イランという国で
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女性の運転手
2007年 06月 20日 |
 昨日、外出先から家に帰ろうとバスターミナルでバスに乗りました。

 イランのバスは、私がイランに来た頃(11年前ですね)はCOMECON体制下のハンガリーで作られたバスが主流でしたが、その後、イラン・ホドロー社によるバスが登場し、現在はイラン・ホドロー社の天然ガスを使って走るバスが走るようになっています。
 料金も、私がイランに来た頃はチケット1枚50リヤールだったのが、今では200リヤールです。

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     (バスのチケット。5枚綴りか10枚綴りで売られている。バスに乗るのに一枚使ったので、写真のものは4枚になっている)

 時間の流れをしみじみ感じてしまいます。

 バスの料金ですが、最近は、新しい車両を使った現金バスが走るようになっています。これが距離によって違いますが1000~1500リヤール(13~19円)くらいです。もちろん、これまでの安いチケットバスも走っています。

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 イランのバスは男性と女性の席がはっきりと分けられています。
 テヘランの場合、バスの前半分が男性で後ろ半分が女性です。たとえ家族で乗り込んだとしても小さな子どもはともかく、中学生以上になれば男女別々です。このあたりちょっと不便です。男性を気にしなくて済むというのは楽なのですが。

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 ともかく、男女が交じってしまうことがないようにと、バスの中に鉄のバーがしっかりと渡されて、男女をきっぱりと分けているのです。
 このため、朝夕の通勤・帰宅時間帯など、時間によっては男性の方だけがぎゅうぎゅうになっているのに女性の方はがらがらということも起こったりします。もちろん時間によっては逆になることもあります。
 エスファハーンなどは厳密に分けていなくて、男女の乗車比率によって男性の席が広くなったり狭くなったりするようですが。

 イランの市バスは冷暖房がないので、夏はあまりバスに乗らないのですが、昨日は選択肢が他になかったためバスに乗ったのです。
 チケットバスの方を見たところ、そちらは込んでいたため、現金バスの方を使おうと、乗りこんだところ、なんだか様子が変です。
 普通、バスは男性が前部で女性が後部なのですが、女性が前部に乗っています。
 男性が前に座ろうとするとチケット売りのおじさんなどが「後ろにのんなさい」と注意をしています。
 何だろうなあと不思議だったのですが、すぐに謎は解けました。
 よっこらしょと乗り込んできた運転手が女性だったのです。

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 最近はバスやタクシー、トラックなどの運転手に女性が進出しているとは聞いていましたが、女性のバスの運転手に当たったのは初めてでした。
 運転手の女性を男性が取り囲んではいけないということで、運転手に近い前部が女性席に変わってしまっていたのです。

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 さすがは男女の別が徹底している市バスです。

 こんな所にまで気を遣うんだなあと、ある意味感心してしまった出来事だったのでした。

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