イランという国で
sarasaya.exblog.jp
  ブログトップ
ホイの絨毯
2007年 06月 09日 |
 昨日の「サイパの衝撃」ですが、サイパの荷台に載せられていたのは、恐らく不法就労をしていた外国人だったのだと思います。しかし、運転席や助手席にいた人物たちも特に警察の制服を着ていたわけではなかったのがちょっと不思議だったのでした。イランにも私服警官とかいるのでしょうか?
 まあ、ホイという外国人観光客が訪れるような場所でないところで、四人もの日本人がうろうろしていれば何事かと思うのでしょう。

 なぜ、割とつい最近訪れたばかりのホイをまた訪れたのかというと、前回、雪のために見ることが叶わなかった場所へ行くことと、同行者の一人がホイの絨毯を現地で買いたいと希望したことによります。私自身も、ホイのような小さなまったりとした雰囲気の町は好きでしたし。

 その、ぜひ現地で買いたい!と言わせたホイの絨毯というのがこれです。

b0006449_13284282.jpg

 テヘランでももちろん売られていますが、現地で買うよりは割高です。それなら観光も兼ねて現地で買おうじゃないか、ということだったのです。
 ホイやタブリーズの絨毯はこうした落ち着いた色合いのものが多く、日本の家にも合うからと、日本の人にも好まれるようです。材質も羊毛で、実用ということが第一に考えられています。

 このブログの中でも何回か触れたことがあるかと思いますが、イランでは一般的にシルクの絨毯は飾るためのものであって実用ではないと考えられています。
 イランで最も好まれるのは、縦糸にシルクを使い、コルクと呼ばれる羊の首まわりの毛を使った細い糸で織られたものです。そして柄の輪郭を縁取る白い部分などにだけシルクを使って、シルクの輝きで模様が浮き出るようにしたものだと更に良しとされています。私の友人の絨毯商などは、「一生持つよ」と勧めてくるのですが、いくら物価が日本よりは安いイランでも、最高ランクの絨毯ともなると私にはとても手の出るものではありません。
 ということで、家には安い機械織りの絨毯を敷きながら、絨毯バーザールで人の買い物を眺めるばかりの私なのでした。

 他の地域でも見られないわけではないのですが、ホイで特に目立つのが、表面の刈り込みをしないまま売られている絨毯です。

b0006449_13305134.jpg

 この状態だと模様や織りがどのようになっているのか分かりにくいので、裏から見て判断することになります。気に入ったものがあったら、価格の交渉をし、話がまとまったら刈り込みをしてもらって受け取りです。
 話によると、一枚の絨毯を織るために使う毛糸の量は、刈り込みがされた絨毯の三倍以上だとか。ある意味、ものすごい量の毛糸を無駄にしているということにもなるわけで、絨毯というのはとても贅沢なものなのだなあと思わずにいられないのでした。

人気blogランキングへ
[PR]
<< サレシール・ヴァ・アサル ページトップ サイパの衝撃 >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Yuzuki Skin by Sun&Moon