イランという国で
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証明写真
2012年 02月 22日 |
 相変わらず、突然メールが遮断されたり開いたりしているテヘランです。この金曜日の国会議員選挙の投票終了まではこんな感じなのかも知れません。

 と、あくまでイランの国内的な事情に巻き込まれつつ、正月休みに一時帰国をするために、リエントリービザの申請をしに外事警察へ。
 申請に必要な書類を揃え、入り口で携帯電話を預け、まずは顔写真の撮影ボックスへ。
 テヘランの申請窓口では、オフィスに付属した写真屋で撮った写真以外は受け付けてくれません。外の写真屋よりも割高なのですが、写真の片隅にその写真屋で撮った証明がプリントされていて、それがない写真は受け付けてもらえないので仕方がありません。
 しかし、私は自分で手続きをしているので、そこで写真を撮ることができますが、企業の駐在員などは代理人が申請しているところがほとんどです。そうした場合は、ビザオフィス特注写真でなくても構わないのだろうか?と何となく思っていたのですが、今回の申請時にその秘密が分かってしまいました。

 私が写真を撮るために椅子に座ったところ、一人のビザ申請代理人が割り込んできて、中国人のパスポートを数冊係の女性に差し出しました。
「私が先に並んでいたんですけど?」と文句を言うと、「急いでいるんだから構わんだろう」と言い放ちます。女性の方も、何の疑問もなくそれを受け取っています。
 むっとしながらも、何をするつもりなのかと眺めていると、パスポートの顔写真をスキャンしています。
 おお、これを利用していたのか、と感心しながらも、「でもヘジャーブ無しの写真はだめなのでは?」という疑問も湧いてきます。
 すると、写真のサイズの調整を終えた女性が、画面の隅からなにやら黒い画像を撮りだしてきました。なんと、黒いマグナエ(既に形を作ってあるかぶり物)の画像です。
 それを、スキャンした女性の写真にうまくはまるように微調整を行い完成です。

 こういう証明写真って、加工禁止じゃないの?という疑問は残るのですが、妙に感心してしまった一コマだったのでした。

 と、びっくり感心したのですが、サウジアラビアはさらにその上をいっているとのこと。

 メッカへの巡礼のためにサウジアラビアに入国する人も、メッカがサウジアラビアにある限りはサウジアラビアのビザを取得する必要があります。その申請の際に、「書類に添付する証明写真は、パスポートと同じ写真を使用すること」という注意があるのだとのこと。
 つい最近パスポートを取得したばかりの人なら、その申請の際に使った証明写真を持っているかも知れませんが、パスポート取得から何年も経っている場合はそんな写真をもっている人の方が圧倒的に少ないはずです。
 仕方がないからと、イランのビザオフィスのようにパスポートの写真をスキャンして使ったところ、「色合いが違う」と文句を言われて差し戻されてしまったというのです。もちろん、画像ソフトで色を変えることも可能ですが、それもなかなか大変です。
 どうしたものかと困っていたところ、「パスポートの写真と同じ服を着て、同じ色のバックで写真を撮ればいい」と言われたというのです。
 しかし、髪型が違っていたり、痩せていたり太っていたり加齢のために顔立ちが微妙に変わっていることもあるでしょう。それは構わないのかなあと、微妙な疑問が湧いてきます。

 証明写真一つにしてもいろいろあるなあと思った一週間だったのでした。

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マグナエをかぶった子供たち。小学生は白で、大人は黒や紺などをかぶることが多い。(ファールス通信より)


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形が分かりにくいが、向かって右の女性がかぶっているのがマグナエ。左の女性のはシャール。(ファールス通信より)

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by sarasayajp | 2012-02-22 03:54 |
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