イランという国で
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サマータイム
2008年 04月 11日 |
 サマータイムの実施についてですが、ちょっと気になったので周囲の人たちに聞いてみました。
 どうやら大統領閣下の鶴の一声で復活したのではなく、国会から政府に対してサマータイムの実施が要請されたのを閣下が拒否。その後、サマータイム実施に執念を燃やす国会は、法律がイスラーム法に違反していないかなどをチェックする機関であるところの護憲評議会にサマータイム実施法案を送り、護憲評議会からサマータイムを行うべしとの命令を出し、さしもの閣下もそれに従わざるを得なかった、というところのようです。閣下には濡れ衣を着せてしまいました。

 ところで、どうして国会はサマータイム実施にこだわったのか?というと、「昨年はサマータイムが実施されなかったために経済的な損失が大きかった」のだとか。正直なところ、サマータイムを実施しようがしまいが経済問題は変わらなかったのでは?とも思うのですがどうなのでしょう。サマータイムではなく、別なところにイラン経済の問題は存在しているように思うのですが。

 また、昨年サマータイムが実施されなかった大きな理由が、西欧との決別を意図する大統領閣下の「西欧のまねをする必要などはない。サマータイムを実施しようがしまいが経済はそう変わるものではない」という鶴の一声でした。
 昨年、ラマダーンの入りと明けがイランとしては珍しく、アラブ諸国と一致していました。これはアラブ諸国にすり寄るためだったと見なされていますが、「西欧にすり寄る必要はない」とやめたサマータイムを行うということは、今年は西欧にすり寄る必要ができたのでは?という人もいました。これはこれでおもしろい意見だなあと思います。

 また、サマータイムについて色々と話している中でおもしろかったのが、「大統領は背が低くて、壁に掛けてある時計の針を進めたり遅らせたりするのに手が届かないんだよ。だからサマータイムをやめたかったんだよ」というジョークだったのでした。
 閣下の背が低いことはあちこちでジョークや風刺画のネタになっていますが、イランの伝統的な支配者観からすると、やはり背が低くてハンサムではないというのは致命的なのだなあと改めて感じた次第だったのでした。

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by sarasayajp | 2008-04-11 13:02 | いろいろ |
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