イランという国で
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クルミとチョコレート
2006年 05月 19日 |
 大統領閣下が、核問題に関してのヨーロッパの提案を、「クルミとチョコレートで金を取り上げるようなもの」と発言したとか。

 この発言を聞いて思い出したのが、イランで最も有名な古典詩人の一人であるサアディーが自分の幼少期についての思い出を述べた詩の一節です。


私は父の生きていた頃のことを覚えている
その上に慈悲の雨がいつでも降り注いでいたと
彼は私がまだ幼かった頃に石版と帳面を買い
我がために金の指輪を一つ買ってくれた
突然にある人が
我が手に一粒の棗椰子を載せ指輪とした
小さな子供は指輪の価値を知らなかったため
菓子によって指輪を取り上げることができた



 大統領がこの詩をふまえて上の発言を行ったのかどうかは明らかではありませんが、詩人の詩や哲学者の言葉の一節を引用しながら演説する文化のある国ですので、もしかしたらそうかもしれないし違うかもしれません。でも、普段あまり文学などと縁のなさそうな大統領閣下の発言としてはちょっと異色だったので、頭に残った一言だったのでした。



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by sarasayajp | 2006-05-19 11:35 | いろいろ |
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