イランという国で
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天国
2008年 02月 08日 |
 昨日から今日にかけて、自分でもびっくりの14時間睡眠でした。

 このところ、ばたばたしていて疲れがたまっていたんだなあと自分でも納得なのですが、目が覚めて時計を見たときには一瞬、日時を把握し損ねてしまいました。調査から戻って、あ〜疲れた、とベッドに横になった瞬間から意識がなくなっていたわけですからすごいです。

 その調査ですが、まあ、内容そのものは調査というには大げさかもしれないようなものなのですが、イランの農村部をひたすらがたごとと走り回るので楽しくもあり、大変でもありというところです。

 大変なことの一つに、イラン行政府がとにかく大変な勢いで道路を作るので、地図にある道路と実際の道路が変わってしまっていることがあるというものがあります。
 それと、やはり行政府が、様々な理由から村の名前を変えてしまうことがあるというものもあります。実際に人々が使っている古い呼び名と地図上の名前が違っているために、場所を見つけ出しにくくなってしまうのです。

 とまあ、そんなこんなで、昨日もちょっとおもしろいことがありました。

 友人に車を出してもらい、ずっと以前に行き損ねていた村を訪れようとしたのです。
「ええと、この辺りで誰かに、『フェルドゥース村』へ行く道を聞いておいて」
「フェルドゥース村ね」
「そうそう」
 通りがかりの人に道を尋ね、戻ってきた友人曰く、
「その地図、間違ってますよ。フェルドゥース村じゃなくて、フェルドゥースィーエ村ですよ」
「え?そう?」
「みんな、もう少し行くと、『フェルドゥースィーエ』はこっちと看板が出ていると言っていますから」
「ふ〜〜〜ん」
 と走り出すと、確かに『フェルドゥースィーエはこちら』と看板があります。しかし、看板が見えてからなかなか道路にたどり着きません。不安になった友人が車を止めて、歩いていた人に聞きました。
「フェルドゥースィーエはどこで曲がるの?」
「フェルドゥースなら、300メートルくらい行くと舗装道路があるから、そこを曲がって最初の村だよ」
「ねえ、フェルドゥースって言ったよ」

 『フェルドゥース』というのはペルシア語で『天国』という意味です。ホラーサーンの方にも同じ名前の村があり、サフラン生産などで有名です。
 どうしてこのフェルドゥースという地名をわざわざ『フェルドゥースィーエ』に変える必要があったのかと考えてしまいました。
 フェルドゥースだと『天国』そのものであり、それが地上にあるのはよろしくないが、フェルドゥースィーエだと『天国のような』という意味なので地上にあってもよろしいと、誰か気の利いた人が考えたのではないかという結論に。ばかばかしい限りではありますが、恐らく、それほど大はずれではないように思います。

 関係ありませんが、「日本にもそういえば、『天国(あまくに)』という名字の人がいるよ」と言ったら、「へええ」となんだか感心されてしまったのでした。

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by sarasayajp | 2008-02-08 21:53 | いろいろ |
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