イランという国で
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女性タクシー
2007年 12月 03日 |
 マシュハドからテヘランに戻り、空港から家へ向かうタクシーが女性専用無線タクシーでした。
 女性一人の客には女性運転手であるこのタクシーということだったようです。
 去年テヘランに生まれた「女性のための女性運転手によるタクシー」というのは話には聞いていましたし、市内を走っているのを見かけてはいましたが、自分が乗るのは初めてでした。単純に機会がなかっただけなのですが。

 狭いタクシーの中で男性の運転手と二人きりになるのが嫌だ、という女性たちの意見で(プラス妻や娘たちの安全を願う家族たちの願い)生まれたというこのタクシー、この一年で随分と数が増えたようです。

 ぴかぴかの緑の車体に、しっかりとカーナビも装備して、颯爽と運転する女性たちはがんばっているのでしょう。
 イランに来て以来、男性の運転手しか経験がないのでそういうものだと思っていましたが、考えてみれば、ムスリム女性でなくとも、男性運転手と二人きりになってしまう車内というのは緊張感があるのは確かです。女性客を狙った運転手による強盗殺人や強姦の話も時々聞きますし。

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 私の乗ったタクシーの運転手はチャードルの小柄な若い女性です。走り始めてまず、「行き先は?」と確認。私が「ギーシャー」と答えると、しっかりとカーナビをセット。「ギーシャー(革命前の呼び方で今でもこちらの呼び方が一般的)って、クーイェ・ナスル(現在の正式な地名)のことよね?」と確認。
「あ、下からじゃなくて、ハキームの方から入ってください。その方が近いから」
「ハキーム?そんなところからは行かないでしょ?ジャラーレ・アーレ・アフマド(私が言うところの“下”)からでしょ?」
「いや、そちらは渋滞が酷いし、うちはハキームからの方が近いから」
「ハキームからギーシャーへ入る所なんてあった?」
「ありますって」
「そうなの?」
 ちょっと不安そうにしながら駐車場から一般道へ。
 運転は男性に比べるとスピードもそれほど出さないし、無理な車線変更もしないしでちょっと安心でした。

 私の道案内通りにアパートの前まで来て、「これで道をまた覚えたわ」とにっこりする彼女に、がんばれ、と思ったのでした。

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