イランという国で
sarasaya.exblog.jp
  ブログトップ
カーレ・エダーリー
2005年 11月 15日 |
 先日お話ししたように、思いがけず一週間の休みが転がり込んできました。
 とはいっても、授業に使う教材の準備やら小テストの採点やら、自分自身の原稿やら何やらでなかなか休んでいられません。

 自分自身の研究に関してはこんなものかなと思うのですが、大学の授業はまだまだ慣れずに苦労しています。
 こちらが準備していたところとは全く違う方面から切り込まれることもしばしばで、冷や汗をかきながら授業を進めていたりします。特に、ペルシア語にぴったり来る言葉がない表現を説明する時などは、「突っ込むなよ~~」と念じてしまいます。

 もちろんその逆に、イランでも日本でも全く同じ表現が使えることもあるわけで、こういう時は本当に助かります。

 先日の授業で、「お役所仕事」という言葉が出てきました。
「先生、これはどういう意味ですか?」
「カーレ・エダーリー(そのものズバリ「役所の仕事」)のことよ。カーガズ・バーズィー(「書類遊び」くらいの意味)でもいいけど」
 学生は一発で納得してくれました。

 イランの役所というのはとにかく書類やレターが大好きです。
 一つの書類を決裁してもらうまでに、いくつもの段階を経なくてはなりません。それも、本当に必要があるのか?と思うほどの手間がかかります。仕事の縦割りが激しいので、担当者がいないとそこで仕事が止まってしまうこともあります。

 私が普段お世話になっている教育省や文化イスラーム指導省とその管理下にあるいくつかの機関などは、担当者さえいればまだ割とすんなり仕事ができるのですが、建築関連の役所だととんでもなく大変らしいです。
 友人から聞いた話なのですが、アフマディーネジャード大統領の「雇用創出」策により、公務員の数が増やされ、その結果、どういう仕事をしているのか分からないけど、一つの書類に必要な担当者のサインが倍以上に増えたというのです。サインをもらうために必要な「シーリーニー」も倍になってしまったわけで、やってられないという感じのようです。
 書類を増やし、それを回して仕事を増やし、仕事をした気分になるというのは、日本でもイランでも変わらないのだろうなあと思わせる言葉です。

 ちなみに、これまでに一番難しかった学生からの質問は、「活発な」「活動的な」「積極的な」がどう違うのか教えて下さい、というものでした。
[PR]
by sarasayajp | 2005-11-15 18:13 | いろいろ |
<< こどもたち ページトップ 緯度経度 >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Yuzuki Skin by Sun&Moon