イランという国で
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ハーフェズ占いカード
2007年 08月 29日 |
 部屋を整理していたらこんなものを発見。
 何年も前におみやげ用に買って、余ったのをしまい込んだまま忘れていました。

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 ハーフェズ占い用のカードです。

 イランでは、シャベ・ヤルダー(これについてはこちらを参照ください)の時などに「ハーフェズ占い」をします。
 もちろん、宗教的にまじめな家ですと、ハーフェズ占いではなくてコーラン占いなのだそうですが。

 ハーフェズというのは14世紀ころにシーラーズに生まれた詩人の名前です。彼の詩は神秘主義的な色合いの強い抒情詩が中心で、その美しさから「神秘の舌」という異名を奉られているほどです。
 その詩の美しさ故に今でもファンが多いハーフェズの詩ですが、その神秘主義的な色合いと言葉の持つ複雑さ故に様々に解釈できることでも有名です。その曖昧さを利用したのがハーフェズ占いです。
 ハーフェズの詩集を持って、自分の占いたいことを思い浮かべながら針を刺し、その針が刺さったページに書かれている詩を解釈するというもの。

 ということで、本当なら詩集を使うのでしょうが、タロットカードなどの影響なのかこうしたカードも売られています。

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 こんな風に絵柄も様々。
 これを見ていると、イランは本当に「偶像禁止」をうたったイスラーム国なのだろうか?という疑問がわき上がらないでもないのですが、まあ、芸術の国ですし、いいのかな、と勝手に納得することに。

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 裏にはこんな風にハーフェズの詩が書かれています。
 神秘主義的素養も文学的センスもない私が読んでも、ふ〜〜〜ん、で終わってしまうところが悲しいのですが、大学時代の同級生や知人たちは「美しい詩だよね」と味わっていたことを思い出してしまいました。

 ハーフェズの墓は現在、シーラーズのハーフェズ廟内にあります。
 観光地として有名なのでいつでも人でいっぱいですが、観光客に混じって、ハーフェズの詩に傾倒する人がハーフェズの墓石に触れたまま物思いに浸っていたり、ハーフェズの詩を読みながらいつまでもそこにたたずんでいたりする様子もよく目にします。こうした光景を見ると、何となく圧倒されるものを感じないではいられないのでした。

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by sarasayajp | 2007-08-29 20:47 | いろいろ |
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