イランという国で
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緯度経度
2005年 11月 14日 |
 「書いてみませんか?」
 というすすめをいただいて、イランの学術雑誌に載せるための論文を書いたのですが、論文をチェックしてくれた人から、「この、村の名前とか、遺跡とか、全部『緯度と経度』で位置を示して下さい。海抜高度もあるとなおのことよろしいです」との注意を受けてしまいました。

 イランの遺跡や歴史的建築物、宗教的建築などを探す時に困惑させられるのが、まさにこの『緯度と経度』です。

 最近出版される文化財に関するガイドブックなどは、その文化財のある町や村の名前、大きな町にある場合は町の中でのアドレス、町や村から離れている場合は最寄りの町あるいは村からどの方角のどのくらいの距離にあるかなど、割と正確に書かれているのですが、少し前に出版されたものなどひどいものです。文化財の名前のみが書かれ、それがどの時代のもので、大きさがどのくらいで、高さがどのくらいで、など細かな情報は沢山示されているのですが、肝心のアドレスがないということなどごく当たり前でした。研究書だけでなく、ガイドブックでもそうだったのですから大変です。
 あるいは、郡の名前と緯度と経度のみでアドレスが示されていることもしばしばで、途方に暮れたものでした。例えば、「新潟県南魚沼郡、東経○○度北緯○○度、○○寺」というアドレスを渡されて、その地方に対する土地勘のない人が目指す寺にたどり着けるでしょうか?イランでは、観光や調査をする人は全てGPSを持って歩かなくてはいけないのだろうか?と、激しく疑問に思ったものでした。そのあまりの不親切な書き方に、一時期、かなり真剣にGPS購入を検討してしまったこともあったほどです。

 それにしても、自分が論文に書こうとしている村の緯度や経度をどうやって知るのかというと、イランでは、各地の町や村の緯度経度を全て網羅した本がちゃんと出版されているのです。
 この本を開けば、村の名前、村が属している郡の名前、緯度、経度、高度、全て書かれています。ただし、一つの郡に同じ名前の村が二つ以上あった場合はどうやって区別するのかは分かりません。アリー・アーバードとか、ハサナーバードとか、一つの郡の中に三つくらいはありそうです。

 ということで、これからその本を使って、村などの緯度経度を探さなくてはいけません。
 ところで、イラン以外の国でも、こんな風に遺跡や史跡のアドレスを緯度経度で表すのでしょうか?
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by sarasayajp | 2005-11-14 13:40 | いろいろ |
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