イランという国で
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盂蘭盆会とゾロアスター教
2006年 08月 15日 |
 この数日、アクセス数が減っているなあと思っていましたが、なんということはない、日本の多くの人たちが夏休みに入っていたのでした。

 いわゆるお盆(旧盆)にあわせての夏休み。今の日本では、どのくらいこの盂蘭盆の行事が行われ、また意識されているのでしょうか。

 ところでこの盂蘭盆会、日本の学者先生や小説家の一部はイランの古い宗教の一つ、ゾロアスター教が起源だとしているようです。
 それが本当かどうか、私には判断をすることはできませんが、確かに表面的なところだけを見れば似ているように見えないでもない部分はあるようです。とはいえ、私もゾロアスター教の風俗習慣、儀礼に精通しているわけではないですからあくまで印象に過ぎませんが。

 困ったことに、資料がどこかに埋もれてしまって見つからないので、あやふやな記憶を頼りにしなければなりません。説明に間違いがあるかもしれませんがお許しください。
 盂蘭盆に影響を与えたと言われる行事ですが、ゾロアスター教では新年を迎えるための行事だったはずです。
 以前お話ししたことがありますが、イランには新年を迎える前の水曜日の夜(日本風に言うなら火曜日の夜)に火をたいてその上を飛んで、来たる年の無病息災を祈るというチャハールシャンベ・スーリーという行事があり、イスラームとは全く関係のない、ゾロアスター教起源の行事ですがムスリムのイラン人も行っています。
 ゾロアスター教ではこのチャハールシャンベ・スーリーは、一種の祖霊であるフラワシを家に迎え、ノウルーズ(正月)を祝う準備をするというとても大切な行事です。

 ノウルーズの五日前(だったはず)に器に火を炊き、それを屋根のひさしの上に乗せ、フラワシが天界から家に帰ってくるための目印とします。そうして家に迎えたフラワシと共にノウルーズを過ごし、またフラワシを天界へと送り出すのです。
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 盂蘭盆という言葉も古いインド・イラン語に由来するという説もあるようなのですが、こちらは記憶が相当にあやふやなので説明は割愛させていただきます。きっとネットを調べると見つかるのでしょうが、アレルギーでティッシュが手放せない今はちょっとこれ以上ディスプレイに向かうのは無理なようです。興味のある方は調べてみてください。
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 写真上 ゾロアスター教徒が使う火鉢。彼らは毎日、家の一角で火を焚き、香草を燃やして家の中に悪が入らないようにする。

 写真下 ゾロアスター教の聖地で消えることなく灯される火。

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by sarasayajp | 2006-08-15 20:46 | いろいろ |
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