イランという国で
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宿〜その2
2010年 01月 20日 |
 もう一つのびっくりは、カーゼルーンのホテルです。
 以前はカーゼルーンにはホテルはなく、バストイレ共同の安宿しかありませんでした。ところが、今回、我々の予算内でホテルが予約できたということで、一体どんなところなのだろうとわくわくしながらホテルに向かったのでした。
 しかし、カーゼルーンの町で聞いてみても、そのホテルの存在を知る人はまだほとんどいないようで、何となく心配になってきます。
 それでもなんとか到着してみると、カーゼルーンの町外れの、ここから先はビヤーバーン(砂漠・荒れ地)だよ、というような場所です。道路もまだ完成していません。
 ホテルに入ってみると、「もしかしてこれは未完成なのでは?」という雰囲気がこれでもかというくらいに漂っています。
 事実、私たちが宿泊した一角以外はまだ完成していないとのこと。
 というか、私たちの泊まった部屋もまだ完成はしていませんでした。
 一応きれいにはなっているものの、天井からは照明用の配線が下がり、窓ガラスもシールが貼られたまま。私の部屋はアパートメントでキッチン付きになる予定らしいのですが、キッチンになるべき場所はまだがらんとあいたままです。
 ま、安く泊まれたんだからいいのか、と思うことに。

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こんなに大きなホテルがこの町に必要なのか?と思っていたら、イスラーム自由大学の寮としても一部利用する予定もあるとのこと。そういえば、以前、タバスの宿でも半分がこの大学の寮になっていました。


 地方では国内外の観光客を集めようと、新しいホテルを建て、がんばっているようです。テヘランでも新しいホテルがたくさん建てられてはいるのですが、高い料金設定のホテルしかないのはどうなのかなあと。と、旅行関係の知人にこぼしたところ、「某機関が利権を握っていて、小規模な安い宿を建てようにも許可が下りないし、嫌がらせがすごいんだよ。だから、安めの宿は革命前からのものだろう?」とのこと。
 そういえば、安くていいホテルだ、と思った新しいホテルも、あっという間に料金がつり上がってしまいます。もちろんテヘランの物価が他の都市に比べて異常に高いということもあるにしても、どうやら、裏には色々とあるようです。

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燦然と輝くシャープールの像。よくみると、Internation Hotel。いんたーねいしょん?

ホテルの正面看板に間違いはまずいのでは?


 大変なんだなあと思いつつ、でもやっぱりなんとかならないかなあと、とりあえず、調査で回っている各地の聖者廟にお願いしてくるしかないようです。

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 ホテル備え付けのサンダル。シャープールの像が履くのか?と思うくらいのビッグサイズ。
 大は小を兼ねる、ということなのかもしれませんが、あまりに大きいと、歩きにくかったりするのにと、ちょっと思わずにいられないのでした。
 これ以後、大きなサイズのことを「シャープール・サイズ」と呼ぶことにした我々だったのでした。

 シャープール:サーサーン朝の王のシャープール1世。カーゼルーンの近くにある都市遺跡ビーシャープールの主。ビーシャープール近くの洞穴に、身の丈7メートルほどの彼の像がある。
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