イランという国で
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外貨
2007年 04月 15日 |
 実は、一時帰国をしたときに、(ごくわずかですが)日本円と銀行のキャッシュカード、クレジットカードなどが入った財布をテヘランの部屋に忘れたまま帰国してしまいました。
 関空に到着して、「さて、何か飲もうか」とバッグを開けてびっくりです。
 とりあえず羽田までのチケットはありますし、羽田空港に迎えに来てもらう事になっていたので自宅に帰るには何の問題もありません。しかし、一文無しでいるというのは何とも心細いものだというのがしみじみと身にしみた一時でした。持っているのはテヘランに戻ってから自宅へ帰るタクシー代ほどのイラン・リヤールだけで、これは日本では換金不可能なのですから。

 そんなこんなでテヘランに戻り、今度は生活費としてのリヤールが必要になり、日本円をリヤールに換金してきました。
 一昔前までは換金のブラックマーケットがあったイランも、今はどこで両替しようとほとんど差がありません。町には「公認両替所」の看板を掲げた両替所がありますし、銀行でも両替所とほぼ同じレートで両替できるようになっています。昔は、警察に見つからないかどうかとびくびくしながらブラックマーケットで両替をしていたことを思うと、なんだか隔世の感があります。
 ブラックマーケット全盛時はとにかくアメリカ・ドル、それも100ドル紙幣がもっとも価値があるとされていて、それ以外の紙幣はレートが下がるなどなんだか不思議な事がありましたが、今ではそんなこともなく、1ドル紙幣だろうが100ドル紙幣だろうが同じレートで両替してくれます。この1、2年はドルよりもユーロの方が好まれるようで、ユーロのレートが少し良かったりします。

 このイラン国内でのドルからユーロへの緩やかな切り替えというのは、町の両替商だけではなく、テヘランにある語学学校でも外貨での授業料支払いがドルからユーロに変わったとか。

 ところで、イランではノウルーズに海外に出かける人が大量にリヤールから外貨への両替をするため、ノウルーズ直前になると外貨のレートが上がります。貧乏留学生だった頃(今でもあまり変わりませんが)には、この時期を狙って両替をしたものでした。
 そしてノウルーズが終わると、余った外貨を両替したり、ノウルーズ中に出費がかさんだ人が手持ちの外貨を両替したりする人が増えるため、今度は外貨のレートが下がります。
 最近ではそこまで極端ではありませんが、日本では例えば夏の海外旅行シーズンに外貨のレートが上がったりしたっけなあと、国の経済状態などとあまり連動していないように見える外貨の動きにちょっと不思議な感じがしてしまうのでした。
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