イランという国で
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重大発表
2012年 02月 16日 |
 閣下の「重大発表」というのが「アメリカとの関係改善だったらすごいですよね〜」「国際社会の英雄になれますね〜」などと多少の期待を込めて冗談を言い合っていたのですが、まあ、ある意味予想通りの結果だったようです。
 中国とロシアがバックについている限り、制裁もアメリカが期待するほどには効果もないでしょうから、こんなものかもしれません。
 アメリカと関係を改善しようがしまいが、イスラエルに取ってはいらだたしい国には違いないと思うのですが、どうするのでしょうか。

 先日、イランの観光ビザについてのお話をしましたが、イランの安全についてのご質問も増えています。治安がそれほど悪くないことは言えますが、「旅行をしても大丈夫でしょうか?」という質問には、どう答えて良いか難しいところです。

 アメリカやイスラエルの攻撃があるかどうかは分かりませんし、今にも戦争になるぞというような緊迫感もそれほど感じないのですが(個人的にはこの意見に近いかも)、イランの通貨リヤール(日常生活ではトマーンという単位の方を使っていますが)の暴落に伴って、物価が上がっているため、何となくぎすぎすした感じが漂っているなあとは感じます。
 もっとも、物価については制裁が厳しくなる前から上がっていたので、純粋に制裁のためだけなのかはよく分からないのですが。

 私がイランに来た頃には闇レートがあり、公定レートは1ドル3千リヤールの固定相場だったのが、闇レートでは4千500リヤールくらいでした。その後、公定レートが変動相場となり闇レートはなくなったのですが、このところの国際情勢に、外貨に対するイランの人々の需要が増えたのか、闇レートが復活したようです。
 フェルドウスィー広場周辺に集まる民間の両替屋は、店先にその日のレートのボードを出しているのですが、最近、政府の指導が入ったとのことで、ボード上では政府の発表する公定のレートを表示しています。もちろん、店内では闇レートで交換している店も多いのですが。
 外貨からリヤールへは両替していても、リヤールから外貨へは、「外貨の持ち合わせがない」と断ることも多いようです。

 オーストラリアやカナダへの移住を目指す人も多いようですし、戦争になるならない以前に、人と資金の流出が問題なのではないかと思わずにいられないのでした。



 そういえば、以前お話しした公共料金の値上げについても、なんだか不思議なことになっています。
 急激な値上げに市民からの抗議が殺到しているというのは昨年の話しですが、今年は、「2〜3ヶ月に一度、大きな金額の請求が来るから騒ぐんだろう?じゃあ、毎月請求するから文句を言わずに払え」ということで、毎月請求書を送ってくることになったようです。基本料金は値上げされたままなのですが。これで本当に苦情が減ったのでしょうか?
 リヤールが暴落しているので、外貨で給料をもらっている外国人には嬉しい状況なのかも知れませんが、リヤールで給料をもらっている身には、毎月この金額を支払うのか?と、気分が萎えるような金額です。不動産価格も、収入に対する家賃の割合を考えると、東京よりもずっと高いはずで、テヘランの人達はいったいどうやって生活しているのかと不思議です。
 正月休み前にはアパートの契約更新もありますし、どのくらい家賃が値上げされるのか、これも頭の痛いところです。
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