした。
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2012年 08月 26日 |
 仕事で訪問したタブリーズ郊外の工房での用件が一段落して、ホテルへ戻ろうとしたところ、自分たち家族もタブリーズへ行くから一緒に乗っていきなさい、と、工房の持ち主一家の一人がホテルまで送ってくれました。
 ホテルの前で車を降りると、トランクを開けて「おみやげに」と果物の詰まった籠をプレゼントしてくれました。「うちで取れたものばかりだから」とのこと。
 工房の中庭に葡萄棚が作られていて、緑色の葡萄の房が垂れ下がっているのには気がついていたのですが、シャリール(桃の一種)や桃、黄桃は別な場所にあったのでしょうか。

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<center>果物の保護のために葡萄の葉が乗せられている
 早速、夕食代わりに(昼食が遅かったので夕食抜きの予定だった)ありがたくいただいたのでした。

 シーラーズの外でも葡萄畑が広がり、道ばたで取れたての葡萄をたくさん売っていましたが(写真を撮り損ねた)、ファールスの葡萄とアゼルバイジャンの葡萄は持ち味が違っていて甲乙つけがたいなあと思ったのでした。

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葡萄の葉をのけるとこんな感じ。一人で食べきるのは大変そう。

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2012年 08月 25日 |
 急遽引き受けた仕事のため、あちこち走り回る毎日です。
 日本から午前中にテヘランに戻り、その夕方にはシーラーズへ飛ぶという慌ただしさでした。その後も、深夜にテヘランに戻り、翌朝の便でまた地方へ、といった具合で、大家さんたちにも、「本当に帰ってきたのかどうかわからないくらいだ」と言われる始末。

 イラン国内の移動では陸路を行くことが多かったのですが、今回はさすがにそうもいかないので国内便を利用しています。
 それも、いつもなら、あれこれえり好みをして、「マーハーン・エアのエアバスかボーイング(他に比べて比較的新しい機体を使っているので)」などと指定するのですが、今回は、直前にチケットを購入することが多いので、えり好みどころではない状況です。

 気がつくと、イランの国内便も、キーシュ島やアゼルバイジャン方面など、ある特定の地方を中心とした小規模航空会社が幾つも参入していて、選択肢が増えていることにちょっとびっくりです。

 今回、タブリーズへ移動するのに使ったのがアーター・エアライン。初めて利用するのでどんなエアなのかと、楽しみ半分心配半分といったところでした。

 予約をしていたのが18:10テヘラン発タブリーズ行きという便だったのですが、出発二日前に電話連絡があり、「12:50に変更になったから」とのこと。なんだそれはとびっくりです。私はその日特に予定はなかったから構わなかったのですが、仕事があったり乗り継ぎがあったりで困る人もいるだろうにと、人ごとながら少々心配に。
 出発が遅れたりキャンセルになったりすることの方はあったのですが、こんな風にいきなり5時間以上出発が早まることも普通にあるのでしょうか?

 ちなみに、今回の機体はボーイングのMD-83。その前日はフォッカー100。
 どちらも同じ型の機体で墜落事故があったような気が。

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シーラーズのバーザールの一画。観光バーザール風になり始めていて、ちょっとびっくり。

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2011年 05月 08日 |
 先日も書いたように、ギーラーン州での週末を利用しての現地調査を始めて1年半になります。
 冬の雪が降っている時期や、一時帰国をしている夏は休止しているわけですが、ギーラーン州内の田舎道を一番走り回っている外国人の一人かも、と思うくらいにあちこちを走り回っています。

 この週末はずいぶんと暑くなっていて、冷房がほしいくらいではありましたが、今が一番気持ちの良い季節で、あちこちで花が咲く中、田植えの準備をしたり田植えをしたりしている光景を眺めながら走るのは、とても楽しいものです。

 ところが、そういう気分のへこむのが、道路のあちこちに残された轢死体を目にしたときです。
 車道に飛び出してきた動物が悪い、と言われてしまえばそれまでなのですが、なんとなく後味が良くありません。

 今の季節のギーラーンで特に多いのが、亀の轢死体です。
 春になって地中から出てきて、うっかり道路に出てしまったがために引かれてしまった亀の多さにびっくりするくらいです。
 先日は、道路の真ん中でひっくり返っている亀を発見、一度は通り過ぎたもののどうしても気になって、運転手に引き返してもらいました。彼も気になってはいたようで、見つけた亀を元に戻し(幸いなことにまだ生きていた)、道路脇まで戻していました。

 正直なところ、田舎の、自動車のすれ違いがやっとという道路をとんでもないスピードで走る人たちの気持ちが分かりません。
 もう少しスピードを落とせば、道路を渡ろうとしている動物を避けることもできるだろうにと思うのですが、どうにもスピードを出さずにはいられないようです。私たちは捜し物をしているため、道路の端を比較的ゆっくり走っているため動物を轢くことはないのですが、後続の自動車に盛大にクラクションを鳴らされたり、すごい勢いで追い越しをされたりします。

 道路をのたのた渡っている亀を、進路を変えてまで意図的に踏みつけていった自動車を見たときには、殺意を覚えてしまわずにはいられなかったのでした。

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2011年 04月 12日 |
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 3月末のマーザンダラーンで。

 つい数日前まで雪も降っていた寒いギーラーンから移動してきて、同じカスピ海岸沿いでもずいぶんと違うものだと驚いたのでした。

 日本も桜の季節を迎えていると思います。
 春が明るさをもたらしてくれることを願います。

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2010年 10月 06日 |
 調査で30分くらい歩くこともあると言いましたが、30分くらいならまだ良い方で、本当に、場所によっては頭を抱えるような場所もあったりします。

 これまで一番途方に暮れたのが、「歩いて5時間くらいかな」という場所でした。それも「まだ雪が全部溶けていないから、雪が溶けて道が乾いた頃、夏になってからじゃないと行けないよ」と言うのですから大変です。ここはまだ訪れることができずにいます。

 しかし、徒歩と言われたからといって、歩いているわけにもいきません。機材が重いことや、山登りに慣れていないことを考えると、徒歩にかける時間はなるべく短くした方が安全だからです。

 で、どうするか。

 まず、「車がだめなら(普段はプジョーかKia自動車のPrideを使用)、ネイサーンならどう?」と尋ねます。
 ネイサーンというのはいわゆる軽トラックで、別に必ずしも日産のものではないのですが、イランではネイサーン(日産のペルシア語読み)と呼ばれているものです。乗用車よりも車高が高くて軽いので、乗用車では行けないような場所でも走ることができて、乗り心地はともかく、便利なのです。

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ネイサーン。TOYOTAとありますが、ネイサーン(笑)。これは4ドアですが、2ドアのものが普通。


 ネイサーンでもだめだと言われたなら、次は「ランドローベルは?」です。ランドローベルとは、40年以上前の型のランドローバーで、ネイサーンでも行くことができないような荒れた場所でも走ることができます。

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ランドローベル。窓が開かないとか閉まらないとか、タイヤに溝がないとかいろいろ不安要素はあっても、山道をばりばりと進んでくれるのは確か。


 ネイサーンもランドローベルも山の中の村々に物資を運ぶため、山岳地帯の少し大きめの村ならたいてい1台や2台は置いてあり、運転手込みで借りることができるのです。

 ランドローベルでもだめとなると、次は「じゃ、ガーテル(あるいはオラーグ)は?」となります。ガーテルはラバ、オラーグはロバです。山中の道なき道を行くチューパーン(牧童)や、農地までの足として所有している人から借りて、一緒に行ってもらうのです(でないと扱えないし道に迷う)。

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ガーテル。ロバに比べると丈夫で扱いやすいのだとか。鞍なしで乗るので、慣れないと滑り落ちてしまうのが困りもの。


 たいていの場所ですと、このガーテルまで来れば到達可能なのですが、急斜面の岩場などがあった場合はガーテルでも行けないということになり、最終手段、徒歩を選択せざるを得なくなってしまいます。1時間くらいならがんばって歩くのですが、さすがに標高3000メートルという山の中を5時間かけて歩くのは未だ挑戦できないでいるのです。

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夏休み前に行った調査先で借りたランドローベル。垂直か?と思うような斜面を登ってくれた。


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