イランという国で
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夏風邪
2006年 07月 15日 |
 ご心配をおかけした夏風邪ですが、まだ完全ではありませんがなんとか復活しました。

 もともと季節の変わり目に弱く、日本では「万年風邪」と友人たちに笑われていたくらい風邪を引きやすいのですが、こんなにひどいのは久しぶりでした。風邪を引くと必ず言っていいくらいに鼻水と咳・くしゃみが止まらなくなるので、胸と腹筋が痛くなるので困ってしまいます。

 先日、コメントの中に「イランにも夏風邪はあるのか」とありましたが、多分あると思います。
 私が「風邪を引いて」と言っても変ではないようですし、明らかに風邪を引いている人を町中で見ることもあるから、というのがその根拠なのですが、ペルシア語の『風邪を引く』という言葉の成り立ちを考えると、ちょっと自信がなくなるところです。少なくとも、「夏風邪」という言葉はありません。

 「風邪を引く」はペルシア語では「サルマー・ホルダン(Sarma Khordan)」と言い、「サルマー(=寒さ)」を「ホルダン(=食べる)」という意味になるので、もしかすると寒いときになるものなのかもしれません。
 そういえば、冷房の効いている友人・知人の家やタクシーなどの中でくしゃみをするとすぐに「クーラー、止めようか?」と聞かれますが、風邪は「寒さ」によって引くと考えられているからなのでしょうか。

 私は風邪を引くと胃が食べ物をあまり受け付けなくなるので、ビタミンCなどを摂って、あとはひたすら布団の中で汗をかきながら寝るのですが、大家さんや友人などはそれでは風邪は治らないといろいろ差し入れをしてくれたりします。
 しかしその差し入れが、油のたっぷり浮いた具だくさんのスープだったりするので、申し訳ないのですが胃が受け付けてくれません。以前の留学生の中には近所の人にヨーグルトかけごはんを差し入れられて、とてもではないけど食べられなかったと閉口していました。なんと言ってもご飯にたっぷりと油をかけて炊いたりするのをはじめ、あらゆる料理が油たっぷりなので、熱を出して働きが鈍くなっている日本人の胃にはちょっと厳しいものがあります。イランの人は本当に、風邪を引いたときにあんな油たっぷりの食事をとっているのだろうかと不思議なくらいです。

 それと、日本では布団をしっかりと掛けて、体を冷やさないようにするのが割と一般的なのではないかと思いますが、私の友人の中には、足下の布団をめくって足を冷やすのがいいんだ、と言う人が何人かいます。統計を取ったわけではないので、これがイランで普通なのかどうかはわからないのですが、ところ変われば、なんだろうなあということで納得することに。
 ところ変わればといえば、一人暮らしをしているお父さんやお母さんが風邪を引いたからと、息子や娘が何日か交代で自宅に引き取るというのもびっくりです。
 病人を移動させるのではなくて、子供たちが交代でお父さん(あるいはお母さん)の家に行った方がいいんじゃないの?と思ったのですが、「賑やかな方が気が紛れるでしょ。だからうちに来てもらうのよ」だそうです。

 風邪を引いたり体調を崩したりするたびに悩むことがあります。
 一人暮らしの私を心配してくれてのことだというのはとてもよく分かるし、親切にはとても感謝しているのですが、起き上がる気力もないときに、あれこれと差し入れを持ってこまめに様子を見に来てくれるのは、何ともありがたくもあり、つらいところでもあります。でも、こういう環境だと、誰にも知られずに腐乱死体になるという心配はなくていいなあと、ちょっと安心でもあったりもするのです。


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by sarasayajp | 2006-07-15 11:08 | いろいろ |
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