イランという国で
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断食をしているとどうなるのか
2004年 10月 22日 |
 ラマダーン一週目。まだまだ断食をしている人も余裕があります。

 昨日は木曜日だったため、エフタールを家族や親戚、友人の家でとったのであろう人たちが夜遅くまで市内を行き来しています。(イスラームでは金曜日が休日)

 前にもお話ししましたが、エフタールを沢山の人にふるまうことは功徳があるとされていますので、この時期にはとにかくご招待がたくさんあります。
 おもしろいのが、たとえ断食をしていなくともエフタールの招待には応じますし、またエフタールに人を招いたりすることです。

 私は小心者なので、断食をしないでエフタールに招かれると申し訳ないような気分になってしまいます。そこで、ついつい、誰かに招待された時にはお昼を抜いたりしてしまうのですが、こういうところはイラン人の図々しい部分を見習いたいものです。


 ところで、断食をしているとどうなるか。
 まず、のどが渇いてお腹がすくのは当然ですが、このピークが過ぎると段々眠くなってきてしまいます。そのため、午後はほとんど仕事になりません。サハリーを食べた後二度寝していても眠気は来るようです。
 そのため、ラマダーン中は役所へ行くにも銀行へ行くにも午前中のうちにさっさと済ませてしまうに限ります。そうでないと、間違いがあったり、些細なことで言い合いになったりしてしまう可能性が普段より高くなるからです。

 眠気が来たところで眠ってしまえばいいのですが、仕事があったりするとそうもいきません。そうすると今度はいらいらとしてきます。
 ラマダーン後半になると、ずっとまじめに断食をしている人の中には、疲れがたまってきて、怒りっぽくなったりする人も出てきます。このため、喧嘩と事故が増えてきます。ラマダーン後半の夕方近くの道路はかなり危険です。
 「エフタールまでに家に帰るんだ!」という断固とした意志を持った運転をする人が増えますので、無理な突っ込みや割り込みをして、それなのに集中力は空腹のために低下しているのですから事故が増えるのも道理です。

 何年か前、イランに赴任していたある日本人の夫婦が断食をしてみようと思い立ったそうです。「断食」という言葉を誤解したのでしょうか、一日中何も食べずに一週間を過ごし、最後は立てないほどになったとのことです。もし、体験のために断食をしてみようと思った方がいらっしゃいましたら、必ず朝食と夕食は食べて下さい。

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