イランという国で
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デモ行進のあと
2006年 10月 21日 |
 昨日の「世界エルサレムの日」に、テヘランでは100万人を超える人がデモ行進に参加し、「イスラエルに死を」「アメリカに死を」のシュプレヒコールをあげ続けたと、テレビニュースなどでは自慢げに繰り返しています。
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 確かに多数の人たちが行進に参加していたことは事実ですが、もともとテヘラン大学で行う金曜礼拝のために各地から動員された人々と、テヘラン市内各所から動員をかけられて参加した人も多く、すべてをなげうってでもパレスチナを救わなくてはならないなどと心から信じている人がどれほどいるのだろうと、かなり懐疑的にならずにいられません。

 なぜならというと、行進に参加した人たちの中には私のような外国人を見つけると「チーン・チーン(中国人・中国人)」「ちん・ちゅん・ちゃん」と馬鹿にしたような言葉を投げつける人も多く、何というか、知性と理性を感じることができないからです。「あんたたちはムスリムに対してそんな態度をとるのか?(本当は私はムスリムじゃないけど腹が立ったので) それで『ムスリムの団結』を叫ぶのか?」という私の疑問に対して、「お前たちはムスリムだとしても俺たちとは違う」と意味不明の答えだけを残して、奇声を上げながら去っていく人がほとんど。「ムスリムの団結」など彼らの意識にはないように思えます。

 それに、デモに参加というか見物に来て、テレビの画面上はデモ行進が非常に大きなものであったように見せるために効果を上げた人々は、デモ行進の見物をしたり、そこここで配られていた反イスラエルのポスターなどを振りかざしてみたりしながらも、通りの両端にびっしりと並ぶ露店に夢中だったりする人の方が多かったようにも見えたりします。
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 まあ、楽しみの少ない国ですから、きわめて政治的なデモ行進でさえも一種のお祭りのようになるのだろうなあと思うのですが、それにしても、どちらがメインなのか分からないなあというくらいの露店です。
 露店に並べられている商品のほとんどが中国製。イランの市場は中国製品に占領されつつあるのだなあということも実感してしまう露店の情況なのでした。

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 「世界エルサレムの日」なのですけど、ちゃっかりと「核開発はイラン国民の権利である」というアピールもしてしまうのでした。

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