イランという国で
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2007年 12月 10日 |
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 あるアフガン人家庭におじゃますると、「にゃあ」と子猫が出迎えてくれました。
 決して人懐っこいわけではありませんでしたが、毛並みもきれいでふかふかで、家族からかわいがられているのは分かりました。

 この子猫を見ていて思いだしたことがあります。イランに来てすぐにテヘラン大学の寮にいた頃のことと、友人・知人を訪ねていったあちこちの寮でのことです。

 大学の寮というのはどこでも、不思議と猫が多く住み着いています。
 出産シーズンになると子猫が寮内をうろうろしていることもあったりします。
 ほんの小さな子猫です。人間に何かができるわけありません。
 ところが、女の子たちは「きゃあ」と悲鳴を上げて子猫から逃げ出してみせるのです。
 初めてこの光景を目にしたときには「はあああああ?」とあっけにとられてしまいましたが、これが一人二人ではないというのが次第に分かってきました。この「子猫を怖がってみせる」というのがイランで一番びっくりしたことの一つでした。なぜ「みせる」なのかというと、本当に心の底から怖がっているのか、そうすることで何かをアピールしようとしているのかよく分からなかったからです。

 イラン人の友人などにこの疑問をぶつけてみたところ、「あなただって、スースク(ゴキブリ)を見れば飛び上がるでしょ」という意味のことを言われて終わりでした。言いたいことは良く分かったのですが、ゴキブリと猫を同列に扱われたことにびっくりして、それ以上突っ込めなかったのでした。

 「しっっしっっ」と追い払いながらも、それでも、寮内の猫を駆除しよう、という動きにはならず、何となくお互いに距離を取りながらそれなりに過ごしているところがイランらしいところかもと思うのでした。

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by sarasayajp | 2007-12-10 15:34 | いろいろ |
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