イランという国で
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診療所
2007年 12月 07日 |
 昨日は午前中に仕事で外出。あちこちをまわって家へ戻るとぐったりです。
 疲れたにしては変だぞ?と思ったのはしばらくしてから。
 身体の節々が痛く、喉が腫れ、咳が止まりません。
 もしやと熱を測ってみるとかなり出ています。
 時計を見ると、もう診療所などは昼休みを取っているなどして閉まっている時間帯です。大きな病院は面倒だしと、そのままベッドの上でぐったりとしているうちにうとうととしていたようです。次に目が覚めると夕方でした。声があまりでないので、夕方の約束をキャンセルする旨をメールだけして、近所の診療所までよれよれと出かけました。

 こちらでは、いくつかの診療科目をそろえた大きな病院の他に、アパートの部屋を使った個人の診療所が沢山あります。あくまで「診療」だけなので、レントゲンをとったりなどの検査はできず、検査が必要な場合は検査のための場所へ出向かなくてはいけません。また、ちょっとした治療はそこでできても、それ以上のことが必要と見なされた場合は病院へ行かなければできません。日本の個人医院の方が設備は整っているのではないでしょうか。
 それでも、とりあえずは手軽ですし、近所にあるというのが便利なので、みんなよく利用しているようです。

 ぜいぜいと声がかすれ、ずるずると鼻水が止まらない状態で症状を説明すると、先生は喉をちょっと見てすぐに、「風邪ですね」と一言。とりあえず、仕事があるので熱だけ下げて欲しいと頼むと、さらさらっと手元の処方箋にいくつかの薬を書き付け、サインをし、判を押し、「じゃあ、これを買ってきて」とこれまた一言。

 イランの診療所で面倒なのがこれです。
 日本でも院外薬局とやらが普通になりつつあるようですが、こちらでは当たり前です。大抵は診療所の近所に一軒くらいは薬局はあるのですが、それでも面倒なのには変わりありません。今回のように熱でよれよれしているときなどは本当に大変です。
 処方箋を渡して薬をそろえてもらい、それを持ってまたよろよろと診療所に戻り、注射を打ってもらい、家へ戻り。それだけで一仕事です。

 解熱剤が効いたのか、とりあえず夜には楽になっていたのですが、もうちょっと早く夕方の診療を始めてくれないかなあという感じもします。

 こうした町の診療所の医師たちは、午前中は大きな病院で働き、夕方6時くらいから自分の診療所を開けるという人がほとんどです。シフトが逆で、午前中は自分の診療所で午後が病院という人ももちろんいます。
 自分の診療所で診察して、必要があれば自分が勤務している病院を紹介し、あるいは病院で診ていた患者を引き続き自分の診療所で診ていたりということもあるようです。
 便利なのか不便なのか良く分からないシステムですが、私の住んでいるあたりでは、午前中に開いている診療所が意外と少ないのは困るなあとちょっと思ってしまうのでした。

 そういえば、イランの医療レベルはどうですか?と聞かれることが多いのですが、医者次第、というところは日本でもイランでも変わらないように思います。JICAによると確かタンザニア並みという査定のようで、自分はイランでは医者にかかりたくないと仰っていた方もありますが、実際は、外科と歯科に関してはかなり高いレベルにあると聞いています。もちろん、評判を色々と集めて判断する必要はありますが。アレルギー診療に関しては今一つという印象です。イランでもアレルギーは増えているそうですから、これからレベルアップしていくのだろうと思いますが。
 夜間の救急医療に関しては、若い医師が夜勤医を努めていることが多いので、昼間のようにいかないというのも日本とそう変わらないのではないでしょうか。
 医療機器が日本に比べると旧式というのはまあ仕方のないことですが、最新式の機械を日本の医師たちが使いこなせているのかどうかという問題もありますし、最終的には設備も大切だけど、やはり医師の腕が一番重要なのだろうと思います。
 ということで、日本もイランもそう変わらないのではないかという感じがしています。

 それにしても、風邪が治りにくくなっているというのが年齢によるものなのかどうか非常に気になっている今日この頃なのでした。

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by sarasayajp | 2007-12-07 15:57 | いろいろ |
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