イランという国で
sarasaya.exblog.jp
  ブログトップ
シートベルト着用義務
2005年 11月 06日 |
 昨日は、朝からいくつかの役所を回って、各種の手続きをするというハードな一日でした。あちこちで待たされるであろうことを想定して、退屈しないで済むように新聞を持参で行ったのですが、ちょっと興味深い記事を見つけてしまいました。

b0006449_13122865.jpg


 これがその新聞、シャルグ(「東」の意)紙の一面です。
 ブルーの丸印をつけた見出しがそうなのですが、「明日からシートベルトの着用が義務になる」と書かれています。

 昨年から、高速道路上でのシートベルト着用義務が厳しくなり、違反者から罰金を徴収することで大分徹底されるようになってきたようですが、第二段階として、一般道でもシートベルトが義務化されるようです。

 イラン人は、シートベルトを敵視しているのでは?と思うくらい、シートベルトを嫌がります。着用義務のある道路から一般道へ入った途端にシートベルトをはずす光景はごく当たり前に見られます。
 「締め付けられて嫌」というのがその理由ですが、おじさんたちの体型を見ればそれも分からないでもありません。高カロリーの食事と運動不足から、洋なしのように下腹だけがぷっくりと飛び出た体型をしている人が多いですから、シートベルトは邪魔で仕方がないという人もいるでしょう。

 それから、古いペイカーン(イラン国産車の名前)ですと、シートベルトが標準装備ではありませんでしたから、ビス止めされたシートベルトを後から取り付けているものがほとんどです。これは伸縮性がありませんから、拘束されているようで窮屈で仕方がないというのも仕方がないかと思います。実際、このシートベルトでは、命は守られるかもしれないけど、肋骨を骨折するかも、と思わずにいられません。

 記事の中で、シートベルトをすることでいかに死亡事故が減らせるかということを強調していますが、イラン人のシートベルト嫌いをそれこそ嫌というほど目にしているので、これが完全に浸透するまでにはちょっと時間がかかるのではないかしら?と思わずにいられません。

b0006449_13134114.jpg

 バスの後部に貼られた啓蒙ポスター。
「運転をする人へ:シートベルトを締めることが出発地から目的までの安全となるでしょう」


 ついでに、この記事の見出しの下にあるのは、

「4人の大臣が推薦された:国は議会の決定に期待をしている」
 夏にアフマディーネジャード大統領が議会に提出した大臣の名簿のうち、石油相、教育相など四人の大臣が、経験不足などを理由に否認されていましたが、ようやく、新しい人物が議会に提出されたとのこと。
 石油は利権も絡んでいるだけに、大統領が目指す「腐敗・汚職の一掃」を実行できる人物が大臣として就任できるのかどうか、利権を手放したくない人々との攻防が注目されるところです。

「シャフル劇場の壁の一部が崩落」
 テヘランで最も古い劇場の一つであるシャフル劇場の壁が一部崩れてしまったとのこと。
 イランの文化遺産にも登録されている建築なのですが、とりあえず一日で応急処置をして、上演予定だった劇はそのまま上演されるようです。大丈夫なのでしょうか?

 中央の大きな写真の上は、
「最高指導者はイランイスラーム共和国の情況を説明した:パレスチナにおける自由な国民投票の実施を」
 コメントをする気にもなれません。
 他国のことをどうこう言う前に、自国内でやるべきことが山積しているのでは?


 更についでに昨日のイランの天気は、
 テヘラン:曇りのち雨、最低気温9度、最高気温18度

 イラン国内で最も寒かったのは、タブリーズの最低気温5度、最高気温9度
 イラン国内で最も暑かったのは、ブーシェフルの最低気温20度、最高気温36度
[PR]
by sarasayajp | 2005-11-06 13:17 | いろいろ |
<< アルボルズ ページトップ ちょっと思ったこと >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Yuzuki Skin by Sun&Moon