イランという国で
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バーザールで
2006年 06月 15日 |
 ご心配をおかけしています臑と膝の打ち身の具合ですが、臑の方は触らない限り問題はないのですが、膝の方がちょっと問題で、階段の上り下りがしにくい状態です。なのに部屋が二階なので、外出するのも一苦労です。

 こんな目に遭うきっかけとなった大バーザール行きなのですが、何をしに行ったかというと、これを受け取りに行ってきたのです。
b0006449_11533822.jpg

 小さな楕円形の絨毯をクッションに加工したものです。

 三週間ほど前、バーザールの中の知り合いの店でぼんやりしていたら、その店で働いている一人がどこからか絨毯でできたクッションを持ってきました。
 何となくそれが気に入ってしまった私は、そのクッションをためつすがめつしていました。これは気があると思われたのでしょう。「他の絨毯で同じように作ることができるよ」と悪魔のささやき。
「これに加工できるような小さい絨毯はある?」
「もちろん」

 あれこれひっくり返し、気に入った絨毯の値段と加工料を尋ねるとなんとか支払えそうな範囲です。何日か前にバイト料をもらったばかりで気が大きくなっていた私は、ついついそれを買うことにしてしまったのでした。

 で、一週間後、「できたよ~」と連絡をもらったものの、妙に色々と忙しく、バーザールを訪れることができずにいました。そうしてようやく取りに行ったのが、あの日だったのです。

 暑さと痛さによれよれとしながら店にたどり着き、パッキングをしてあったクッションを確かめ、「暑いよね~」と言いながら冷たい水をもらい、自分がこの二週間ほど、どのくらい忙しかったのかを説明していたら、お客さんが入ってきました。
 まだ若い女性で、額縁に入った飾り用の絨毯を熱心に眺めています。
 気に入ったものがあり、真剣に値段の交渉に入ったため、私は店の隅っこで静かにしていました。
 交渉中、「もうちょっとまからない?」というその女性に、店員は私を指して言いました。
「彼女は日本人なんですよ」
 いきなり何を言い出すのかと思ったら、「自分は彼女の国で働いていたことがあるが、そこで学んだ最大のものが『誠実』で、私はその通りに仕事をしていますから、これ以上の値引きができないというのは本当ですよ。彼女もそれは知っているはずです」
 笑いをこらえるのが大変でした。
 さすがはイラン人。口が上手いです。あ、もちろん、彼が誠実ではないという意味ではないのですけど。


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