イランという国で
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イラニアン・タイム
2004年 08月 18日 |
 日本では連日猛暑だそうですが、こちらもまだまだ暑い日が続いています。
 日本と違い、湿度は低いので朝晩は窓を開けておけば気持ちの良い風が入りますし、日中でも日陰にいる限りそれほど苦痛はありません。こちらでは、夕方が一番暑く感じられ、この時刻にはクーラーのスイッチを入れずにはいられません。(※)

 そのクーラーが一昨日の夕方、壊れてしまいました。モーターがおかしくなったらしく、修理屋を呼ばなくてはいけなくなり、大家さんがすぐに手配してくれました。
 翌日の朝、大家さんの奥さんがやってきて、「11時以降に来るそうだから、11時以降は家にいてね」と念押しをしていきました。11時以降、何時に来るかは分からないということです。
 結局修理屋が来たのは4時近くになってからでした。

 以前、洗濯機を買った時もそうでした。
購入した店の人が私に、「じゃあ、このサービスセンターに連絡を取って、設置してもらってね」と言うのです。別に洗濯機の設置くらいできるのにと思い、自分でやってみたのですが、専門家でないと設置できないような構造になっていたのです。仕方なく、サービスセンターに連絡を取ったところ、「あさってに行きますから」とのこと。「あさっての何時くらいですか?」と聞くと、「午前9時から日没までの間よ」とのこと。
 それまでにもおおざっぱな約束には慣れていましたが、「日没まで」という区切り方はさすがに初めてで、唖然としたことを覚えています。たいてい、午前午後くらいは指定してくれるので。

 こういうおおらかな(?)時間の感覚にも慣れましたが、日本のサービス業の時間厳守というのは実はすごい技なのだということがよく分かりました。

 友達などと約束をしても、時間を守る人もいますが、守らない人も多いです。30分から1時間くらいは誤差のうちのようです。しかし、外での待ち合わせの場合は比較的時間に厳密なので、遅刻にもTPOがあるのは確かです。
 急ぐのは悪魔の仕事だそうですから、イラン人にとっては、時間に厳密な日本の社会は悪魔に魅入られた社会なのかもしれません。


(※)イランでは冷房は水冷式がほとんど。カスピ海岸や湾岸など湿度の高いところでは、日本のようなガス式も普及しつつありますが、高価なためまだそれほど普及率は高くありません。
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