イランという国で
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発言
2010年 04月 18日 |
 お久しぶりです。
 ノウルーズ前にあまりに色々なことがあって、ノウルーズ休みの一月ほど、なんとなくぼ〜〜〜〜っとしていました。
 実はその間、一時帰国もしていたのですが、ほぼ引きこもり状態で、日本に持ち帰った作業をしているか寝ているかという毎日でした。天気があまり良くなかったこともあって花見にも出ませんでしたし、なんともぱっとしない春休みでした。

 テヘランに戻ってみると、恒例になっているノウルーズ後の値上げが始まっていました。
 乗り合いタクシーに現金バス、地下鉄といった交通機関はすぐに気がついたのですが、話によると他にも色々と値上げされているものがある模様。

 私がテヘランに戻る直前、大統領閣下が演説で「物価が上がることはない」と断固として語ったそうなのですが、その翌日に地下鉄のチケットが二倍になったのだとか。「彼がなにか言うと必ず逆のことが起こるからやめてほしい」という人もいて、結局、実権も何もない、口だけ番長であることが改めて明らかになってしまっただけのようです。

 閣下は他にも、「現在のベビーブーム世代の老後を支えるため、一組の夫婦が7〜8人の子供を持つべきだ」と演説をなさったのだとか。少子高齢化については日本人ですから、閣下が懸念なさっていることは理解できます。しかし、「今でさえイランの人口は多すぎるのに、これ以上増やしてどうするんだ。今現在だって失業者があふれているのに、将来の失業者のことを考えているのか」という町の人々の声の方が現実を見ているように思われます。
 この閣下のお言葉については後日、閣僚から「あの発言はイランの人口を増やそうという意図で発せられたものではない」と修正が入ったとのこと。

 日本でもイランでも、一国の指導者の発言が軽いというのは困ったものだなあと、しみじみしてしまったこの一ヶ月だったのでした。。

 IRIB(イラン国営放送)内からの情報によると、以前は大統領の発言というのは必ずニュースのトップに置かれたものだけど、最近はニュースの優先順位としてはずいぶんと下がり、ヘッドラインとして読まれないことも出てきているとのこと。いわゆる保守派の牙城であるIRIBでもそういう扱いを受けるようになってきているということは、体制内で何かが起こっているということなのか、それとも発言内容が軽いのでトップニュースにすることもないというだけなのか、少し気になるところなのでした。

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by sarasayajp | 2010-04-18 14:36 | いろいろ |
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