イランという国で
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ゲイメ・ネサール
2009年 09月 10日 |
 昨日の山盛りご飯の写真は、ゲイメ・ネサールという料理の写真です。
 テヘランから西に車で2時間ほど走ったところにある、一時期サファヴィー朝の都が置かれていた(16世紀前半頃のこと)歴史的な町の郷土料理だとのことです。

 普通「ゲイメ」というと、小さな黄色い豆と羊肉の入ったトマト味のシチューですが、これは豆の代わりにアーモンドとピスタチオの細切りが入っています。そして、ゲイメと違い、ご飯の間にシチューを挟み、ご飯の上にもアーモンドとピスタチオの細切りを振りかけてサービスします。一見するとご飯だけが盛られているように見えてびっくりするのですが、ご飯を崩すと中からゲイメ・ネサールが出てくるというもの。

 イランのレストランや食堂では、「チェロウ・キャバーブ(羊の挽肉のキャバーブとご飯)」「ジュージェ・キャバーブ(鶏肉の串焼きとご飯)」「チェロウ・モルグ(鶏肉の煮込みとご飯)」の三種類が基本で、時々、「ホレシュテ・ゲイメ(羊肉のトマトシチューとご飯)」あるいは「ゴルメ・サブズィー(羊肉のハーブシチューとご飯)」「チェロウ・マーヒー(魚のフライトご飯)」「チェロウ・バルグ(薄切り肉の串焼きとご飯)」が見られ、ちょっと高級なレストランになると「上等なチェロウ・キャバーブ」や「上等なチェロウ・バルグ」、「マーヒーチェ(羊すね肉の煮込み)」「シシュリーク(ラムチョップのキャバーブ)」「マーヒーセフィード(カスピ海の白身魚のフライ)」が登場するくらいで、メニューの選択の幅が非常に狭いのが難点です。地方の料理が食べたいと言っても、「それは家庭で食べるものでレストランでわざわざ食べるものではない」と言われる始末です。
 それでも、「土地の料理を食べさせる店を紹介しろ」とごねると、「外国人が行くようなシックな店じゃないよ」と言われながらもその地方の料理を食べさせてくれる店を紹介してもらえることがあります。そうした中でも、このゲイメ・ネサールは比較的ポピュラーらしく、ガズヴィーン市やその近郊のレストラン・食堂の一部では用意されてるようです。

 調査などで二週間も地方を回っていると、「チェロウ・キャバーブ」「ジュージェ・キャバーブ」「チェロウ・モルグ」を昼と夜の二食で回すという状態になることもあります。そうした時、こういう少し変わった料理が食べられるととても嬉しくなってしまうのです。

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違いの分かる女・てん。

「あたしはね、炊きたてのもちもちしたご飯しか食べないの。冷やご飯なんて食べないんだから」

…てんちゃん。いばっているけど、おべんとついてる。


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