イランという国で
sarasaya.exblog.jp
  ブログトップ
やんぐん
2007年 07月 03日 |
 私はテレビを見る方ではありません。
 もちろんテレビは持っていますが、ニュースチャンネルを時計代わりにつけているくらいで、日によってはテレビを全くつけない日もあるくらいです。
 これは日本にいるときからそうで、日本でもニュースやドキュメンタリーのような番組を見るくらいで、テレビよりは本を読む方が好き、という生活でした。

 日本でもイランでもほぼ全く見ないものの筆頭がドラマです。どうして?と聞かれると困るのですが、好きではないのです。多分、毎週(あるいは毎日)、同じ時間にテレビの前にいなければいけないというのが好きではなかったのだと思います(ビデオに撮ればいい、という話もありますが)。
 さして興味もないし見ないため、誰かと話していてドラマの話題を出されるのが一番困ります。イランに来たばかりの頃は「おしん」「はにこ(はねこんま)」のことばかり聞かれ、困るやらうんざりするやらでした。日本人だからといって日本のドラマを必ず見ているわけじゃないし、それどころかドラマが嫌いという人もいるんだけどなあと、こうした話題を振られることを迷惑に思ったものでした。

 この数年は、日本のドラマはイランでは放映されなかったかされてもヒットしなかったかで、イランの人と話していてもドラマの話題を振られることはなかったのですが、昨年あたりから少し状況が変わってきました。

 日本でもヒットしたと言われている韓国のドラマ「チャングムの誓い」が「やんぐん」という名でイランでも放映され、イランの人たちの心を掴んでいるからです。このドラマの放送時間帯になると、外を歩いている人が減ると言われているとか。
 私はほとんど見ないとはいえ、他の人がドラマを見ることに関しては別に何とも思っていませんし、それが会話のきっかけになるのならドラマの話にもおつきあいします。しかし、この「やんぐん」に関しては、「おしん」と同じくらい困るというか、やめてほしいなあと思う瞬間があったりします。

 こちらが東洋系だとみると、話題はとにかく「やんぐん」です。初対面に近い相手に対して一番手軽な話題だというのは分かるのですが、見てもいないドラマの話を熱烈にされたり、感想を求められても困るというものです。ドラマがどれほど面白いかを話すことに夢中になるあまり、こちらの「見てない」という言葉を無視してくれる人もいたりして、なんとも参ってしまいます。「日本人なのにどうしてみていないの」に対しては、ついつい「余計なお世話」と言い返したくなってしまいます。単純に私がひねくれ者なだけなのでしょうが。
 それから何よりもなんだかなあと思うのが、「やんぐん」を日本のドラマだと思っている人が意外と多いということです。これが日本語学科の学生にも意外といるので、こらこらという感じです。
 ある日本語学科の先生が言った「ドラマの最中にずっと、『このドラマは韓国のものです』と字幕を流しておいて欲しいですよね」という言葉に、思い切り頷いてしまったのでした。

 「おしん」もそうですが、虐げられたヒロインがそれにも負けずがんばり、成功を収めるという物語がイラン人の心を掴むのかなあと、これまでに放映された他の韓国のどのドラマよりもヒットしている理由を考察してみる、今日この頃だったりするのです。

人気blogランキングへ
[PR]
<< 男女の別 ページトップ ガソリンの配給始まる >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Yuzuki Skin by Sun&Moon