イランという国で
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邪視よけ
2005年 12月 08日 |
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 テヘランの町のクーチェ(小路・生活道路)を歩いていたら、ちょっとおしゃれな邪視よけを見つけました。

 車庫と入り口の二つの扉の間にタイルに書かれたファーティマの手がはめ込まれています。

 ファーティマは預言者ムハンマドの娘でシーア派では女性の理想とされている人物。彼女の名前を冠したこの手は、邪視や悪を避けてくれるという。

 イランをはじめとする中東各地には、「邪視」という考え方があります。人の幸福を妬む人の視線が悪をもたらすというもので、それを避けるために、例えばトルコなどでは「ナザル・ボンジュ」という青い目玉のビーズを邪視を避けるために身につけたり家の入り口に飾ったり。イランのようにファーティマの手を身につけたり飾ったり。
 男の子が自分の家の血を守るために重要視されていた時代には、男の子がいることを妬まれるかもしれないというので、ある程度大きくなるまで女の子の格好をさせて育てたりということも行われていました。

 こちらに住んでいて感じるのは、みんなの視線が日本人よりもとても強いということです。あんな強い視線でじっと見られたら、確かに何か自分に影響を及ぼすのではないかという気分になるのは分かるなあと思うのです。あまりにじっと見られると、本当に穴が空くんじゃないかと思うこともしばしばなのです。

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 こちらはタイルのアップ。
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