イランという国で
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花のナズリー
2009年 04月 24日 |
 昨日の木曜日は調査のために地方へ。
 テヘランよりも強い日差しに少しぐったりとしながらも、資料を片手に写真を撮り、聞き取りをしながら移動を重ねていきます。

 ある墓地で(別に墓地の調査をしているわけではないのですが、調査対象が墓地の一角にあることが多い)、聞きたいことがあったのに誰の姿も見えず困っていると、若い男性がこちらに向かってくるのが見えました。
 濃いひげといい服装といい、バスィージに見えます。しまった、と思いつつも挨拶をされたのでこちらからも挨拶を返すと、何か困っているのかとのこと。ごく丁寧に対応してくれたその男性を見送りながら、外見だけでバスィージか?と身構えてしまって悪かったなと反省です。

 それからも写真を撮りながら墓地内をうろうろしていると、先ほどの男性がやってきます。どうやら、先ほど次の村への道を尋ねた際の道順に注意を加えたかったようです。
 そして、「これをどうぞ」と薔薇を差し出します。彼の父親の墓に植えてある薔薇だとのこと。「花のナズリーですね」と運転手を務めてくれていた知人とありがたくいただいて、次の村へと向かったのでした。
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 ゴレ・モハンマディーと呼ばれるこの薔薇は、栽培が容易で香りが強いので薔薇水の原料にも使われているものです。
 調査の間にすっかり乾いてドライフラワー状態になってしまった花でしたが、香りはしばらく残り、外から戻ってきて車に乗るたびにその香りで出迎えてくれたのでした。

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