イランという国で
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日食の思い出
2005年 10月 04日 |
 今日は金環食があったとか。
 イランでは部分日食が見られたそうですが、私は家でごろごろしていたため見られませんでした。

 日食といえば、思い出すのが20世紀最後の皆既日食の時のことです。
 イランは皆既日食帯に入っており、私も日本から来た友人と一緒に、日食が一番よく見える場所まで出かけたのでした。

 イラン国内での日食観測最適地とされていたマリーヴァーンはきっと世界中からの観光客で混雑しているだろうからと、少し場所をはずして、ケルマーンシャー州にある有名な古代遺跡、ビーソトゥーンの近くに天幕を張っていたクルド人の遊牧民のところへおじゃまして、彼らの天幕の前で日食体験をすることに。

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 今更ですが、懐かしいのでその時の写真も。

 皆既日食の瞬間。

 あたりが一瞬暗くなったことも印象的でしたけど、もう一つ印象に残っているのが、馬たちがそわそわと落ち着かないのに、羊たちは寄り固まってぐーぐーと寝ていたということ。

 天幕の持ち主たちによると、日食だということで、普通なら羊たちを放しておく時間なのだけど集めておいたとのこと。でも、こんなに鈍感なら、「ちょっと暗くなったかなー」と思いながらもぎゅもぎゅと草を食べているかもと思ってしまった。





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 太陽が一部欠けている状態の時の太陽の影。

 天幕のすのこを通して映る影が、欠けている太陽と同じ形の三日月状態だった。減少としてはごく当たり前らしいのだけど、それでもやっぱりこうして目にするとなんだか不思議な感じがするもの。

 天幕の主人によく冷えた作りたてのドゥーグ(一種のヨーグルト飲料)をごちそうになって、太陽がすっかり現れてからおいとました。




 後日談ですが、日食の翌年にマリーヴァーンを訪れる機会がありました。
 その時、保険衛生省の役人と話をする機会があったのですが、それによると、日食見物に来た人が目を痛めるといけないというので、テヘランなどから眼科医を沢山集めて待機していたのだけど、一人も患者が来なくて肩すかしだったとのことでした。
 そういえば、日食の前にも随分と、太陽を直接見ないようになどという広告が沢山流されていましたが、それにしても眼科医を集めて待機させていたというのは、どことなくピントがずれている感じで、イランらしいというか何というか、ちょっといいなあなどと思ってしまったのでした。
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by sarasayajp | 2005-10-04 03:53 | いろいろ |
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