イランという国で
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支配者
2008年 04月 14日 |
 先日のエントリーで、「伝統的な支配者観」と書いたところ、それはどのようなものなのかというご質問をいただきました。

 イランに限らないのですが、古代イランやギリシアの哲学者王の理想と、身体的にも完全であるべしという考え方があるのだとか。
 そのため、ひげがないラフサンジャーニーは「ひげなし」と言われ、右手が不自由なハーメネイー師は革命の重要な場面で何とか右手を動かして見せる必要があったのだとか。
 ハータミー前大統領がもてはやされた理由の一つが彼の外見であったことは間違いありません。体格がよく、穏やかそうな相貌にひげを上品に生やし、にっこりとほほえむ様子はイランの看板にふさわしいと考えた人は多かったに違いありません。そういえば、彼は哲学科の出身でもありした。

 イランのお隣、トルコでも同じような考え方はあり、皇太子はスルターン位を争う他の王子たちの目をつぶしたのだそうです。ライバルを不具の身にすることで継承権を失わせたのだとか。

 もちろん、こうしたことは洋の東西、時代を問わずあるのでイランだけに見られるものでもなんでもないのですが、イランの場合、古典文学作品などに容姿も良くあるべしとかそれに近いことがはっきり書かれていたりするので印象深いものがあるのです。

 ついでなので、古代の王たちの姿をご紹介。

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 こちら中央はアケメネス朝時代の王とその家臣たち

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 王は強くあるべし。ローマ皇帝を跪かせるサーサーン朝の王

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 王の権力は神から与えられたもの。王権のシンボルが与えられている場面

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 サーサーン朝の王のアップ

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by sarasayajp | 2008-04-14 11:17 | いろいろ |
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