イランという国で
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大丈夫なのかなあ
2005年 12月 06日 |
 空気が悪い中、あっちへ行ったりこっちへ行ったりと移動が多いせいでしょうか。なんだかとても疲れ、気分も落ち込み気味です。

 テレビをつけると、トップニュースはスポーツニュースを除くどのチャンネルのニュースでも、大気汚染の話題です。
 気象庁の予報によるともうしばらく雨が降らず、風もほとんど吹かないために大気汚染が改善しそうにないとのこと。そのために小学校から高校までが今日、明日と休校となってしまいました。大学は関係がないので私は授業ですが。

 子どもや老人、心臓や呼吸器に問題のある人は大気汚染の酷い地域へ出かけないようにとの呼びかけがされています。そういえば、学生の中にも、喉がいがいがすると言って空咳を繰り返している子が何人かいました。
 大気汚染の酷い地域がいくつかあげられているのですが、そのトップに、何と、ヴィザオフィスのある地区名が。パスポートを受け取りに行くのを思わずためらってしまいます。


 先日、ホッラムシャフルという、イラクとの国境に近い町出身の人の家に行ってきたのですが、その人の家には何とガスマスクがディスプレイされていました。
 思わずまじまじと眺めていたら、「戦争の時のだよ」と教えてくれました。

 ホッラムシャフルは、イラン・イラク戦争時の激戦地の一つで、一時期はイラクに占領されていたこともあったほどです。今でも、ホッラムシャフルが解放された日は記念日として、毎年、国を挙げての記念行事が行われています。

 その町で高校卒業までを過ごし、戦争も体験している人ですから、ガスマスクだけでなく、砲弾の破片やその当時の写真など、イラン・イラク戦争の断片をいくつも持っていました。

 それらを見ながら色々と考え込んでいた私に、「今は、これを外出する時に使わないとダメかもね。大気汚染が酷いから」と、ディスプレイされていたガスマスクを持たせてくれました。あんまり冗談にならないよ、と、その場にいたみんなで苦笑してしまったのでした。


 そういえば、飛行機や列車でテヘランへ入る時、テヘランが黄色い霧にすっぽりと覆われているのを何回か見たことがあります。それを見て、ずっと昔に読んだ筒井康隆の短編(タイトルは忘れてしまった)にあった、スモッグに覆われた都会に住む人々が、それに適応して独自の進化を遂げた話を思い出してしまったことがあることを思い出してしまいました。

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 これはホッラムシャフルではないが、やはりイラク国境に近い町で撮ったもの。
 イラク軍の戦車が今でも戦利品として道路脇に何台も展示されている。
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by sarasayajp | 2005-12-06 12:52 | いろいろ |
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