イランという国で
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懐かしく思うこと
2004年 10月 26日 |
 夏の集中豪雨による洪水と、今回の地震と、二度も大きな災害に遭ってしまった自分の故郷を思い、何となく落ち着かない毎日を送っています。

 自宅は幸いに二度とも被害を免れましたが、自分のよく知っている地名をニュースの中で目にする度、ざわざわと落ち着かない気分を味わいます。
 「故郷」というものに対する感傷だと言ってしまえばそれまでなのですけど。それでも、故郷以外の土地に住んだ時間の方が長くなってしまおうと、今ある「自分」はあの土地があったからであり、自分と切り離せない場所なのだなあと感じました。たとえ一生イランに住むことを選んだとしても。



 こんな感傷的な気分に追い打ちをかけたのが、日本人留学生の間で交わされた「故郷の名物」論議でした。
 自分の地元で、「一番のごちそう」と思われている刺身は何か、というところから始まったのですが、食べ物を通じて郷愁をかき立てられてしまいました。

 ちなみに、私の故郷では、やはり何といっても「ぶり」の刺身が一番のごちそうでした。大晦日など、脂で箸から滑り落ちるようなぶりの刺身が必ず食卓にあがりましたし、今でも帰省をすると、季節であれば必ずこれでもてなされます。それと、今は少なくなってしまったらしいのですが、「甘エビ」。
 ちょっと変わったところでは、アンコウを捌いて、蒸して、酢みそで食べる刺身もありました。あんきもは必ず父が食べるので子供には回ってきませんでしたけど。

 米は農家から直接買う、「南魚沼産コシヒカリ」でしたし、牛肉も今やブランド牛となった「長岡牛」を食べていました。

 別にお金持ちでも何でもないごく普通の家でしたけど、食に関しては自慢できるくらい恵まれていたんだなあと懐かしく思い出してしまいました。

 母が何でも手作りをしてしまう人でしたので、草餅やら笹団子やら、毎週のように手伝わされていたのも懐かしい思い出です。

 こうして書いているうちに、ますますメランコリックな気分になってしまいました。どうも、私の故郷の思い出は味と密接に結びついているようです。




 ところで、菊を食べるのは新潟だけなのでしょうか?

 食用の菊の花びらをむしって、湯がいて、三杯酢で食べるのですが、みんなに、「え~?」と言われてしまいました。

 それから、地震で大きな被害を受けた小千谷市にある「へぎそば」は、海草をつなぎに使っているのですけど、これも聞いたことがないと言われてしまいました。
 うちでは、「そばを食べに行こう」というとこれを食べに小千谷まで出かけたものでした。


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by sarasayajp | 2004-10-26 21:47 | いろいろ |
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