イランという国で
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ガソリン
2012年 02月 25日 |
 3月2日に迫った国会議員選挙の投票日ですが、全く盛り上がっていません。私の周囲でも無関心な人がほとんどで、投票日を知らない人もいるほどです。有権者は4800万人とのことですが、投票率はどうなるのだろうと思わず心配になってしまいます。少なくとも、テヘラン北部地域ではほとんど投票に行かないのでは?と思うくらいです。

 そんな中、もしかすると選挙に影響を与えるかもしれないし、私自身にも大きな影響があるかもしれないニュースを発見してしまいました。

 エスファンド月の15日(3月5日)から、自由価格のガソリンの販売を停止するかもしれないというのです。そんなことをされたら地方での調査活動に影響が出てしまうので困ってしまいます。

 現在、毎月60リットルくらい(月によって違うことも)が給油カードを持つ人に割り当てられ、これが1リットル4000リヤール。それを使い切ると自由価格のガソリンを使用することになり、これが1リットル7000リヤールです。

 そんなことをしたら大騒ぎになるだろうなあと思っていたら、すぐにこの報道は否定されていたようです。でも、ノウルーズの後、自由価格のガソリンの販売停止ではなく、1万リヤールに値上げされるというのはまず間違いようです。一時、1万2千リヤールという話もありましたが、報道は1万リヤールで一致しているようです。

 自由価格のガソリンを7千リヤールにしてから、ガソリンの消費量が減ったと政府は言っています。確かに値上げ当初はずいぶんと交通量が減っていましたが、今ではすっかり元通りです。もしかすると値上げ以前よりひどくなっているかもしれません。
 イランの物価は、ガソリンが値上げされるとそれに伴って上昇することになっているので、正月明けにはまた物価が上がることになりそうです。

 イラン国内でのガソリンの生産量は、11年9月のHamshahri紙によると、4千万リットルで、6千500万リットルから7千万リットルは輸入に頼っているとのこと。面白いのは、この輸入について、「中国からではない」と強調されていることです。その意味はよく分かりませんが、きっと何かあるのでしょう。(もっとも、その後のファールス通信の報道によると、政府高官は「イランはもはやガソリンを輸入していない」と発言したが、海外報道機関によると未だ一ヶ月6万3千バレルのガソリンが輸入されているとのことで、情報を確認中とのこと)

 日本では、ほとんどの原子力発電所が稼働をやめているため、火力発電所での石油需要が増えていて、貿易黒字を国内ではなく中東など産油国からの原油購入に費やしているようなものとも聞きます。イランもガソリンの輸入やガソリン代への補助金が、財政をかなり圧迫しているとも言います。
 現代の生活に欠かすことのできないエネルギーの問題は、難しいなあと思う今日この頃なのでした。
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by sarasayajp | 2012-02-25 09:53 | いろいろ |
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