イランという国で
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2009年 10月 28日 |
 午後、ふと気がつくと、北の空が黒い雲に覆われています。
「ああ、これは雨になるね」とテヘランの人々はわくわくと北の空に注目です。
 窓の外に目をやっては「雨はまだ?」とそわそわ。

 ざっとお湿り程度ではありましたが降った後には、うっすらと白くなった山々と、すっきりひんやりした空気に、少しほっとしたのでした。

 ここしばらく、様々な事務仕事などで長時間市内をあちこち異動することが多かったため、テヘランの空気の悪さを実感していたということが大きいかもしれません。
 数時間外出して帰宅すると、しばらく横になって休憩しなくてはならないほどのひどい頭痛や気分の悪さに悩むということもあったほどでした。

 空気の浄化のために雨を望むのではなくて(もちろん雨が降ることは必要なのですが)、根本的な大気汚染対策が必要だよなあとテヘラン市内を移動するたびに思わずにいられません。延々と続く交通渋滞、暑いからと窓を開けながらも切ろうとしない暖房、新たな設備投資をしたくないからと賄賂で汚染物質を垂れ流しのままにする工場、どうにかしないと本当に人が住むのに適さない町になってしまうのでは?と心配になってしまいます。実際、冬になると子供や高齢者を中心に大気汚染が原因の死者が増加しているとのこと。

 そういえば、昔読んだ短編小説に大気汚染に対応して進化(?)した都市住民が、田舎に出かけて、大気汚染のない田舎と自分たちの住む場所の違いに衝撃を受ける話があったなあと、ふと思い出したのでした。誰の作品だったかは思い出せないのですが。でも、そこに描かれていた、長い鼻毛というのは嫌だけど、汚染物質や塵芥のための喉のフィルターというのは本当にほしいかも、と思ってしまう今日この頃なのでした。

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