イランという国で
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不動産
2007年 11月 22日 |
 このところ、タクシーを使うときに家賃を聞かれることが増えています。
 お金の話はしたくないので、大抵は「答えたくないから答えない」とか「どうしてそんなことを言わなくちゃいけないの」とか、聞こえなかったふりとかで答えないようにしているのですが、こちらが答えるまでうるさく聞き続ける運転手も多いので嫌になります。

 どうしてこんなに家賃を気にされるんだ?と思ったのですが、何と言うことはない、このところの不動産価格の異常な上昇で、家賃相場が「これで本当に普通の人が借りられるのか?」と思うくらいになっているからでした。
 私が住んでいるところが、周囲の地区に比べると少し家賃相場が高いところなので、この家賃相場の上昇でどのくらい家賃が上がったのか聞いてみたかったということのようなのです。

 確かに、次の契約更新の時にどのくらい家賃の値上げをされるのか考えると頭が痛かったりします。

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 この不動産価格の上昇を当て込んで、テヘラン各地でアパート建築が盛んに行われています。
 ところが、このところ、コンクリートや鉄筋など、建築資材が粗悪になっているのだそうです。品質の良いものは海外に輸出をして、安くて品質の悪いものばかりが国内に流通しているのだとか。コンクリートも政府が決めた価格があるのですが、その値段で買おうとすると何ヶ月も待たされるという嫌がらせをされるため、領収書には書けない上積みをしてなんとか手に入れる状態なのだというのですからすごいです。高く買わされたコンクリートを節約するため、基礎の部分などで色々と混ぜものをするということもごく当たり前に行われているそうです。
 また、建築許可を取るため、電気を通してもらうため、ガスを通してもらうため、いちいち関係する役所の担当者に領収書に書けないものを渡さなければならないとか。
 こういう話を聞いていると、新築物件というのは高くなるのは当然だし、粗悪品と混ぜものでできているかもしれないなら怖いかも、という気がしてきます。

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 そうやってとにかく完成までこぎ着けたアパートも、普通の人が買うには難しい価格になっています。銀行などのローンもありますが、それほど大きな金額を貸してはくれませんし、銀行によっては利息が50パーセントにもなるというのですから腰が抜けそうです。この利息を聞いたときには、日本の消費者金融などかわいいかもと思わずにいられませんでした。
 イスラームは利息を禁じていたんじゃなかったっけ?と、イランに来て以来持ち続けている疑問がより一層大きくなるような利息です。

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 現大統領がテヘラン市長だった時代にも不動産価格が上がって大変でしたが、経済のことを分かっていない人物がトップにいて、行き当たりばったりなめちゃくちゃな指示を出すと、大変な思いをするのは普通の人たちばかりだというのが良く分かります。
 さて、契約更新はどうなることやら、数ヶ月後のこととはいえ、今からため息が出そうな気分です。

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