イランという国で
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農業のことなど
2007年 07月 24日 |
 産地偽装とか、原材料の偽装とか、食品に関する様々な問題が報道されているようですが、イランでもそういったことは珍しくありません。日本のように産地や加工の表示に関する法整備が遅れているので、問題として取り上げられることはほとんどありませんが、ちょっと気をつけていればすぐに気がつくほどだとか。

 残留農薬はかなり酷くて、果物や野菜を良く洗わずに食べると具合が悪くなることもあるとかで、野菜・果物専用の洗剤も売られています。確かに農村を回っていると、計量もせず、適当にじゃぶじゃぶと農薬を使っている現場に出会うこともしばしばです。最近は、農業指導によってこうしたことがないように努めているというのですが、まだ徹底はできていないところが悩みの種だと聞きました。

 これから盛りを迎えるメロンの一種ハルボゼはマシュハド近郊のものが一番おいしいとされていて、値段も他の産地のものより少し高いそうです。ところが、これが私の友人たちやその家族によるとほとんどが嘘だというのです。テヘランの果物屋のほとんどがマシュハドのハルボゼしか売っていないというのは変だし、本来のマシュハドのハルボゼとは色や味が違うというのです。
 こうしたことはもちろんハルボゼ以外の果物でも見られるとか。日本の南魚沼産コシヒカリのようなものでしょうか。

 これと同じようによく耳にするのが「砂糖水で作られた蜂蜜」です。
 アルダビールやサレインなど、蜂蜜がおいしくて有名な高原はイランに沢山ありますが、こうした場所では蜂蜜の生産量を増やすため、ミツバチに砂糖水を嘗めさせることで蜂蜜を水増ししているのだそうです。「まったく、どこのものでもちゃんと味を見てからじゃないと信用できないね」とのこと。

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 イランの養蜂は、農家が自宅にミツバチの巣箱を持っていて、農業の傍らで行っていることもありますし、専門の養蜂業者が養蜂箱を持って各地を回って行っていることもあります。各地に遠征している養蜂業者にはエスファハーン出身者が多いと聞いたのですが、もし本当なら、家族と離れてテントで暮らしながら何ヶ月も蜜がたまるのを待たなくてはならないというのは大変だと思います。そのため、手っ取り早く蜜をとることができる砂糖水を使って、ということになってしまうのかも知れません。

 それならそれで良いのでしょうが、そのように表示をせずに売られているので買ってみておや?ということになるのだとか。

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 こういうことも国を問わず起こることなのでしょうが、食べるものに対する信用がどんどんと落ちていくなあと、ちょっとため息が出てしまうのでした。

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by sarasayajp | 2007-07-24 19:50 | いろいろ |
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