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パサルガダエ水没?
2007年 05月 05日 |
 先日のスィーヴァンド・ダムの話題に関連して、「パサルガダエが水没するという話を聞いたのだが本当か?」というご質問をいただきました。

 イランの衛星放送番組などでもこの話題が取りざたされているそうですが、私がイランの文化財保護庁から聞いている限りでは、水没はないとのことです。

 パサルガダエはアケメネス朝期の貴重な遺跡であり、世界的に見ても貴重なものである。そのような遺跡をそんなに簡単に水没させるなどあり得ない。

 とのことなのですが、イラン・イスラーム共和国の建国者である故ホメイニー師は、「イスラーム以前の歴史は歴史ではない」と言い、ペルセポリスを爆破しようとしていたと言われている人物ですし、狂信的とも言える信仰を売りにしている大統領閣下なら何の痛痒もなく古代遺跡を水没させるかもしれない。そんな感じがしてしまうのは確かです。

 しかし、スィーヴァンド・ダムの水はパサルガダエの手前8キロメートルくらいのところまでは来るそうですが、パサルガダエを沈めてしまうことはないそうです。ただ、間近まで水が迫ることで、大気中に増えるであろう湿度がどのように遺跡に影響を与えるかが計算できず、心配されているとのことです。

 二千年以上の風雪に耐えた遺跡が、末永く保存されることを願ってやみません。


 写真は雪の日のキュロス大王の墓。パサルガダエが雪に埋もれて、危うくシーラーズへ帰れなくなるところだった。

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