イランという国で
sarasaya.exblog.jp
  ブログトップ
イラン-イラク戦
2011年 01月 16日 |
 テヘランは昨夜から雪が降り続け、私が住んでいるあたりでもずいぶんと積もっているようです。交通機関の混乱が予想されることから、昨夜中に学校は休校が決まったとのこと。大学はまだ休校になるとの知らせはありませんが、どうなることやらです。昨日から試験が始まっているのですが、今日は、遠方から通っている学生が大学にたどり着けないのではないかと少々心配です。

b0006449_12394839.jpg

                                                                                                
(写真:Fars通信)


 話は変わって、今、ドーハでサッカーのアジアカップが行われており、イランがグループ予選をいち早く勝ち抜けたとのこと。
 このアジアカップに関連して、ある日本人の方から質問がありました。
「イランはイラクのことを今でも敵だと見なしているんでしょうか?」

 私は調査先への移動中だったために見ることはできなかったのですが、先日行われたグループ予選のイラン-イラク戦は非常に見応えのある良い試合だったとか。私の周囲でも、「良い試合だった。イラクがすばらしく良かった」という評価のようです。

 イランとイラクに間には確かに8年に及ぶ戦争があり、イランは未だに戦死者の数が分からないと言われているほどの人的被害をはじめ、大きな国家的損失を被りました。
 でも、じゃあ、イラン人は反イラクなのかというと、微妙に違うように見えます。
 移動中に立ち寄った食堂でお客をそっちのけでテレビにかじりついていた人たちも、食事中の人たちも試合を楽しんでおり、「イラクをやっつけろ」というかんじではありませんでした。

 戦争で家族を失った人たちも、イラク人を恨むという人はほとんどいませんでした。サッダームとアメリカが悪いのだ、ということで政治の責任であり、イラク人に対してあれこれ言っても仕方がないし、その必要もない。イランとイラクは古い仲だし、サッカーはサッカーとして楽しむし、国内がまだごたごたしている中でこれだけの結果を出しているイラクの代表チームは立派だ。そんな感じです。語弊があるかも知れませんが、イラクに対する一種のシンパシーはあるように見えます。うまく言えないのですが。
 ともかく、何かというと政治を持ち込んでくる一部の国々に比べると、大人なのかも知れないと思ったのでした。

人気blogランキングへ
[PR]
by sarasayajp | 2011-01-16 12:41 | いろいろ |
<< デモ ページトップ 雪 >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Yuzuki Skin by Sun&Moon