イランという国で
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水煙草
2006年 07月 09日 |
 今度は水煙草そのものについて。

 アラブ圏などでは水煙草のパイプのことを「シーシャ」と呼ぶようですが、これは恐らくペルシア語の「シーシェ(شیشه)=ガラス」から来ているのではないかと思います。
 では、ペルシア語ではこの水煙草のパイプのことを何と呼ぶかというと、「ゲリヤーンقلیان(口語ではゲリユーン)」です。どうやらトルコ語に由来するようなのですが、シーシャあるいはシーシェに比べるとあまり優美さがないような感じがします。もちろん、トルコ語が美しくないという意味ではなく、ペルシア語の響きとは少し違うなあという意味です。

 イランではチャイハーネなどではガラス製が一般的ですが、家庭用としては素焼きのものも使われているようです。

 ガラスあるいは素焼きの胴の上に長い首をはめ込み、上には漏斗型あるいは皿のように平たい部分に熱した炭を乗せ、そこに刻んだ煙草の葉を乗せます。首あるいは胴から吸い口を使って吸い込むと、煙草の煙が胴の中の水をくぐって出てくるという案配。
 ニコチンなどが水の中に溶けるため、紙巻きの煙草などよりもずっと柔らかな味になります。ただ、水に溶けたヤニなどのためにガラスが汚れてしまうのが難点で、そういう意味では素焼きの外から中が見えないようなタイプの方が掃除が簡単かもしれません。

 煙草の葉は「トゥートゥーン(توتون)」と言い、煙草の葉を乾かして刻んだだけのものが普通なのですが、色々なフレーバーが加えられたものも良く売られています。テヘランのチャイハーネあるいはカフェなどでは、「トゥート・ファランギー(いちご)ね」とか「スィーブ(りんご)で」とか、フレーバーの指定をして水煙草の注文をします。いくつか試してみましたが、「モウズ(バナナ)フレーバー」はちょっといただけませんでした。

 チャイハーネでは一人で水煙草一つを使いますので、かなり長く楽しむことができます。一時間くらいもゆっくりと煙草を吸い、途中でお茶を飲みながらまた煙草に戻りと、時間が沢山ある人にしか楽しめないような感じです。
 あとよく見られるのが、ピクニックにこれを持っていき、家族で、あるいは友人同士で回しながら楽しむやり方です。
 木陰に敷物を敷き、のんびりと寝そべりながらゆったりと親しい人たちと煙草を楽しむ。優雅な楽しみ方かもしれません。
 それから、食堂やカフェなどではカップルが二人で一つの水煙草を吸っているのをめにすることがあります。10年くらい前までなら考えられないような光景で、これを見ると女性が人前で煙草を吸っても大丈夫なのかあ、というのと男性と一つの水煙草を回していても大丈夫なんだあというので、未だにちょっとどきどきしてしまいます。

 言葉だけで書いていてもぴんと来ないかもしれませんので、写真でご紹介してみましょう。

 テヘランの南部に広がるバーザール地区の南東の角は煙草街です。紙巻き煙草や水煙草がカートンで売られていて、一種の煙草問屋街のようになっています。店によってはもちろん小売りもしてくれます。
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 こちらはガラス製の水煙草のパイプ。
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 煙草道具屋の店先。
 右端のホースのようなものは、パイプの胴体に差し込み煙草を吸うための部分。こういうソフトタイプではなく、木製のハードタイプも。
 真ん中の箱やカンは水煙草用の煙草。パッケージに描かれた果物などのフレーバー。
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 こちらは煙草の個別パッケージ。
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 これはチャイハーネなどで使われる使い捨ての吸い口。


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by sarasayajp | 2006-07-09 15:11 | いろいろ |
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