イランという国で
sarasaya.exblog.jp
  ブログトップ
レストランで
2004年 12月 04日 |
 今晩は新たにテヘランへ来た研究留学生を迎えて、長期留学生が集まっての夕食会でした。と言っても四人しかいませんが。今回はもうじき帰国するという語学留学生も一人加わり、計五人で集まりました。
 せっかくだからということで奮発して、伝統的レストランへ。伝統的といっても、働いている人の衣装が伝統的なだけで、料理はごく普通の肉料理ばかりなのですけど。

 何種類かのキャバーブ(肉の串焼き)の盛り合わせとご飯。サラダは取り放題のサラダバー。ハーブのサラダ。パンとチーズ。漬け物(野菜の酢漬け)。それとニンニク入りヨーグルト。
 イランの一人前はとても日本人には食べきれる量ではないので、五人なのですけど四人前でオーダーし、みんなで取り分けることに。

 人気のあるレストランなので、7:30という、イランの夕食にしては早い開店してすぐの時間に行って、そこから食べて話して、お茶とデザートでまた話して。閉店に近い時間帯までねばってしまいました。

 そうしていて分かるのは、イラン人の夕食時間帯が遅いということです。明日は土曜日だというのに、夜の10時くらいに小学生くらいの子供を連れて食事にやってくる家族連れも何組もいました。明日、ちゃんと学校へ行けるのか?と人ごとながら心配になってしまいます。

 それともう一つ、若いカップルや男性グループはやらないのですが、家族連れですと、食べきれなかった肉やご飯を詰めてもらって持ち帰ります。レストランは大抵、こうしたお客のためにプラスチックの使い捨て容器とそれを入れるビニール袋を用意しています。
 これも見ているとおもしろくて、ご飯と肉だけ持って帰る家族と、サラダから漬け物からヨーグルトまで、テーブルの上にあるものを全部持って帰る家族といます。
 これから分かる通り、イラン人にとっても一人前はそう簡単に食べきれる量ではないのです。

 こうして持って帰るのならまだいいのですが、持ち帰ることなく残されたものはどうなるのだろうと嫌な気分になってしまいます。
 食糧自給率が高いとはいえ、食べきれないほどの量を出すことがお客をもてなす美徳、という考え方はそろそろ改めてもいいのではないのでしょうか。
 家庭でのパーティーなら、ホストファミリーが余ったものを翌日も食べればいいわけですから、「お客をもてなす美徳」として沢山の料理を作ってもいいでしょうけど、レストランなどでは持ち帰られなかった分は捨てるしかないのです。
 革命後、餓死をする人はほぼいなくなったと聞いてはいますが、まだまだ、肉などほとんど口に入らないという人たちも多くいる国です。
 久々に日本語を話して過ごした楽しい時間の中、少しだけ暗い気分になってしまったのでした。
[PR]
<< 文化イスラーム指導省はぼろもうけ ページトップ 不思議なメール >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Yuzuki Skin by Sun&Moon